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旧・茶々吉24時-着物と歌劇とわんにゃんと-

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2013.03.29
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カテゴリ:宝塚
今日は宙組「モンテ・クリスト伯」「Amour de 99!! -99年の愛-」を観劇しました。
でも着物ではなく、洋服で。

というのも、昨日夜からディディエ(ラブラドール 14歳5カ月 男子)の調子が悪く
最悪の場合、観に行かないでおこうと思うくらいだったから。
あんなに好きだった散歩に行きたがらない。
抱き起して一旦立たせても、腰がくだけてヘナヘナと寝転んでしまう…。
とりあえずオムツパンツをはかせてようすを見ています。
ぎりぎりまで一緒に居て、急変はしないだろうと思って出かけたものの
いつものように舞台にのめり込むことができませんでした。
こんなことしていて良いんだろうか、ディーくんは大丈夫だろうか、と。

そんなことなので、いつもに比べてあっさりした感想になると思いますが
許して下さい。

「モンテ・クリスト伯」。
今回はアレクサンドル・デュマの原作を読む時間がありませんでした。
子どもの頃に世界名作全集の中の一つ「岩窟王」というタイトルで
読んだ記憶はあるのですが「閉じ込められていた人が苦労して出てきた」ことしか
覚えていません。
今日舞台を見ていて「ああ、こんな話だったのか」と納得できました。

友人(と信じていた男たち)にはめられ、
無実の罪で牢獄に追いやられた青年エドモン・ダンテス。
「狂ったほうがむしろ幸せ」と言われるその牢獄からは
誰も生きて出られたものはいない。
しかしダンテスは14年もその獄で過ごしたのち、
見事脱獄に成功し、自分をはめた人間に復讐を始めるのだった…

あれ?
この話どこかで聞いたことがある、というか見たことがある。
ルミさん(元星組トップスター 瀬戸内美八)主演の「アンタレスの星」?
同じ原作を、違う演出家が扱うとどうなるのかその点にも興味がわきました。

今回の脚本演出は石田昌也先生。
だいじょうぶかいな!と内心危惧。
それは出来栄え云々ではなくて
石田先生独特のいちびり(関西弁のニュアンス、伝わるかしら)すぎや
ちょっとお下品なセリフや場面があったりすると
この話、だいなしじゃない?という不安です。

結果から言うと、心配したほどのいちびりはなく
面白く、適度に緊迫して、最後は泣けました。
いやー、石田先生は「面白い」作品を作ることにおいては
間違いがないんだなぁ。
「仮面の男」も、石田先生だったら良かったのに。

主役のテル(宙組トップスター 凰稀かなめ)。
今まで見た中で一番良かったかも。
私がいつも苦手に思うべっちょりした声も
今回はさほど気になりませんでした。
お芝居が安定してきたからかな。
かつての恋人メルセデスが、自分の子どもを守るために
剣を持って自分に向かってくるのを
「私を刺すが良い」と受け止めるシーンには特にジンと来ました。
自分が恋した少女が今は一人の母として
息子を守るために命も捨てる覚悟なのを見て
自分たち二人に流れた年月を痛感している様子に胸をうたれたんです。
こんなこと言うとファンのかたに怒られるでしょうけど
「凰稀サン、おとなになりはったなぁ」と思いました。

男の嫉妬は醜いという典型の友人二人を演じるのが
悠未ひろと朝夏まなと。
まさこさん(十輝いりす)が組替えで星組に行ってしまったけれど
新たなツインタワーがここにある。
二人とも背が高いったら。
また、二人とは別の動機でエドモンに罪を着せる検事を演じる蓮水ゆうやも加わり
目立つ役でした。
この3人、もしかしたら原作を読んだらもっとエピソードがあるのかも。

テルと同期の緒月遠麻は良い役でした。
モンテ・クリスト伯を命の恩人と思い、
彼と行動を共にしつつも「復讐はいつかあなた自身を殺す」と諭す役。
決して説教ではなく、温かみのあるセリフに感動しました。
彼のセリフをまとめたら、立派な人生訓になりそう。
雪組時代、緒月さんには「ガタイは良いけど頭の中はからっぽ」な役が多く
そんなイメージが私の中で定着していたのですが
「銀河英雄伝説」といい、今回と言い
ハートの暖かい良いヤツキャラとして私の中に新たに定着しました。

七海ひろきも設け役。
眼帯姿の海賊で、目立っていました。
それに反して愛月ひかるは「え、また息子役?」。
完全に「トラファルガー」と同じパターンに思えました。
七海さんと愛月さんの役が逆ではダメだったのかなぁ。

一人ひとりの印象はこのくらいにして
「モンテ・クリスト伯」全体の感想を。
この話は、私たちの日常とはかけ離れた設定であるにもかかわらず
とても親身に感じられます。

