ナカムラ日記

『スーパーローカルヒーロー』完成試写会に招かれた。
尾道に信恵さんという名字のおじさんが居て、早くからEGO-WRAPPIN'さんを呼んで洋蘭センターというスペースで沢山の手作りライブイベントをやっていた。
俺もカリフラワーズからお世話になったし、現在は震災の東北支援活動を中心にやってらっしゃる。
レコーディング中にも関わらず会場に駆け付けたというオーサカモノレールの中田さんの言葉を借りれば、こういう方は僕らのようなインディーズ・ミュージシャンにとっては神様のような存在で、本当は名だたるミュージシャンがいらっしゃる中、自分のインタビューが使われててびっくり!?
しかもなんかやさぐれた感じのパンチ担当だ。
あー本当は画面には映っていないがアントニオとエスパーがインタビューの最中にも関わらず隣で寝てしまっていて、あんな頬杖ついたり不遜な感じになってしまった。
でも田中監督的にはオイシカッタのだろうし、いっか。
この映画のタイトル、既存のヒーロー像へのアンチテーゼを含め、本物のヒーローは怪獣倒すカッコいい感じなどではなく、信念を持って日々を大事に生きる人なのだというのには大変共感した。
俺も子供の頃、怪獣や怪人に同情していたし、ショッカーの戦闘員が蹴られたあとどうなってるかを追ってたし…
本物の人物！ザ・マン!とはボロボロの底の剥げた靴を履いているもなのだ。
音楽やっている人間を輝かせているのはこういう本物のヒーローだ。
ライブ・イベント開始。
モアリズムはトップバッターだし、賑やかしでパッとやりました。
勿論、若干巻きで。
二階堂和美さんとガンジーさん、は絶妙のコンビネーション。
二階堂さんの心の美しさにガンジーさんのほろ苦いベースの音がよく溶け込む。
素晴らしい！
沖縄から駆け付けた青柳拓次さんはオーディエンス参加型のあったかいライブ。
トリのエゴラッピンさんは中納さんと森さんお二人で、これまた素晴らしいコンビネーション。
ブラボー！
18年の重みですね。
モリさんのナショナルギターにトレモロが気持ち良かった。
本当に手作りなイベントでスタッフの方々、特にアテンドしていただいたノカさんにはお世話になりました。
打ち上げでは、この映画の音楽を担当された青柳さんと映画音楽談義や沖縄情報聞いたり、ガンジーさんと二階堂さんの話で盛り上がったり、EGO-WRAPPIN'さんにはドラマの主題歌にもなる新作を頂いた。
そしたら！
なんとｍｏｎｏ！
やっぱりｍｏｎｏ！
テレビでもｍｏｎｏ！
来てるな～ｍｏｎｏ！
森さんとガッチリ握手した。
とにかく皆さんあったかい方ばかりで信恵さんの人柄に、とるものもとりあえず、集まったのだなぁ。
この映画が出来るだけ広く上映されることを祈っております。
皆さん、お疲れ様でした。

《今日の教訓》
信恵さん、本当に美しいおじさんだ。