カテゴリ:映画は素敵♪
(~映画.com) <ロストキング> 昨日挙げた、10月末までの映画リストの先頭にあったもの。 さっそく行ってきました。 が、今回はいつものご近所シネコンでなく、日本橋まで出張りましたよぉ。 やってないんだもん。 ちょっとミニシアター向けかなあ、とも思うんですけどね。 日本橋とはいえ、よくシネコンでやってましたよ。 結構、入ってましたよぉ、ほとんど50以上の大人の方ばかり。 私は、またこれも「実話」ってとこにくすぐられて、 観たくなっちゃったんです。 こんなオハナシ フィリッパ・ラングレーは職場で上司から理不尽な評価を受けるが、別居中の夫から 生活費のため仕事を続けるように言われてしまう。そんなある日、息子の付き添いで シャイクスピア劇「リチャード三世」を鑑賞した彼女は、悪名高きリチャード三世も 実際は自分と同じように不当に扱われてきたのではないかと疑問を抱き、歴史研究に のめり込むように。1485年に死亡したリチャード三世の遺骨は川に投げ込まれたと、 長く考えられてきたが、フィリッパは彼の汚名を雪ぐべく遺骨探しを開始する。 (~映画.com) この主人公の女性に見覚えがある。。。と思ったら 「シェイプオブウォーター」の主役にして、アカデミー候補にもなった彼女でした。 あと、そうそう、あの可愛い「パディントン」「2」と両方ともパディントンの 世話になる家のお母さん役でした♬ これが実話だなんて。。。興味深いストーリーでした! ふとしたインスピレーションから、リチャード三世の埋葬について調べ始めた彼女は その直感が、段々「人に説明できない確信」となり、そうなるともう、 とてつもない粘り強さを発揮して、周りの協力も得て、様々な苦難を乗り越え。 8年がかりで、最後には、ほんとに遺骨を見つけてしまうのには吃驚です。 諦めない気持ちの強さ! ストロング、ではなく、水の如くジワジワと押していき。。。いつか貫く! ああで、こうで、それでね、こうなってね。。。。と実は全部話して しまいたいくらい面白かったのですけど、 そうもいきませんので、 印象的だったことだけでも書きますね。 趣味ながら熱心に研究してきた彼女の提案から、内心「そんなことあるもんか...」 って彼女を見下しながらも、まあ、地元大学が協力してくれるんだけど、 いざ、ほんとに骨が出た! となると もうこれは「大学主導の件でこんな素晴らしい発見があって、わが大学の考古学教室の 誉れであります」な~~んて、いいツラの皮でインタビューに応じるのよねえ。 そう、「手柄をさらっていっちゃう」のですよ。 まったく酷い奴らです。 と思って憤慨してたら、映画のプログラムへの東大の石浦先生というかたの寄稿の中に、 そうそう、っていう文章があったので、ちょっと引用。 大学や市の人たちが手柄を自分のものにしようとして素人のフィリッパを無視する行動に 出たことに、ひどく腹を立てたのではなかろうか。 実はこのようなことは、 私がかつて奉職していたところでも普通に起こっていたことなのである。 広報の職員だけでなく、 もっと上の監督官庁の役人なども全く同じ行動をとることが多く、どの国も同じだなあと。 なにか大学関係者が大発見をすると、記者会見をするのは当然で、 ニュースバリューがあればあるほど大学の実績にもなり、国からの交付金も多くなる。 記者会見の原稿は発見者が書くのだが、広報担当の職員や大学のお偉方が書き直すことも 多いのは、お金が絡んでいるからである。 だから、よさそうなことばかり前面にでて、マズイことはひた隠しにする。 新聞に出るちょうちん記事は、 その都合の良い内容を知り合いの新聞記者が丸めて書くからである。。。 ね~~~。やっぱり世間ってそんなもんなんですねぇ。 いやよねえ~~。 でもね、この映画のは、いっとき大学側が手柄を横取りするかに見えたのですが、 最終的にフィリッパの貢献と大きく認められ、 当時のエリザベス女王から大英帝国勲章第5位、なるものを授けられました。 あぁ、よかったぁ。ちゃんと彼女が認められて!! ちょっと溜飲がさがりました。 なんか、映画でねえ、なぜ彼女がリチャード三世にそんなに肩入れしたのかとか いろいろあるんです、いっぱい。 ここではとても書ききれないので、映画をご覧になるか ネット待ちなさるか。。。 なかなかヨカッタんですよ、この映画。 予告編 01'30" 日本橋まで出張ったけど、行ってよかったです、うん。 それと、こんな機会に、日本橋や銀座あたりの、本屋さん、お菓子屋さん、パン屋さん 食べ物屋さん、小物屋さん、などなどお店を見て歩くだけでも、 その中心部ならではの矜持ある、洗練された品ぞろえ、ディスプレイ、刺激受けますねえ。 丸まった鉛筆をシュシュッと削りなおしたみたいに、神経がピッ!! とします。 そうそう、これは大事な感覚♥ 時々は出張らないと。。。 そういえば、乗り換えのコンコーンスで全ての柱にもCMされのてたのですが、 春のディオール展につづき、こんどは、・六本木の国立新美術館で イヴ・サンローラン展(9/20~12/11)ですって! ********************* 昨日の晩あたりはやっとこ涼しさを実感しました。 が、虫の声、まだぜんぜんなんですが。。。。 どしたんだろ?? そろそろ明日当たり「10月新ドラマ」出せそう。。。かな? (^▽^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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