銀座カンティーユ・ジュエリーのつぶやき

世界を青くシリーズの真打登場で～す

ジェレメジェバイト（エレメーエファイト）～Jeremejevite～

パライバより、アウイナイトより、ベニトアイトより珍しい、超レアストーンです。

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綺麗なブルーでしょう？この美しさを表現するのに「天上の青」に例えてみました。

「天上の青（heavenly Blue)」というのは西洋朝顔の一種で、

それはそれは綺麗な青一色の朝顔です。

ねっ、イメージぴったりでしょう？

言葉の響きの美しさもあって、好評なんですよ～

ジェレメジェ何とかって、聞いたこと無いですか？

実は私も2年前まで知りませんでした。

この石は、ホウ酸塩の単独結晶で、宝石としての商業採掘はされていません。

それほど採掘量が少ない、綺麗な結晶になることが稀な石で、

「宝石のブログ」のはらさんのリクエストで取り寄せたのが始まりです。

これは2年前に初めてカンティーユに来たジェレメジェバイトたちです。

フランス人のバイヤーが持っていた6ピースをすべて買い占めたのですが、

他の業者ももって居なくて探しているということで、3ピース買い戻されて

この子達は全部お嫁入り。

その後も1ピース、2ピースとたまに入荷してルースで販売していましたが

最後の1ピースをこのリングに仕立てたのでした。

結晶の性質上なのか、この色は特にデザインに困り物な細長いカットが多くて

デザイナーにリングを作ると言われたときは「どうするのかな～」と

心配したのですが、杞憂でしたね。

これこれ！結構イメージが変わるでしょう？

元のデザインは、このアールデコのシャープなラインを活かしたクロスリング。

2.7ミリのプリンセスカットダイヤを7ピース、レール留めしたリングでした。

側面にメレダイヤと手彫りをプラスして、いっそう技巧的になりました。

今カンティーユでは、しばらく作っていなかった作品を掘り起こして、

技術の進歩や時代に合わせて、進化・復刻させています。

次はエドワーディアンの王妃「アレクサンドラ」の復刻リングをご紹介しますね。

カンティーユの進化と挑戦にご期待ください。