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CAPTAINの航海日記

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CAPTAINの航海日記

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2011.08.31 楽天プロフィール Add to Google XML

大学について考えてみた その3
[ 企画モノ ]    

一昨日と昨日の日記を受けての第三弾は、福島県内における大学の現状を、もう少し掘り下げてみたいと思います。
まずは、表8をご覧ください。

福島県学生資料1.jpg

昨年度の福島県統計年鑑より抽出した(そのため、県人口及び学生人口が、昨日までの日記で使用した政府統計と微妙に一致しません)福島県内に所在する各大学の学生数を掲載してみたのですが、意外なことに、学生数が一番多い学校は、郡山市に所在する日本大学工学部だったりします。次いで、福島大学、いわき明星大学、福島県立医科大学、会津大学、奥羽大学の順となります。
短期大学など系列の学校を有する東日本国際大学、郡山女子大学、福島学院大学は、学生数が伸び悩みの感があります。学校法人の方針として、大学教育にはあまり力を入れていないのかもしれません。参考までに福島県内に所在する短期大学の学生数も掲載したので、見比べてください。
表9にて市町村別の状況をまとめました。福島市と郡山市がほぼ互角の情勢となっています。次いでいわき市、会津若松市と続きますが、この4市以外には大学が全くありません。人口あたりの学生数が多い都道府県の特徴のひとつには大都市以外の自治体にも大学がそれなりに設置されていることを一昨日の日記で書きましたが、福島県はその原則からは外れていると言わざるを得ません。
当然、地方振興局の管轄区域別に統計をとってみても、県南、相双など、一定数の人口を有する地域が学生数0という結果に終わっています(表10参照)。矢吹町に所在する農業総合センター農業短期大学校を大学に改組したらいいのではないかと以前こちらの日記に書いたのですが、福島県内の農業振興以外にも、県南地区の学生空白地域解消という点で、メリットがあると思います。
ところで、学生数で拮抗している福島市と郡山市ではありますが、文教都市というイメージでは、福島市の方が郡山市を凌駕していると多くの県民は感じていると思います。商工業が発達し「経済県都」と形容される郡山市に対抗して付せられたイメージという側面は否定できないでしょうが、「福島市=文教都市」のイメージには、他にもデータから読み取れる根拠があります。

福島県学生資料2.jpg

上の表11及び表12をご覧ください。
表8で示した各大学及び短期大学の学生数を男女別に再掲し、更に各市ごとに集計してみたのですが、福島市に所在する大学が総じて女性割合が高く市全体でも全国平均を上回っているのに対し、郡山市は男性の比率が圧倒的に高いのが見てとれます。「福島市=文教都市」のイメージは、男女比のバランスの良さという点では、妥当な評価だと思います。
なお、表11では短期大学の男女比も掲載してみたのですが、大学とは逆に福島県内の女性割合は全国平均を上回っており、恐らくは大学進学を断念した層が短期大学に一定数流れているものと推察されます。
先ほど短期大学などを有する学校法人は大学教育に力を入れていないのではないかと書きましたが、その意味でもう少し頑張って欲しいなと思うのが、郡山女子大学です。この大学は家政学部のみの単科大学なのですが、短期大学部に目を転じると、家政科、保育科、生活芸術科、音楽科、文化学科の5学科を有します。これらの学科のいくつかを4年制大学へと改組すれば、男女比の問題は多少改善できるのではないかと思うのです。特に要望したいのは音楽科。音楽学部に改組すればそれこそ「楽都」を標榜する郡山市に相応しいのではないでしょうか。ちなみに、首都圏以北の大学で音楽学部を有するのは、札幌大谷大学のみです。その意味では福島県はニッチ市場に位置しているのではないかと思うのですが… また、専攻科を有する文化学科も、改組すれば面白そうな学科だと思います。
最後になりましたが、表13として、福島県内における男女別の大学進学率を集計してみました。福島県内における男女比のいびつさが男女別の進学率に影響しているのかなと思って調べてみたのですが、結果は男女ともに仲良く全国平均を10ポイント以上下回る結果に… ただし、進学者数と表11の学生数とを見比べてみると、男子も女子も、進学者数×4>学生数なんですよね。特に女子の学生数は進学者数の1.5倍しかいない訳で、この状況では大学進学と同時に県外脱出を企てる若者が続出するのも無理はないだろうな… と思います。
郡山女子大学の拡充だけでは全然足りません。県内の女子を多く収容できるような大学の設立を、期待してやみません。


Last updated  2011.08.31 22:35:09
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Re:大学について考えてみた その3(08/31)   elbe14さん

大変な労作を提供いただきありがとうございます。わが県でありながら、事情に疎い人たちがいかに多いことか、口角泡を飛ばして論ずるだけに長けた人たちがこの県は多いのですが、このような数字は現実を物語り、また力強い指針となりえます。
いわゆる福島丸のコンパス、また速度計のようなものです。知事さんや議長さんは船長、航海長にあたるわけですが、どこに行っていいか、あるいは船がどこにあるかもわからないのが現状なのでしょうね。

数字を見て,少し辛口批評をしてみたいと思います。
福島市ははっきり申しあげて、県庁で飯を食っている街です。また郡山市,いわき市、会津は産業で飯を食っています。大学の許認可が県にある以上、みごとに私大と官立大学のバランスをとったつもりなのでしょう。福島市は公立を、他の都市は私大を(会津除く)というレイアウトを意識的にやったのだと思われます。まさに県庁所在地偏重の形が現れています。勘ですが、福大の学生さんは自宅から通学できる方は他の公立大学(旧二期大)に比べて少ないのではないでしょうか?
いわき、会津の福大に行かれた方がそうおっしゃったことを聞いています。

工学部出身者として、♂ばかりの学校ではいまいち向学心も燃えず、やはり同数程度の♀はほしいところです(ちょっとH顔)
もしわたしが施政者なら、大学誘致はさておいて街の環境を整えることから着手します。いくら雌鳥を巣に誘っても、巣が汚くては雌は他にいってしまいます。まず入れ物を正せということです。
雌鳥の来ない巣の持ち主の雄は哀れなもんです。県からおこぼれをもらって生きているのですね。
このような道理を知らない施政者ではどうにもなりません。この続きは本筋でありませんので、拙ブログでとりあげましょう。長文失礼しました。(2011.09.01 05:50:37)

Re[1]:大学について考えてみた その3(08/31)   CAPTAINさん


Re:大学について考えてみた その3(08/31)   K市民さん


Re[1]:大学について考えてみた その3(08/31)   CAPTAINさん


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