クレズマー・デュオ
東ヨーロッパ・ユダヤ人の大衆音楽「クレズマー」をサックスとアコーディオン、イディッシュ語(東欧ユダヤ人の言語)の歌を交えて演奏する二人組みです。「クレズマー」は主に結婚式などで、放浪の楽師たちによって演奏された音楽です。ユダヤの伝統音楽に、東欧やロシア、アラブなどの音楽の要素が混ざり合って作られる哀愁のメロディーは、どことなく懐かしさも感じさせます。ロシア生まれの画家M・シャガールの絵には、その楽師たちの姿がたびたび登場します。"クレズマー・デュオ"は、そんなクレズマーの魅力に惹かれて、1997年から日本では数少ないクレズマーの演奏グループとして、札幌と小樽を中心にライヴハウスのほか、喫茶店や老人ホーム、各種施設などでのコンサート、商店街のお祭りやイベント会場、商業施設でのステージ演奏なども行い、好評を博しています。また、お二人はイディッシュ語による民話を題材にした人形劇で、こぐま座などを中心に活躍中です。劇団名は「お楽しみ劇場ガウチョス」といいます。