amazon.comから税務申告要請のメール
本業のほうが,基幹システム総入れ替えのため忙しすぎたせいで日記を放置していました。その間に対処しなければならない事態が生じましたが,何とか乗り切りました。何かというと,amazon.comから,税務申告に関するメールが来て,管理ページにある入力フォームから,税務内容を入力しなさいという指示です。輸出用のamazon.comアカウントの取得と海外口座の開設までは自力でできましたが,米国の税務申告についてはまったく分からないので困り果てました。1カ月以内に数ページにわたる入力フォームに英語でタイプして送信しないとアカウントを制限するという強制的なものです。本業で時間が無いこともあり,実務をサポートしてくださる方を探しました。そうしたところ,土屋明衣さんという方が,フェニックスデールという会社でamazon輸出関連の英語サポートをしておられることを知り,さっそく連絡をとったところ,スカイプでアドバイスしていただくことになりました。スカイプの機能である画面共有をしながら,こちらのPC画面を見ていただき,的確にアドバイスしていただきました。米国の税務申告書である1099K,W-88Ben,その他,何を尋ねられているのか分からない質問に関してその場で援助を受けながら入力し,電子署名をしてすべてが完了しました。サービスは有料ですが,これだけ専門的な米国の税務をサポートしていただけるなら安いと思いますし,時間の節約になります。私の場合,その時点の売り上げでは,本格的な申告が必要ないことを知らせる内容で済みました。売り上げ金額はamazon.comも正確にモニターしていますが,本人が自己申告する必要があるようです。その時,分かったことですが,1年で2万ドル以上の売り上げがある場合,本格的な税務申告が必要になり,その際もサポートしてくださるそうです。2万ドルというと,約160万円ですが,今のところどうなるかは分かりません。その少し前で出品停止するかもしれませんし,そこまで行かないかもしれません。パートの主婦が年末に120万超えないように仕事を休むのと同じ感覚ですね。それに比べて日本のアマゾンは,マケプレでどれほど儲けていても申告を強制してくることはないので,個人の良心に任せている部分が多いと思います。ただ,日本の税●所は,毎月,銀行口座の入金履歴データを持って帰るそうですから,定期的な入金が多額であればいずれ所得調査に来るでしょう。そうなると何年もさかのぼって徴収されますから,きちんと申告しておいたほうが無難です。話は米国に戻りますが,2万ドルを超える売り上げがあり,まだ増えそうな場合,米国内に法人を設立し,法人用の口座を持って本格的に事業を展開していく選択肢もあるようです。法人といっても日本のように登記が複雑ではなく,だれでもすぐに開設できるようですが,代行してもらわなければならないため,20万ぐらいかかります。そして,登記した現地住所を維持するには毎年数万円かかるようです。しかし,amazon.comは世界中から注文が入る巨大マーチャントなため,予算的に見込みが立つなら,海外法人も次のフェーズとして検討するのも一案かもしれません。世界では,CDに限らず,日本製の時計,フィギア,ゲームソフトなどが,国内の倍の価格で売れていきます。あれこれ考えると切りがありませんが,長い目で見て米国アマゾンを自分のプラットフォームとして活躍するのも現実的な夢かもしれません。ebayも良いですが,アマゾンのほうが出品が楽です。ハワイに法人を持てば,仕事の拠点と旅行先が一緒になります。月給や時給の世界で働いていると,会社からもらえる額は決まっています。そこで愚痴をこぼすよりも,輸出関連はやればやっただけ収入になりますから,やりがいがあるのではないでしょうか。また,始めるなら参入者が少ない早いほうが有利です。昨年あたりから,アマゾン輸出の無料教材が出てきていますので,日本のように価格競争になるかも知れません。今後もグローバルな目線を持っていきたいものです。参考ブログ: ebay,海外仕入れ,海外輸出の英語参考会社: フェニックスデール