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続きは、球場で。

続きは、球場で。

出口のない海

2006年9月30日の日記より




プレーオフ観戦を諦めたので、その分の予算で映画を観に行った。

私にとって映画館とは概ね“泣きに行く場所”だ。
今日観に行った映画も、確実に泣けると思われる映画、佐々部清監督作品『出口のない海』。

期待通り、頭痛くなるぐらい泣いた。

やっぱりさ、戦争しちゃダメだよ。
いつでも、誰でも、そして世界中のどこででも、安心してキャッチボールが出来る世の中じゃなきゃさ、いかんよ。

今野球観たら、きっと攻守交替時の投球練習見ただけで泣く(笑)

「敵」っていう言葉に、スポーツなり何なりの試合の相手、という意味しかなくなる日が来て欲しい。
そう、心の底から願った。

もしもこれからこの映画を観ようと思っている若い人がいるなら、ひとつだけ頭に入れておいて欲しいことがある。
それは、かつての日本の野球において、ヒーローは大学野球の選手だった、ということ。

今はプロ野球がスーパーヒーローだけど、昔はアマチュア野球の方が高い評価を得ていた。大学野球こそが花形だった。
この知識があるとないとでは、「伊藤」というかなり重要なキャラクターの言動に対する理解がだいぶ違うと思う。

映画を観終わって、涙を拭いて、携帯の電源を入れてメールを受信してみたら、愛するベイスターズが逆転勝利していた。
今日はいい日だ。


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