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続きは、球場で。

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ML20040103

2004年1月3日(土) 対Romans戦

 2004年アンビシャスの最初の試合は1月3日、札幌ドームにおいて行われた対大阪ロマンズのデーゲーム。12:15開場予定だったが、10分程遅れての開場となった。正月休みのせいか、客の入りもいい。

 スターティングメンバーは以下の通り。

 
大阪ロマンズ
札幌アンビシャス
1番
中堅手
福間 納
 
三塁手
石井雅博
2番
遊撃手
村岡耕一
 
二塁手
岡崎 郁
3番
三塁手
本西厚博
 
一塁手
大野雄次
4番
二塁手
村上眞一
 
左翼手
秦 真司
5番
一塁手
柏原順一
 
捕 手
加藤俊夫
6番
右翼手
石嶺和彦
 
右翼手
萩原康弘
7番
指名打者
小川 亨
 
指名打者
福島久晃
8番
捕 手
有田修三
 
中堅手
駒崎幸一
9番
左翼手
大熊忠義
 
遊撃手
藤野正剛
 
投 手
中田良弘
 
投 手
高山郁夫
主審:寺本 一塁塁審:久保山 二塁塁審:福井 三塁塁審:井上

1回
 先発高山は先頭打者福間にセンター前ヒットを許すものの、あとの3人の打者をピッチャーゴロ、ショートライナー、セカンドゴロと打たせて取るピッチングで抑え、まずはスコアボードに幸先よくゼロを入れる。
 その裏、先頭石井(雅)がいきなり右中間を破る三塁打を放つ。2番岡崎はセンターフライに倒れたものの、続く大野がセンター前ヒットを打ち、石井が生還し1点。秦、加藤とヒットを繋げたいところだったが、残念ながらセンターフライ、ショートライナーでチェンジとなってしまった。

2回
 先頭柏原の、粘ったつもりのファウルボールをファウルグラウンドで捕球。続く石嶺、小川もあっさりゴロに仕留める。
 その裏では先程の柏原の敵討ちとばかりに、先頭萩原のファウルを三塁手が走り込んで捕球する。しかし続く福島がレフト前、駒崎がライト前にヒットを放ち2アウト1-3塁。しかし後が続かず藤野がショートフライに倒れ、石井の展望台に当たりそうな高いピッチャーフライも捕球され、生還はならなかった。

3回
 この回も高山は無難に抑える。先頭有田をフォアボールで出塁させてしまうが、続く大熊にショートゴロを打たせダブルプレイ。3人目の福間にもゴロを打たせて早々と攻守交替となった。
 その裏、先頭岡崎がフォアボールで出塁。続く大野は脚にデッドボールを受け、ノーアウト1-2塁となる。ここで相手ピッチャーが安田尚弘にチェンジ。換わって最初の秦は三振させられたが、次の加藤はフォアボールで出塁し、1アウト満塁となる。ここで萩原に代わり山倉和博が打席へ。サードゴロでゲッツーをとられたか、と思いきや、守備が乱れ大野、加藤が生還! 2点を追加する。
 更に福島がセンター前にヒットを飛ばし、2アウト1-3塁で福島に対し代走に沖 泰司を送る。攻めの姿勢が窺える采配だ。続く駒崎はファウルで粘った末、デッドボールで出塁し、2アウトながら満塁と追加点のチャンス! しかし次の藤野は力んだのか空振り三振で、この回は2点の追加で終わった。

4回
 代打山倉に代わり大塚光二がセンターに入り、センター駒崎が萩原の抜けたライトへ。外野でこちゃこちゃと入れ替わりがあったが、ピッチングは一層の冴えを見せ、村岡、本西にはいずれも初球を打たせて内野ゴロに仕留め、村上にはファウルの後ライトフライを打たせて、たった4球でチェンジとなった。
 このピッチャーの好投が攻撃にも好影響をもたらすかと思いきや、この回の裏は代わった山本和行投手に5球で抑え込まれた。無念。

