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CAROLが来ると笑いあり、CAROLが来ると楽しいぞ~CAROLが来ると福がくる! 関西初!CAROLはワンちゃんの写真館 すべての写真の著作権はCAROLにあります。個人で楽しむ以外は無断使用を禁じます 今年の暑さはなぜか体に堪える。夏バテか・・・あまりにも冷たく、あっさりした物の食べ 過ぎなのだろう。お茶漬けも冷たいご飯に、冷たいお茶をかけ、食べるのがこれまたうま い。おかずは胡瓜の浅漬けのみ。これでは体に良くないしスタミナはつかない事はわかっ てはいるが止められないのだ。ところで最近、小麦粉の高騰でパンなどが上がりめっきり 米飯が多くなった。日本人にはお米の良さを改めて知る良い機会かもしれない。我が家で も昔はほとんど米飯であった。朝は卵かけかお茶漬けに胡瓜の古漬だ。このお米、我が 家では実に多様な使われ方をしていたもので、米粒は指で潰し、糊の替わりに紙や封筒 の接着として使っていた。なぜかフエキ糊がなかったのである。フエキ糊という存在を微か に知ったのは幼稚園の頃で入園早々鯉のぼりを作るときだった。もちろん各園児のお母 さんも来ていた。その時に初めてチューブに入ったフエキ糊を見た。チューブから出た綺 麗でトロッとした糊は新鮮で衝撃であった。母は用事があると言って、我が家自家製のご 飯粒糊を持たしてくれた。母が朝に自分の指で潰した米粒である。濡れた布に包まれた 特製糊は幼心にも恥ずかしかった。母の用事は内職で来られないのである。少し母を恨 んだ記憶がある。他の園児のお母さんはやたらと優しく綺麗に見えた事を今でも思い出 す。園児一人で鯉のぼりなど出来るはずがない。思うように出来ない焦りと恥ずかしさで 涙が出てきた。見るに見かねた隣のお母さんが私の鯉のぼりをハサミで切ってもらった。 フエキ糊も貸してもらった。嬉しかった。指でなめらかに滑るフエキ糊を初めて使ったの だ。あまりの嬉しさか鯉のぼりの口と尾びれまで貼ってしまうという大失敗を犯してしまう。 これでは鯉のぼりの体をなさない。その時のセピア色の集合写真に、勢いよく泳いでいる 鯉のぼりの中で、なぜか一匹だけ情けなくたれ下がっているのは紛れもなく私によって口 をふさがれた鯉のぼりであった。
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