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UNIVERSALCENTURY299

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GREEN-DAY 8 「予兆」



機動戦士To-ChangGUNDAM外伝
第302小隊GREEN-DAY

第8話「予兆」


GD



UC.0079.1月15日







シャケ 「おい、ハギョウ。始まったぜ。」


ハギョウ「ああ。」


シャケ 「スッゲー!なんだ?あのビームの雨!!
  俺、アッコに居なくて良かったーwケケッww」


ハギョウ「おい、さすがにそれは不謹慎だろ。隊長に聞こえたら・・・・・・・・・・。」



隊長  「聞こえたぞ!」


シャケ 「ギクッ!!」


隊長  「おまえら気を抜くなよ!いつワシ達の隊にも召集かかるかわからんからな。」


シャケ 「アイ・コピーッス!」


ハギョウ「了解!」





0079年1月14日。

開戦からの一週間でジオンは30億もの命を奪った。

その大部分は宇宙移民の独立を掲げるジオンの同志であるはずのスペースノイド達。

これは「正当な理由」のある戦争などでは無い。

ゲスなテロだ。



獅子は兎を倒すにも全力を尽くすという。

我が地球連邦軍はジオンが第2のコロニー落としを企てている事を察知。

翌15日、ジオン軍に総力戦を挑むべく艦艇をかき集め、
レビル提督を司令官にルナツーより第一連合艦隊を出撃させた。
 
ジオンの兵力の約3倍を有する我が軍は、敵に対して圧倒的に有利だ。

いや、有利なはずだった・・・・。





シャケ 「しかし、この戦力の差じゃあ、俺達の出番はないでしょうw」


ハギョウ「暗礁宙域の監視・・・及び増援要請がかかるまでの待機・・確かに増援要請は無いかもな。」


シャケ 「ジオンが全滅するまでココで高みの見物ってやつですなw
            ビームがまるで花火のようだぜw
            どうせならセイバーフィッシュのコクピットじゃなくて
            カワイイおねえちゃんとベッドから・・・ウヒヒ!!w」


ハギョウ「そんな事いってると又奥さんに叱られるぞ!」



シャケ・ダイヤモンド中尉

俺の先輩にあたるセイバーフィッシュのパイロット。

配属直後から何故か馬が合い今はこうして「タメグチ」をきける仲だ。

どうにもカルイやつだかこれがどうして、ひとたび操縦桿を握ると人が変わる。

俺はシュミレーションでシャケに勝った事が無い。



シャケ 「いーの、いーのwアイツが居ない時に羽を伸ばさなくてどうすんのよ?」


ハギョウ「・・・・任務中に羽を伸ばすなよ・・・・・。」







隊長  「おい・・・・待て、おかしいぞ?本隊との通信がつながらない。」


ハギョウ「・・・・ミノフスキー粒子ですか?」


隊長  「たぶんな・・・。ジオンがミノフスキー粒子散布の技術を確立したというのは本当らしいな。」


ハギョウ「・・・本隊に混乱が生じてなければ良いのですが・・。」


シャケ 「ハギョウ、オメーはいろいろ気にしすぎだよ?いやホントw」




しかし、やはりというか。

いや、それ以上の俺の予想を遥かに越える事態がそこで起こっていた・・・。

そして・・・それは、俺が所属していた「オフスプリング小隊」にも降りかかる事になる。









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