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CAROLが来ると笑いあり、CAROLが来ると楽しいぞ~CAROLが来ると福がくる! 関西初!CAROLはワンちゃんの写真館 昔、住んでいた近くを仕事帰りに車で通ると「あっ・・まだパン屋さんがある」と嬉しさと 同時にやたらと懐かしい想い出がよみがえって来たのだ。随分と昔のことである。それは 日曜日の早朝になると友達の馬のえーちゃんと近くの中小のパン工場にカラの大きな紙 袋を持ち自転車をぶっ飛ばす。目当てはパンのみみである。その工場は平日は食パンだ が日曜日に限って特別なパンケーキも作る。イチゴジャムをカステラの様な生地で包みそ れをパンでさらに包む。仕上げの時にその左右のみみが多量に出るのだ。味は出来たて のせいもあるが甘く、口の中でとろけそうな感があり、特にイチゴジャムの甘さは幼い私を 虜にしてしまった。我々はそのみみを食べたいが為にパン工場に走るのである。60セン チ×30センチのトレーには焼きたての柔らかいパンのみみが大盛りに積んである。トレー の数は5~6ヶはあったような気がするがその大盛りが10円で分けてもらえたのだ。カラ の紙袋が満杯になりそのみみを囓りながら馬のえーちゃんとこの上ない笑顔で高級な味 を味わっていた。母親はこの行為をあまり好まなかった様で、近所の手前もあるのだろう がそんなことは私には全く関係のないことである。ただ馬のえーちゃんは両親の至上命令 で必ず手に入れなければ可哀想に親の罵声を浴び、へたをすると鉄拳を食らう事になる のだ。えーちゃんの笑顔の中には今から思うと複雑な意味があったようでそれを考えると 今更に胸が痛む。ちなみに文句を言いつつ、おいしい、おいしいと人一倍食べていたのは 誰あろう我が母親であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.18 07:24:28
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