|
カテゴリ:カテゴリ未分類
CAROLが来ると笑いあり、CAROLが来ると楽しいぞ~CAROLが来ると福がくる! 関西初!CAROLはワンちゃんの写真館 最近デパートの大食堂がほとんど無くなったとの事。我世代には寂しさが募るばかりで ある。家族で買い物をした後は必ず七階の大食堂へ食事に行ったもので、私は決まって お子様ランチとクリームソーダを頼む。まさに年に二~三回心がウキウキする一瞬であ る。今から考えれば粗末な物の簡単な組み合わせだが一度にこれだけの種類の物が食 べられるのはお子様ランチだけである。我が家での一菜一汁の献立からは夢のような代 物で、寡黙なオヤジもこの時ばかりはやけに多弁になるのだ。ウェイトレスの紺の制服に 白いエプロン姿がやけに清潔に見え、機敏に動き回っている。お子様ランチのライスの上 には必ずアメリカの星条旗が刺してあった。訳は解らないし、何も疑問ももたなかった。し ばらくして、突如日の丸に変わったが別に不思議な事だとも考えなかった。どういう経緯が あったかは知らないが胃袋に入る幼い私にとってはどちらでもいい事である。皆、喋らず 黙々と前のご馳走を食べている。親父は決まって中華そばに親子丼である。母も何故か 中華そば、姉はオムライスとほとんど毎回メニューは決まっている。祖母が来ていたらお そらく"まむし"を頼むだろう。まむしと言ってもあのマムシではない。うなぎをまぶしている いわばうな重の事である。大食堂ののいいところは何でも好きな物が注文でき食べられ た事に尽きる。昨今、個人の嗜好も変わり浅く広くよりも専門店の方が人気が有るのも仕 方がない。確かに大食堂全盛の頃は順番を待たされたものでそれだけ皆が大食堂には 魅力が有ったのは確かである。クリームソーダの強烈なグリーンの色に舌を染めながらク リームとソーダーのいわばどう考えてもミスマッチングの飲み物を美味しいと飲んでいた。 そしてお土産を買って帰る。何故か今問題の不二家のシュークリーム、ミルキーを買うの だ。ささやかな庶民の休日の楽しみ方で誰もそれ以上のことは高望みしなかったものであ る。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.28 05:15:10
コメント(0) | コメントを書く |