カテゴリ:手品
自分の手品の流派は一体何を大切にしているのか?答えるのにいつも苦労していた。 「私のところの流派では技法とかそういうものを二の次に考えているんです。だからどれくらい難しいことが出来るとかそういう次元では考えてないんですよ」と、こんな風に答えると・・・ 「じゃあ何を大切にしているの?」ということになる。今まで私は「マジック哲学です」と、間違ってはいないけどそんなもの知らない人にとっては的を射なかった答えしかできずに「それはどんなものですか?」という質問の連鎖を生むことに鳴ってしまっていた。そろそろうまい答え方を考えておくべきかもしれない。 ということで、頭を巡らせてみた。まずそうだな・・・技法に重きを置くとはどういうことか?つまり、技法を重視した手品の構成にはどのような哲学があるのか?そんなことを考えてみた。 「こんなに難しい技法を近くで見られても全然バレない俺ってすごくね?」 ひどくざっくりしたまとめ方かもしれないけどこんな感じじゃないか?※技法を大切にする手品師をディスってるわけではありません。 うむ、まあこんな感じじゃないでしょうか?確かにとても難しい技法をいともたやすく出来ている姿は凄いものがあるかもしれませんね、ただ、この考え方だと 「この技法を使うためにこの手品をやるんだ」とか手品を見せることが本分なのにまるで逆を規則にしてしまってるように思います。 うん、まあいいや、今回の記事はそんなこと考える記事じゃなかった(笑) まあ私の記事では本分を外すことがよくありますからね~・・・ と、まああまり脱線しないうちに本題ですが技法にこだわるとはどういうことか?言い換えが出来るんじゃないか? 「あ!そうだ!」 とても簡単な言い方を発見しました。それは「やり方」です。そう、やり方にこだわることこそ技法重視者の哲学なんじゃないか、という結論に至りました。 ここまでくれば結論は簡単に導き出せそうです。私の流派は「見せ方」に重きを置いているんだ。ということです。見せ方とはそう、演出法のことです。そして演出法にこだわった手品の構成を考えていくことにより、手品だけではなく様々な分野と関わりを持つことが出来るのではないか?私はそう考えています。 以上、答えが見つかりましたので・・・とは言っても現時点での答えなので変わることもあるかとは思いますが、今回の記事はこんな感じでした。
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Last updated
2016/05/17 10:59:00 PM
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