カテゴリ:特撮
久々にアニメ以外の映画を劇場で見ましたので、その感想を垂れ流していきたいと思います。見たのは「相棒シリーズ XDAY」です。ネタバレ満載の簡易感想になりますので以下から反転でご覧ください。
「相棒シリーズ XDAY」はTVドラマ「相棒」のスピンオフ作品で、劇中キャラの一人である伊丹憲一刑事を主役に据え、ゲストキャラとして新たな相棒を得て捜査をしていく体裁です。時系列としては、season10~season11の間の空白の半年間に位置するらしく、右京さんの3人目の相棒である甲斐くんやその周辺人物は登場しません。また右京さん自身も、ロンドンにいる姿が描写されるものの、直接本編に絡むこともありません。主に視聴者に、わかりやすく解説を行うという役回りを担っていました。その点では、season10最終回で警察庁に戻った神戸君の方が、事件に、より関わってはいたかと思います。 さて、本編の内容ですが、一言でいうなら衆愚について取り扱ったものと表すことができます。劇場版一作目もも劇場版二作目も、やはり個人の正義を問う内容でしたがそれらの問いかけよりさらに下って衆愚であることの恐ろしさを描いていたかと思います。個人の正義を問うことも、個人がマクロの問題をミクロまで引き下げ一人一人が考えるということもものごとに向き合う態度としてはほぼ同じものです。そのように考えると、相棒劇場版が問いかけているのは、(あるいは個人レべルで『自分が』問いかけられていると感じるのは)一貫して、思考停止の愚かさということもできるかもしれません。もっとも相棒シリーズは大変間口広く、計算して構成されたドラマですので、問われた内容は立場により、又、ごとによって大きく異なるのでしょう。 以下は見ていてクスッときた小ネタです。 ・中園参事官の貴重な尋問シーン。もちろんする側です。season11でもそうでしたが、只の腰巾着キャラから少しづつかわってきているのがうれしいですね ・うっちーの懇願するような演技というのも新鮮でした。この映画はしばしば本編では見られないキャラのレア演技が大変見所だったかと思います。 ・角田課長の有能なシーンも、本編ではなかなか見られないのですが、それ以上に大河内監察官との絡みが多いのが印象的です。階級的には本編でも多くからみやすいはずなのですが…… ・イタミン主演なので、最悪三浦&芹沢は出ないのも覚悟しましたが、冒頭からきっちりこなしてくれてほっと一安心です。さすがに後半はほとんど出番なしでしたが…… 今回はここまでです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.01 20:12:48
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