5回
 今日の試合でピンチらしいピンチがあったとすればこの回か。まず先頭の柏原にセンター前ヒットを打たれ、4回裏で石嶺に代わった亀山努はセンターライナーに抑えたが、続く小川にもライト前ヒットを打たれ1アウト1-2塁のピンチを迎える。しかし今日のアンビシャスには勝利の女神がついている。次の有田に打たせたショートライナーでゲッツーをとり、ピンチをしのいだ。
 その裏ではセンター前ヒットで出塁した秦が盗塁で3塁まで進塁するが、タイムリーが出ず無得点に終わる。

6回
 ここでピッチャーが先発高山から、北海道出身の有沢賢持に代わる。先頭村上をショートゴロ、2番手福間を三振に討ち取り、続く村岡には右中間に打球を飛ばされるが、これを名手駒崎が走り込んで捕球。結局三者凡退に抑えた。
 しかしその裏、代わったピッチャー遠山奨志への攻撃は今ひとつ精彩を欠き、内野安打を放った藤野が2塁まで進塁するも生還はならず。何ゆえに駒崎は好守を見せた後凡退するんだろう…? 調子に乗って打ちそうなもんだけどなぁ。

7回
 有沢の好投は続く。本西、村上、柏原を合計7球でアウトにし、さっさとベンチに帰る野手陣。
 打席に立った大野は1球見てからレフト前ヒットを打ち、2塁へ。続く秦がセカンドゴロで自らを犠牲にする間に大野は3塁に進塁し、バッターボックスには加藤。ここでスクイズが成功し、大野が生還して1点追加。勝ちに行っているのがありありとわかる。次の大塚はセカンドゴロに倒れたが、この内容ならば1点の追加で必要にして充分だろう。

8回
 先頭亀山には初球を打たせてセンターフライに斬って取り、小川も同じくセンターフライでアウト。ここで右打者の有田に対し、右腕津野浩を投入。これが奏功し、たった1球でチェンジとなった。
 その裏では代わった芝池博明投手に、三者凡退に料理されてしまった。

9回
 まずは先頭の村上をセカンドゴロに打ち取り、福間に代わった定詰雅彦にはレフト前ヒットで2塁まで行かれてしまうが、その後で出てきた川藤をショートゴロ、本西をセカンドゴロに仕留めてゲームセット。ゼロ封での勝利となった。

 
Romans
Ambitious
×

ヒーローインタビュー
 お立ち台に上がったのは高山・有沢両投手と、先制打を放った大野の3人。
 高山は前回札幌で失敗していたからプレッシャーがあったが今日は勝ててよかった、行けるところまで行け、と言われていたが、5回まで投げられたのは良かった、と今日のピッチングに満足な様子。野手に助けられたと語り、前半3点貰ったからなんとかそれを守ろうと思って投げたとコメントした。また、最後には残り試合全部勝つつもりでやると力強く語った。
 中継ぎで好投を見せた有沢は、地元なのでいいところを見せたいという気持ちが強いと語り、こちらも野手の守りが充実していることを、今年のアンビシャスの強さの要因と位置づけた。
 大野は今年度の試合では未だヒットを打っていなかったのだが、初ヒットが打点に繋がる形で打てたことを喜び、苦しいバッティングが続いていたのでなんとかしたいと思っていた、と苦しかった日々を振り返った。

総 括
 やはり勝ち試合は楽しい。応援しているこちらも楽しいし、生き生きしている選手の様子もまた楽しい。さながらメジャーリーグのデーゲームのように、興奮とほのぼのが同居しているスタンドの雰囲気も楽しい。
 今日の試合はハラハラ感がない点だけは少々物足りなかったが、ま、たまにはこんな風にリラックスして観ていられる試合というのもいいものだ。
 ハラハラしつつ、最後には歓喜する、ってのが理想なんだけどね。

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