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テーマ:最近観た映画。(38855)
カテゴリ:映画
いやー、もうノリノリですね。映画館がガラガラなのをいいことに、一緒に歌ってしまった。音楽がいいのはもちろんなんですが、レイ・チャールズ役のジェイミー・フォックスの演技がいい。気づいたら、本物が出ているつもりになって観ていました。こりゃー、アカデミー賞もとるわな。。。
予想外だったのは、結構重い映画でした。音楽はノリノリなのにね。レイ・チャールズといえば大御所でチャリティ活動のイメージが強かったのですが、そうなる前があったのですね。壮絶な人生です。前半生というんでしょうか。 目の前で弟が死んでいくのを見つめるなんて、酷すぎる。そのときは幼くて意味が分からなくても、後々どれだけ苦しむか、私の想像可能域を超えてます。 彼は7歳で視力を失い、15歳にして天涯孤独になったのですね。財産もなく、あるのは音楽の才能だけ。でも普段は明るいので、そういう悲惨さはあまり前面に出てこない。けど、見終わった後、ズーーンと重いものが心にありました。 それに、長かったしね! しかし、ドラッグに溺れようと、やはり彼はあの母の息子なんだと思いました。それは、ジョージア州で公演を取りやめたときです。金銭的な損害を考えたら、普通はあそこでやめられないと思う。後でチャリティ活動に力を入れるレイの片鱗がそこに出ていると思いました。 ところで、ドラッグ克服後は、浮気も止まったのでしょうか。私はそれが気がかりでした。まじめなビーちゃんが、すっかり芸人の妻状態になってるんだもん。 私の大好きな曲は、ほとんどABCに移ってからのものでした。。つまり「大衆化」後ですな・・(^_^: 大衆でわるかったねー。 それにしても、彼の曲って、実体験がそのまんま歌になってるわけね。どうりで説得力があるはずです。 Hit The Road Jackなんて、大好きな曲だし、歌いやすいので(特にノーモーノーモーっていうとこ)曲に合わせてガンガン歌ったものですが、まさか、ああいう状況でうみだされたものだったとは・・・。そしてあの女声は、レイの愛人だったわけね。どうりで迫力あるはずです。 それにしても、まさか自分が生まれる前に作曲されていたとは。最近はしばらくレイ・チャールズから遠ざかっていたけど、やっぱりいいです。時代を超えてます。 話が脱線しますが、レイは1930年頃に生まれていると思うのだけど、その頃ってまだあんなに人種差別が激しかったの??しかも裸足で走り回ってるし。かなりショックでした。 アメリカさん、、、よその国に民主主義だの自由だのって言ってる場合じゃないんじゃ? あーでも、日本でもこの時代はまだ女性に参政権がなかったかもしれない。ここ数十年でずいぶん世の中変わったんだあ。 <明日の日記に続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.14 23:18:22
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