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カテゴリ:宝塚
宙組千秋楽。
2階4列L4で見ました。 さすがに千秋楽、満員。 しかしこの公演、作品自体は水準以上だと思うのに 連日空席が目立っていたそうで、本当に残念。 その解消方法として、私が提言したいのは、 座席料金の再改定…というよりも、S席とA席の線引きを 旧来に戻すことを歌劇団に強くお願いします。 1階22列から25列までを旧来のA席に戻すことで 少しは空席が解消されるように思うのですが いかがでしょうか? 座席単価を高くして収益を上げようとお考えになったのかも 知れませんが、高い単価で連日空席よりも、単価を下げて 座席を埋めた方がよほど得策かと思います。 5500円だったらもう一度見てみようかと思えても 8000円かかるとなると、やめておこうかと、私なら思います。 そうでなくても、梅田芸術劇場、シアタードラマシティ、 中日劇場、博多座、全国ツアーとファンのお財布は 疲れ果てているのです。 今日、超満員の大劇場の中にいて、降るような拍手を 久々に味わいました。 客席にいてさえ、拍手の大きさが違うのがわかります。 舞台にいる生徒さんたちは、拍手を正面から受けるのです。 連日の観客の少なさを感じないわけはありません。 今日のような大きな拍手を、タカラジェンヌたちに もっともっと味わってほしい、その拍手がまたスターに 輝きを与えるのです。 もちろん、どれほど入りが悪くっても、一人でもお客様がいる限り 全力を尽くさなくてはならないのが舞台人ですが、 それにしても…。 作品は悪くない、生徒も全力で頑張っている、 それならばどうすればもっとお客さんが入るのか 考えて実行してください、歌劇団様。お願いします。 と、ここで熱く語っても仕方ありませんね。 では「トラファルガー -ネルソン、その愛と奇跡-」 3回目ともなると「ゆうひくん(宙組トップスター大空祐飛)、キャー!!」 という観点よりも作品全体をじっくり味わうこととなりました。 そして言えるのは、かなり良くできた作品だったなぁということ。 宝塚歌劇の命とも言える、胸がきゅんとする恋愛、 魅惑のコスチューム、美しい旋律の主題歌、人海戦術の戦闘シーン、 作品の底に流れるヒューマニズム…私的には90点台。 金曜日には特に、ハミルトン卿のみっちゃん(北翔海莉)に 感情移入して見ておりましたが、3回目の観劇にして 今日初めて「ただでは譲らないよ」というハミルトン卿の言葉を 真に理解できました。 ハミルトン卿はエマとネルソンの間を裂くことなどできないことを もうわかっていたのだけれど、自分の思いを断ち切ることができず 「賭けをしよう」って言ったのね。 「フランスに勝てばエマを自由にする」というのは 死地に向かう祖国の英雄、妻を奪った男ネルソンへの 彼流のはなむけの言葉。 「生きて帰ってこい」ということだったのね…と やっとわかって(遅いよ、鈍いよ、私)また泣けた。 ハミルトン卿~。 どうしよう、次の「銀ちゃんの恋」、ゆうひくんを 見に行ったらまた みっちゃんが出てるんでしょ? 好きになりそう。(いやもう、かなり好きになってるよ) この公演で退団するアリスちゃん(花影アリス)の 「私はレディハミルトンになれていたのかしら」のセリフの後 大きな拍手が沸き起こっていました。 千秋楽ならではのお遊びでパレルモのシーン、 若い燕云々のセリフに合わせて、手でパタパタ羽ばたいたり していたのが可愛かった~。 ホレイショ・ネルソンのゆうひくん、 トップになって公演を重ねたせいか、余裕を感じました。 ネルソンをしっかりと掴んで、舞台に乗っている… 充実と言うか円熟と言うか、遅くトップになったけれど それが悪いことではないと思いましたよ。 あーあ。もうネルソンに会えないのが寂しいよう。 「ファンキー・サンシャイン」 正直に言います。 今日は楽しかった。 最初に見た時どうしてあんなに目くじら立てたんだろ、 このショー楽しいやんって。 そして退団者がいるショーの千秋楽なので 各シーン、退団者の胸元には大きなお花が。 それを見つけると、大劇場全体から大きな拍手。 いつもながら宝塚歌劇の特殊性、客席全体が家族のような 温かい気持ちになり、思わず涙ぽろりん。 太陽族で蘭寿さんが持っているラブレター、 今日はいつもより大きいような… ぱっと裏返すと「アリス大好き」と書かれてます! これにはアリスちゃんも思わず目を見張っていました。 そして下手花道付け根では蘭寿さんにお姫様だっこ。 さすが蘭とむ、力強いよ。 サン・ビームの場面でアリスちゃんと、同期の男役二人 春風弥里、蓮水ゆうやが歌い終わった瞬間、 春風さんと蓮水さんからアリスちゃんに向日葵が 一輪ずつプレゼント… あれ?ここはいつもプレゼントしてたっけ?と 思ったら、アリスちゃんの顔がくしゅくしゅっと泣き顔に…。 あ、同期二人からのサプライズプレゼントだったんだな と私もまた泣きそうに。 そしてフィナーレ大階段でのエトワールを勤め上げた アリスちゃんにまた割れんばかりの拍手。 あれれ、私ゆうひくんを観に行ったというよりも アリスちゃんのラストをしっかり見届けに行ったみたい。 特にファンというわけではなかったのだけれど。 ショーがすべて終わった後、組長さんのご挨拶と 退団者三人(千紗れいな、舞姫あゆみ、花影アリス)の紹介。 そして緑の袴黒の紋付姿の三人が順番に大階段を下り ご挨拶。 あー、何回見ても胸が詰まる場面です。 人によって差はあるだろうけれど、 憧れてしゃにむに努力して入った夢の世界とのお別れ。 特にアリスちゃんは、いつかトップ娘役になるだろうと 多くの人が思っていたのに、残念で。 でもアリスちゃんきっぱりと「私の宝塚人生、悔いなしです」と カーテンコール三回目の時に言い切ってました。 それを聞いてちょっと救われました。 退団者3人に幸あれ。 そして今乗っている宙組、今後も作品に恵まれますように。 やっぱり千秋楽は楽しい。 これからもできる限り千秋楽見るようにしようっと。 今日の日記を気に入ってくださったら↓ポチっとクリックお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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