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2012.01.16
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カテゴリ:思ひ出
黒海の近くのトビリシに寄った時

友人が体調を崩し
観光には出かけずホテルの部屋で休むことになった


そこで
すこしでも安心な水を得ようと
ホテル各階にいる世話係?のおばさまが集まる給湯室に
沸騰したお湯をもらいにいった

4,5人でおしゃべりしてる中に入っていき
数少ないロシア語ボキャブラリーで
旅の醍醐味(=現地の人とのコミュニケーション)にチャレンジしてみた(^^)


まずは
自分と泊まってる部屋を指差しながら
「ドゥルク」(=友人:ロシア語会話帳で調べてあった)
お腹をさすりながら
「ニェット(not)ハラショー(good)」(困った顔で首を降る)
ポットの水を指さして飲む仕草をしながら
「パジャールスタ!」(プリーズ)

すると
親切で好奇心いっぱいな感じのおばさま方は
いっせいに驚きと同情心あふれる反応を全身で示してくれて
茶色い沈澱物はあるけどとにかく沸騰はしたお湯(^^;
を快く分けてくれた

笑顔で受け取り
「スパシーバ(サンキュー)」と感謝して部屋に戻った


なかなかいい感じでコミュニケーションできたぞ~と
その時はとても嬉しかった


と、ここまでの流れは
今思い出しても良かったよなぁと思う

けど
これが忘れられない思い出になってるのは
その続きの失敗があったからこそ
なのだ(涙)


ベッドで静かにしている友人にお湯を渡し
自分は続き部屋の椅子にすわってガイドブックを見ていたら


なんとそのおばさま方がみんなぞろぞろと部屋の中に入ってきてしまったのだ!
そして横になっている友人に対して口々に

心配しているが大丈夫か?
何かしてあげようか

という雰囲気?のことを言っている(憶測)

私も驚いたけど
給湯室でのやりとりを知らない友人はさらに驚いていた

結構大きめなおばさま方が
ロシア語でいろいろ言いながら迫ってきたのだから
さぞ怖かったのでは
と想像する


友人は必死に
「ハラショーハラショー」と
大丈夫だからとにかく部屋から出ていって
ということをキッパリとした身振りで伝えている

おばさま方は友人の断固とした拒絶に困惑しつつ
でもあなた腹痛でしょ
とお腹を指差し

今度は私を振り返って
さっきあなたは友達のお腹が
「ニェット ハラショー」と言ったわよね
今、本人がハラショーって言ってるけどこれはどういうこと!?
という疑惑の目を向けてくる


えっ!いや、だからそれは!・・
ちがうんだーっ!!(心の叫び)
と焦る私


友人のお腹は確かにニェット ハラショーなんだけど
今はびっくりしてるし
お湯をもらえればそれ以上の助けはいらないのは確かだし
部屋に入ってくるほどの心配はいらないから
「ハラショー」と言ってるのであって
それはいわゆる奥ゆかしい返事でもあるから
言葉のまま受け止めても違うんで・・って説明したい!!

でも
それって・・

だいたい「ダァー(はい)」とか「ダスビダーニャ(さようなら)」位
しかしゃべれない私にとって
もう使える表現手段は
ジェスチャー!?くらいなのに!

そんな異文化表現の差を
ジェスチャーだけで説明できるかーー!!(絶対ムリーー!)


アワアワする私に

あなたウソついたわね
と憤りの表情をむけつつ部屋をあとにするおばさま方

を見送りつつ(涙)
・・ついさっきまではいい関係を築けてたのになぁ

とくやしさともどかしさを噛みしめた
懐かしい思い出



まぁでも
そのおかげで

伝えられるものはなんとか気持ちを伝えよう、交流しよう
という意識が強まったかもしれない・・


おばさま方には申し訳なかったけど

良かったよね

「ダァー」



ありがとうございます

(^^)






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Last updated  2012.01.16 03:00:43
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