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　森永乳業は２８日、乳製品の過剰な生産能力を削減するため、１０月末で生産子会社の清水乳業（静岡市）の操業を停止し、来年３月末に同社を解散すると発表した。

　同社の従業員７４人は、森永乳業のグループ企業などに配転する。

　清水乳業は１９６４年に設立。牛乳やヨーグルトなどの乳製品を生産しており、２０１１年度の生産実績は４万６５００キロ・リットル。同じく生産子会社の森永北陸乳業の福井工場（福井市）も９月末で牛乳の生産を中止し、ビフィズス菌関連製品の生産拠点に改組する。

　森永乳業は、少子化による需要減少に対応して、生産拠点の統廃合を進めている。１１年には粉ミルクなどを生産していた福島県の工場を閉鎖したほか、３月に乳製品を製造している東京都内の工場を閉鎖する。