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2012年06月11日
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 6月6日、大島優子のトップ返り咲きという形で幕を下ろした第4回AKB48選抜総選挙。過去最大の投票総数を記録する中、各メディアも大々的に当日の模様を報じたが、現場の取材記者からはこんな声も聞こえてきた。

「実は昨年よりも集まった報道陣の数が少なく、取材スペースに余裕があったんです。関係者の招待席にも空席は目立ちました。前田敦子と大島のトップ争いに注目が集まった昨年よりも、メディア的な見所が少なかったからなのか、それとも総選挙の盛り上がりは昨年がピークだったのか。テレビ報道の盛り上がりとは裏腹に、取材現場で異変が起きていたのは事実です」(芸能担当記者)

 総選挙の投票用シリアルカードが入った最新シングル「真夏のSounds good!」は初動売上160万枚超というAKB48の歴代トップセールスを記録。依然として絶好調に見えるAKB48の「パッケージ商法」だが、運営会社AKSの危機感は相当なものがあるという。

「このところシングルの初動の動きが鈍っていて、前の2枚『上からマリコ』『GIVE ME FIVE!』は初日売り上げが100万枚を下回りました。『真夏のSounds good!』は前田敦子の脱退前最後という話題性と、投票券のおかげで大きく伸びたものの、レコード会社と運営は今回伸びた分の反動を警戒していますね。総選挙の会場では、複数のメンバーが『CDを何百枚も買ってくれて……』とホンネ丸出しの発言をしていましたが、若年層ファンが増えている中で、一部ファンによる大量買いは、これ以上期待できません。今後はコンサートを増やすことで、収益の安定を図っていく方針のようです」(レコード会社関係者)

 今回の総選挙で躍進したSKE48の所属レコード会社はエイベックス。同社はコンサート事業に力を入れていることから、以前より囁かれてきた「AKB48本体のキングレコードからエイベックスへの移籍」説を改めて取り沙汰する向きもある。

「キングレコードとは、収益の大半がAKSに還流する破格の契約を結んでいますから、ここに及んでエイベックスに移籍するとは考えにくい。しかし仮にAKB48のCD売り上げが激減するようなことがあれば、コンサートやグッズ販売での収益向上を目指し、興行に強いエイベックスに移籍することは十分にありえます」(マネジメント関係者)

 前出のレコード会社関係者は、AKB48グループが海外進出を望んでいることも、エイベックス入りを後押しすると予測する。浜崎あゆみなど所属歌手のアジア公演を成功させてきた同社のノウハウを、AKSは欲しているとの見立てだ。いずれにしても、“宴のあと”のAKB48にはなんらかの施策が必要であるようだ。





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最終更新日  2012年06月11日 06時59分50秒



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