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北海道北斗市で葡萄栽培を主体とした農業を行っています。 オーガニック、循環型農業(パーマカルチャー)の考え方を基本としています。 文月ヴィンヤードがシャルドネ荘園になるにはまだ時間がかかりますが、 今年、さらに一歩踏み出すことにしました。 ワイナリー・プロジェクト名は「農楽蔵(のらくら)」、宜しくお願いします。 農楽蔵のホームページ 転載の際はご一報ください。 ![]() jeankenの日記 [全275件]
今年の7月にnora blanc 2011をリリース予定です。 銘柄の変遷がわかりづらいので、矢印で説明します。→の前後は大方同じ葡萄です。 ●ラロ・スプマンテ・アロマティコ2010 → ラロスプマンテ・アロマティコ2012 今年11月発売予定 2011年は欠ヴィンテージとなりましたが、2012年に復活です。 ●ラロ・スプマンテ・シャルドネ2010 → ノラブラン2011 今年7月発売 ラロ・スプマンテ・シャルドネでリリースした葡萄を、2011年は樽発酵・樽熟成のスティルワインでノラブランとして。2011年は、ちょっとしたイメージがあり、若干リースリングをブレンドしています。 ●ノラ・ルージュ2010 → ノラポン・ルージュ2011 今年9月発売予定 ノラルージュ2010でリリースした葡萄は、ノラポンルージュ2011として今年9月にリリースします。ノラポンルージュのスタイルで造り、他の品種ともブレンドしています。今後もこの方向は継続します。 販売方法の詳細はHPにて。
葡萄が萌芽を迎えました(写真無くてごめんなさい)。桜の開花も真っ只中です。遅い遅い春でどうなるかと思いましたが、春先暖かい日が続いたので取り戻しました。最近はまた寒いのですが・・・ 野菜、今年は(も?)トラブル続きの春。 苗用ハウスの調子が悪く、野菜苗の出来が良くありません。おまけに爆弾低気圧の強風で壊れる始末。暖かく生育が良いと思っていたのですが、その後のこの冷涼な日々。6月上旬から野菜セットを出せると思っていましたが、6月中旬に伸びそうです。やっぱりちゃんとしたビニールハウスを作らないとな~
![]() ポルトランドセメントの「ポルトランド」の由来は、セメントが固まった際にイギリスの地名ポートランド石灰岩に似ていることに拠るそうです。必ずしもポートランディアンの石灰岩で作られているわけではないそうです。ポートランディアンは地質学的にいえば、ジュラ紀後期のチトニアン(ポートランディアン)のことを指します。有名なものは、シャブリ地方のキンメリッジアンの付近に存在する地質です。プチ・シャブリの畑に多い地質だと言われています。 さて、北斗市のジュラ紀石灰岩についての記述です。 『大野町健康センター泉源(せせらぎ温泉)では,深度1325m(標高-1298.59m)で本層群に逢着している.石灰岩からはトリアス紀の化石が報告されているが,近年ジュラ紀付加体と考えられている.』 北斗市(旧大野町)にあるせせらぎ温泉は、ジュラ紀の地層から出ているお湯ということですね。ジュラ紀好き(笑)としては、たまりません。ブルゴーニュで言えば、トリアス紀(三畳紀)はマランジュからボジョレーにかけて見られる砂岩、花崗岩の時代ですが、ジュラ紀前期となると、マランジュからシャサーニュ・モンラッシェに至るあたりに該当します。 『おもに泥岩・砂岩・石灰岩および少量のチャートからなり少量の玄武岩質火山岩をともなう.戸切地川周辺には,露出の幅が東西4kmにおよぶ巨大な岩体-上磯石灰岩体―がある(峩朗鉱山)』 せせらぎ温泉では1000メートルも地下にあるこの層が、数キロ西のガロウ鉱山では地上に隆起しています。文月ヴィンヤードはちょうどその中間地点にありますが、石灰岩層は数十メートル以上地下にあるため、葡萄の根は届きません。 畑に入れるものはなるべく葡萄畑周辺のものを利用したいと思っています。文月ヴィンヤードに撒く石灰は、ガロウ鉱山のものを使用します。焼成せずに、生のままのガロウの石灰岩(炭酸カルシウム)です。石灰の地質時代など特定の成分が葡萄やワインに影響することは科学的に証明されていませんが、経験則的には大いに影響することが判っているので、これが畑にどう影響するのか見守っていきたいと思います。できれば入れない畑と、入れる畑を分けて試験をしてみたいところです。
