カテゴリ:音楽
METライブビューイング、今シーズン最後の「チェネレントラ」を観ました。 今回の目玉は、タイトルロールを歌うエリーナ・ガランチャ。CDでしか聴いたことがないので、期待がふくらみます。 さてそのガランチャ、果たして素晴らしいものでした。 王子役のローレンス・ブラウンリーは、新国の「セビリヤ」でバルチェッローナと共演した黒人テノール。ドレスデンでも彼の「チェネレントラ」を観た記憶があります。 ドン・マニフィコ役のアレッサンドロ・コルベッリは芸達者。ダンディーニ役のシモーネ・アルベルギーニも悪くなかったですし、アリドーロ役のジョン・レリエに至ってはバッソ・プロフォンドかと見まがう?迫力。若くてなかなかウヴィジュアルもいいのはいいのですが、アリドーロ役かと言われるとちょっと・・・ そう、全体に不満があるとすれば、(ガランチャを除いて)ヴィジュアルなのです。美しいかどうかというより、身長とか年齢とかが役柄とちぐはぐなのが気になってしまう。ライブビューイングの宿命ですね。 マウリツィオ・ベニーニの指揮は闊達で流麗、ブルーを基調にしたチェーザレ・リエーヴィの演出も(ちょっと地味ですが)おしゃれ。楽しめるプロダクションではありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 5, 2009 08:19:12 AM
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