ケアという治療:積極的予防医学のすすめ治療は「その場の対処:対処療法」をしているに過ぎません。根本原因はなんら解決していません。「病気になったら治す」「しみが出来たら消す」「たるんだら引き上げる」「太ったら痩せる」ということをいつまで繰り返しますか? その治療効果(対処療法効果)が持続する場合はそれでいいでしょう。 しかし、細胞老化は徐々に、確実に進行します。対処療法が「3ヶ月に1回でよかった時期」はいずれ「1週間に1回」になります。そして「対処不能:治せない」となります。 人は(細胞は)必ず歳をとります。これは万人に共通の宿命といえます。 しかし「老化スピード」は変化させることができます。 「どう見ても50歳には見えない」「元気な老人」という人がいます。100歳を超えていまだ現役という人がいます。 このような人たちは「細胞年齢が若い人」ということです。 積極的予防医学は「元気な人たちを研究した医学」です。これをANTI-AGING:アンチエイジング(抗加齢医療)と読んでいます。 「そのような人の細胞機能はどこが優れているのか?」を研究した結果、いろいろ面白いデータが見つかりました。 ・ 活性酸素除去能力 ・ グリケーション(糖化)抑制能力 ・ 基礎代謝維持能力(ミトコンドリア機能) ・ 細胞内液維持能力 ・ ホルモン機能 ・ 免疫機能 ・ 神経伝達機能 ・ 毒素処理能力(デトックス機能) ・ 抗炎症能力 ・ 腸内細菌バランス などです。これは遺伝的にプログラムされた「その人の能力:遺伝子」といえる部分もありますが、その多くは<生活習慣>に依存します。 |