努力が天才を超える!?
前ヱスビー食品監督の中村氏がよく使っていた言葉に、「天才は有限、努力は無限」というのがある。才能だけで臨んだ試合の出来には限界があり、努力を重ねて臨む試合の出来は、無限の可能性がある、というような意味だと思うが、実に、凡人の人には有り難い言葉だ。最近、長男の携帯の待受け画面にもこの言葉が表示されている。最近放映された「アイシールド21」でも、ヒルマがセナやモンタ、はぁはぁ3兄弟に言った中村氏と同様な内容の言葉に、自分の凡人レベルの体格を自覚し、それでも負けたくないという意志表示をした結果であろう。父親としては、うれしい出来事である。本来アスリート系の自分が、これまで20年近く、自分の苦手エリア(頭脳労働系)で戦ってこれたのも、その本質には、このような言葉を自分に言い聞かせてきたからなのかもしれない。とはいっても、だれでもそれなりに努力はするものなので、最初から素質があるにこしたことはなくまた結果もやはり素質に比例するケースが圧倒的に多い、という不条理さをつくづく思う今日この頃である。