5月6日、自家農園の葡萄苗植えします。 シャルドネがほとんどですが、ピノノワールもちょっとだけあります。 全部で4000本程度、もちろん一日で終わりませんから、この日は一人数十本植えてもらえればよいくらいでしょうか。 スコップは用意していますので、作業できる格好でいらしてください。 お問い合わせはnora@nora-kura.jpまで。
ブルゴーニュに縁のある私たちが、北斗市で就農・函館市にワイナリーを作るということで、ブルゴーニュとの類似性を問われることがあります。 この辺の積算温度は多分、シャブリやサンセールあたりに近いと思います。ですが、コート・ドールとなると、長野や山形の標高の高いところに当てはまると思います。いずれにしろ生育期間の日照時間はブルゴーニュのほうが多いですし、他にも様々な要素が異なるので、単純に比較はできません。降水量は同じかブルゴーニュのほうがやや少ないくらいでしょうか。日本は全体的に曇りが多いのです。この辺の気候のズレを上手に掴めば、バランスの良い葡萄、ワインを造ることができると思います。 函館地域の大きな利点としては、10月の雨が少ないこと。葡萄を遅くまで成熟させることができ、ある程度意図するスペックで収穫できると思われます。私たちがワインの中で最も重要視する成分は『酸』です。これをコントロールすることが、シャルドネの良し悪しを決める大きな鍵を握っていることは間違いありません。成熟するかしないかの厳しい気候のなかで、葡萄自身が熟すように努力するのです。 ジュラ紀の母岩は、道南全体の基盤を形作っています。ガロウ鉱山で石灰岩の付加体が隆起していますが、後日書くように、これをうまく使う方法はあるかもしれません。
春の気配を感じるようになってきましたが、まだ雪が降りますし、何より畑の雪が全然融けない・・・。まだ50センチくらい残っています。葡萄はそれほど問題にならないのですが、野菜の植え付けに支障をきたしています。 今年そこそこの大きさのビニールハウスを買う予定でしたが、葡萄の苗代が予定よりかかったため、あきらめました。北海道でトマトやパプリカを作るにはやっぱりハウスが必要なので、小さいのを買おうかな・・・。ボチボチ、野菜の苗と、自作の葡萄の苗づくりの準備に入ります。 今年植える品種は、シャルドネが3500本ほど、ピノノワールが500本ほどです。そのほかは、ソーヴィニョンブラン、シュナンブラン、リースリング、ピノグリ、甲州などなど。 自分の畑はシャルドネがメインなのですが、ピノノワール、ソーヴィニョンブラン、リースリング、セミヨン、シュナンブラン、ピノグリはこの道南の主力品種になっていく可能性があるので、クローンを色々試そうと思っています。 ワイナリー計画は、色々な書類づくりに追われています。が、着実に進んでいます。最近は地元・函館の飲食の方々とお会いすることが多いのですが、改めて皆さんの期待をひしひしと感じます。
![]() 函館市にある、トラピスチヌ修道院です。キリスト教の中でも、厳しい規律に従う宗派がシトー派です。このシトー派はフランス・ブルゴーニュ発祥です。ブルゴーニュの有名な葡萄畑は軒並み、シトー派の修道僧の献身的な努力によって作られたのは、とても有名です。そのシトー派のトラピスチヌ修道院(女性)は函館市に、トラピスト修道院(男性)は北斗市にあります。日本に7軒、世界で170軒ある中、函館近郊に2件もあるのは興味深いです。 クロ・ドゥ・ヴージョの、下部の水はけが悪いところを修道士の畑、中腹のところを王の畑、上部のところを教皇の畑、と分けて考えていたのは有名な話です。多分、これは文月ヴィンヤードにも当てはまるでしょう。ついでに付け加えておくと、最も取引価格が高く、品質も高いといわれる、ドメーヌ・ルロワは修道士の畑の部分も所有していますから、ワインの品質を決めるのは立地条件だけではなく、技術や情熱も強く影響するのは一目瞭然です。 私はキリスト教ではありませんが、シトー派に関しては勝手な親近感を持っています。本質的には違うのですが、仏教で言えば、禅宗に近いイメージです。道元禅師の世界観は非常に好きですし、マクロビオティックの考え方もよく理解できます。そんなシトー派の修道院が近くにあることに誇りを持ちつつ、日々の作業に勤しみたいところです。 |一覧| |