というのも、程度の差はあれ誰だって人生に一度くらいは
「許せない!!!」と思う出来事や相手がいるはずで
もし法に触れないのであれば復讐してやりたいと思うこともあるだろうからです。
しかし「許さない」と思い詰めること自体が
自分自身を傷つけたり消耗させることも大人になればわかり
「許すことが自分を楽にする」(正確なセリフは忘れました)というセリフが
非常に心に響くのです。
しかし、理屈でわかっていても相手を許すことが難しい…
主人公ダンテスが復讐を果たしながら苦しむ様子が
見ている人それぞれの心に響く作品なんだなぁと思いました。
私も泣いたけど、休憩時間、通路を歩いていると
客席で涙をぬぐっている人が思いのほか多かったですもの。

石田先生もその気になったらお下品爆弾を炸裂させないで
まじめに出来るんですねぇ。
ずっとこの調子でお願いしたいと思います。

「Amour de 99!! -99年の愛-」は藤井大介先生の作品。
今宝塚歌劇団で、大ちゃん先生ほどハズレのない人はいないと思っています。
そしてその期待は裏切られませんでした。
この作品は、来年100周年を迎える宝塚歌劇団のこれまでを振り返り
名作を残した演出家の先生に寄せるオマージュです。
かつての作品の名場面を散りばめたわけで、
下手をすればただの切り張りになるところを
綺麗な作品に仕上げておられる…。
そう思うのはもしかしたら私がそれぞれの再現場面に
かつてのようすをあてはめて懐かしく見ることができたからかも。
はじめて宝塚を見る方がご覧になってどう思われるかはナゾです。

でも最初から最後まで衣装の色合いが上品で趣味がよく
良い意味で古き良き宝塚を感じさせてくれることは間違いないと思いました。
特に、スミレ色のタキシードに黒いエナメルの短靴を履いた男役さんの姿!
これ、これ、これよ、これが清く正しく美しくなのっ!

再現された名場面の中で、私の涙線を決壊させたのは
1986年花組「メモワール・ド・パリ」の中の『パッシィの館』の再現。
今は亡きなーちゃん(花組トップスター 大浦みずき)と
キャルさん(ひびき美都)の名場面です。

もちろん、なーちゃんの何とも言えない味わいを
朝夏まなとに求めるのは酷なのはわかっています。
朝夏さんはなーちゃんより背も高いし、現代的で
しゅっとしたお洒落泥棒になっていました。
10分近くあった場面が時間短縮で、
芝居もサラッとした感じになっていましたしね。

なーちゃんのパッシィの館は本当に本当に最高だったんですヨ。
お時間のある時にどうぞどうぞご覧になって!

今日は「This Heart Of  Mine」のイントロが聞こえた時点で
在りし日のなーちゃんが心によみがえり
涙ボロボロな不審人物になってしまいました。
もちろんその前に、劇場スクリーンに映し出された
なーちゃんの姿にもね。

グラナダとか青と白の衣装の場面など
素敵な場面がいっぱいあったけれど、
この場面で呆けてしまった…。

あ、テルのパイナップルの女王の脚露出は
予想以上に衝撃的でした。
脚長すぎるわ!!
きれいすぎるわ!
同じ人間でありながら毎日眺める我が脚と
どうしてこうも違うのか。
振り向いた瞬間客席がどよめきましたし
終演後あちこちで「脚きれいやった」の声。
本当に超人的なスタイルの良さを再確認しました。

そうそう、宙組といえば実羚淳に注目しなくてはいけないのであった!
最後のほうに気がついてキョロキョロ。
大階段を使った男役の黒燕尾のシーン、多分、舞台に向かって
後ろから2列目の左から2番目が実羚さんだったのじゃないかなと思います。
違っていたらスミマセン。
今日はうかうかしてお芝居の方はチェックできていませんでした。
次回、しっかり拝見します。

宙組、お芝居もショーもなかなか良い作品だと思いました。
今年に入ってから「なんじゃこれはっ!」と
客席で憤死するような作品がなくて嬉しいです。

【おまけ】
ルミさん主演の「アンタレスの星」には
ストレッチを教えて頂いている ともみ先生(元宝塚歌劇団 立ともみ)も
出演されていました。
今度ストレッチに言ったらその時のお話をお聞きしてみたいわ。

そして原作の「モンテ・クリスト伯」を読んでみたくなりました。

【おまけ2】
今日はニコラ(Nikon D5000)も同伴しました。
花の道の花たちの写真を茶々吉とデジ一 のんびり旅 3月30日にUPしています。
良かったらご覧ください。



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最終更新日  2013.03.30 00:41:10
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