旧・茶々吉２４時－着物と歌劇とわんにゃんと－

我が家の子ツバメ、すくすく成長中です。
その様子を「茶々吉とデジ一　のんびり旅」にアップしています。
良かったらご覧ください。

これまで鳥類には全くと言っていいほど関心がかったのに
我が家にツバメが巣を作ったとわかってからは
鳥に関する映像や音声、もちろん実物にも
とても敏感になってきました。
そして不思議なことに、こちらが関心を持っていると
望まなくても向こうから飛び込んでくるんですね、そういう話が。

それは日曜日のこと。
仕事の待ち時間に、お昼御飯を食べようと思い、
これまで入ったことがなかったトンカツ専門店に。
お一人様だったし、人気があるお店で人がいっぱいということもあり
カウンター席に通されました。

ほどなく、私の隣に男性二人連れが案内されてこられました。
そして、座るや否や、片方の方（Aさんとしましょう）がスマートフォンを取り出し
お連れさん（Bさんとします）に
「見て。これ、うちのツバメ」

私は口に入れようとしていた　トンカツを落としそうになりましたよ。
ツ・バ・メ！！！

盗み見はよくない。
が、見たい。
顔は前に向けたまま、目玉をぐーっと右側に寄せてチラ見しました。
が、見えなかった。チェっ！

会話は続いております。
盗み聞きはよくない。
でも、Aさん非常にハイテンションで、聞きたくなくても聞こえるんだよ～
（本当です）

A「それがナ、ヒナが育ち過ぎたんかなぁ、重たすぎたんか巣が落ちてしもて
　あかん！このままやったら猫にやられると思って…
　自転車持ってきて前かごにボソッと入れたってん。（入れてあげたのです）
　どうやろ、と思ったけど、気に入ってくれたみたいや」
B「へー」
A「去年、初めて（ツバメが）巣を作ってナ、
　去年は4羽巣立って行ったわ。
　今年は１羽死んで、３羽しかおらへん」
B「戻って来たんですかね？」
A「え？」
B「去年の巣にそのまま卵産んだんでしょ？
　去年巣立って行ったツバメが帰って来たんでしょうか？」
A「！！！！
　シャケが生まれ故郷の川に戻ってくるみたいに？！
　去年の子が？！
　え、でも４羽居てんで。
　その中のどれが帰ってくる決まりになってるんやろ？
　やっぱ長男かな？それとも次男？」
B「……知りませんよ、そんなん」

もはやトンカツを食べている場合ではない。
私、隣で大笑いしたいのを歯を食いしばってこらえてましたよ。
口角泡を飛ばさんばかりのAさんの興奮、わかりますわ。
私も、うちの子たちが来年また帰ってくるのを想像しただけで
嬉しくて夕陽に向かって「ワー」って叫びたくなるもの。

そしてAさんの興奮について行けず当惑するBさんの気持ちもよく分かる。
去年までの私がBさんで、今の私がAさんだもん。

何度もAさんに話しかけて、ツバメ談義をしたいと思いましたが
私は元々ものすごい人みしり。
（ほとんどの人が「嘘や～！」とおっしゃるけれどホント）
どうしても話しかけることはできませんでした。

しかし、良いことを聞いた。
もし重さで巣が落ちたら、自転車の前かごに入れてあげればいいんだ…。
ん？うちにはママチャリがない。
どうしよう、自転車買おうか。←飛躍しすぎ。

どこのどなたか存じませんが、Aさん、無許可で会話を掲載してしまいました。
すみません…
でも本当に心の優しい方ですね。
そして全国に、こんなふうにツバメを見守っている人がいらっしゃるんでしょうね。

今年から仲間に入れてもらえました。
ありがとうございます。

あ～幸せだ。

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