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2007.01.16
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カテゴリ:シンガポール生活
シンガポールのお通夜・葬儀(中華系)について。

シンガポールには様々な民族、宗教の人々が住んでおり、冠婚葬祭のマナーも様々。
こちらに住む人なら、中華系の通夜&お葬式を一度は見かけた事がある人も沢山いると思う。

今回、親しくしているシンガポーリアン(中華系)のご尊父のお通夜に行った。
後に紹介する写真は、以前に「何だかよく分からないけど、何かの宗教イベント?」と思って撮影した物で、今回の通夜とは無関係です。

*******

通夜、及び葬儀は日本にあるような葬祭会館ではなくHDBの下や、空き地にテントを張り行われる。
テント内部の正面奥に故人の写真と棺が安置されており、祭壇が設けられる。
その祭壇前にホッカーにある様な丸テーブルが30脚ほど置かれる。  

私達がお線香をあげに行った時は午前中だったのでひっそりとしていたが、夜になると賑やかに麻雀、トランプ、酒盛りなどが行われる。
中華系の葬式は、音楽をかけたりしてとにかく「賑やかに」するらしい。
喪主は白っぽい目の粗い麻布で出来た服を着て(ドンゴロス袋の様な麻布で出来た服で【粗麻服】とよばれるもの)皆を接待しているそうだが、最近で略式で「小さな麻布」の切れ端を腕章の様につける事も多い。
今回はこの「略式」だった。
麻布にはシンプルな格子のような模様が無造作に刺繍してあり、続柄によって色が違う。
この小さな麻布を型につければ、その色で「その人が故人にとってどの様な間柄だった」が一目で分かるようになっている。

お香典は香典袋などにはいれず、お金をそのまま手渡し(剥き出し)で喪主に渡すのが一般的。
金額は「奇数」の額を入れて渡すとされているが、最近ではそうでもないらしい。
知り合いのシンガポーリアンに作法を聞いてみたところ、故人が「友人の親」だったりすると、だいたい$20が相場だそうだ。
シンガポールの中華系の通夜・葬儀は一般的に約一週間続き、この間昼夜を問わず多くの人たちが葬儀場に集まり飲み食い、麻雀などを楽しみ賑やかに過ごす。
この様な光景を初めてみた日本人はお盆祭りの宴会か、お葬式か区別がつかないと思う。
実際私も何度か「何だかわからず写真まで撮ってしまった事」がある。(お葬式か宗教的イベントか何かかな?とは薄々思ったけれど)

葬儀では、会場に小さな橋を作ってそこを参列者がぐるぐると大きな輪になって何度も渡りながら祭壇にお参りをするそうだ。(以前私が観た光景はまさにこれだった。)
さて、一週間に及ぶ通夜・葬式が終わり、いよいよ棺を車にのせ野辺送りの葬列が出発する。
参列者の服装は、暗い色(黒か紺、グレーなど)もしくは白が好ましいとされ、明るい色、特に赤は避ける(赤はおめでたい色なので)。
しかし写真を見ればおわかり頂けるかと思うが、以前私が見た時は皆「至って普通の格好」だった。
どうも無頓着な人達も多いようだ。
葬列は故人の名前の書かれた花輪を先頭に、楽団、お坊さん、霊柩車、ハリボテで作られたベンツの高級車、家の模型、会葬者と続く。
このハリボテで出来た高級車、家は死者があの世で生活に困らないように供えられたものだそうだ。
最近では、紙で出来たパソコンなどもあるらしい。
また、音楽は20人以上の制服を着た楽団員により演奏され、曲は最近の流行している歌も演奏され賑やかに行進する。
(アメリカ・ニューオリリンズのアフリカ系アメリカ人の葬列で見られるデキシーランド ジャズと同じ)                                                                                  
葬儀や野辺送りの際に賑やかにするのは、悪霊を音楽で追い払うためだそうだ。
ちなみに、 シンガポールでは日本の建築内装でよく使用されている「粗い麻布系統の壁材」を貼るのを極端に嫌うのは葬儀に喪主が着る「粗麻服」と同じ材質だからなんだとか。

****
お焼香の後、親族の方から赤い糸とキャンディーをもらった。
通夜の時にこの赤い糸を指にくるくると巻き、会場を出て帰り道で捨ててくれと言われた。
日本で言う「御清めの塩」の様なものらしい。
キャンディーは、「幸運」を呼び寄せる為に食べるのだとか。


以下の写真は以前見かけたもの。
今にして思えば、多分お葬式だったのではないか・・・と思う。

チャイナタウンにて撮影。(中国の時代装束に人達)何の為にこんな格好かは不明。
Funeral1

とにかく、祭壇もメチャクチャ派手。
Funeral2

こちらもお葬式。(たしか、パヤレバ近辺だったか・・・?)
Funeral3
写真にはないけれど、この大きな祭壇の手前に橋があって、参列者は列になて橋を渡りながら祭壇に御参りし、大きな輪になってぐるぐると廻って何度もお参りを繰り返してた。

紙で模した家。沢山おいてあった。(日本の花輪の様な物?)
Funeral4_ph

紙の馬に乗った紙のえんま大王
enma



故人のご冥福を御祈り申し上げます。
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最終更新日  2007.01.16 12:55:57
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