中国でのお昼ご飯
車窓から青島は過去にフランスに支配されていたため、街の雰囲気が どことなく "ニース" に似たところが・・・ なんてことはないですが、可愛い建物を見かけることがあります。一年を通して寒すぎず、暑すぎず、過ごしやすいため、晩年を青島で暮らそうと移り住んでくる裕福な中国人が多い。と、王君が説明してくれるのですが、この日は、外気温7度で 寒い寒い。ま、いっか。で、その王君ですが、ボケたところが少しあるものの、とても気の付くいい奴で、I think that food is not so clean for Japanese friend maybe,( 日本人である君には 農村部での食事は清潔ではないと思う。 )と、お昼ご飯のことまで心配してくれて。それでも、「大丈夫。僕は何でも食べるから、心配しないで。 あるいは、ホテルで、サンドイッチを作ってもらうから。」とメールを打ったところ、Food of hotel is so expensive, so I'll buy some chocolates.( ホテルの食べ物なんて高い。それなら、チョコレートを買っていくよ。) だって。おい、おい、雪山登山じゃないんだから・・・・・日本人には訪れるのも大変だとは聞いていたのですが、バスケットが作られている農村って、いったい、どんなところなんだろう? こんなところ。という前振りから始まりましたが、レストランなんて、そもそも無いわけです。しかし、歩いて移動しているときに鶏の鳴き声がしたので入っていくと、ありました! あるじゃないですか!店の前がゴミ捨て場になっている食堂です。厨房をのぞかせて貰ったのですが、暗い。暗いです。 左サイド と 右サイド。 食材の一部は地べた置きです。なるほど。( 厨房といっても、駅の待合室程度の大きさです。画像は明るく加工しています。)確かに、王君が言っていたように清潔というのは、この村の「国語辞典」には無いのかもしれません。となれば、諦めるのが一般人。わたくし、こんなチャンスを逃すわけがありません。火を通せば大丈夫。と、「何でもいいので、火をめいっぱい通したもの。」を頼んだところ、おじさん、おもむろに庭へ行き、ニワトリの首根っこを捕まえて出てくるではないですか。( 以下省略 / 20分経過 )おばあさん達と話をしながら、厨房を覗かせて貰ったら、 革のズボン。おっしゃれ~!やってる、やってる。まあこれで、腹痛はないでしょう。というわけで、30分かかって出てきたのが、もやし炒め。万国共通です。 中国の焼酎と一緒に。テーブルが曇った感じなのは、薄いビニールを敷くからです。あまりに薄すぎて所々破れます。そして メイン料理ですが、何だか分かりません。煮込んであるのは確かです。鶏肉を口にするのですが、噛みきれません。恐らく、体脂肪率5%以下の アスリート系チキンですね。かったい、かったい。 器は洗面器?入っていたネギを食べ、スープを飲むのが精一杯でしたが、訪ねた農村のオヤジさんがお支払いをしてくれて、遙か遠くから訪ねてきた日本人が珍しかったのでしょうか。心温まる お昼ご飯に シェイシェイ!ごちそうさま。 いい人たちだ~。