クリスマス・パーティ事件
クリスマス・パーティ事件
あれは、忘れもしないクリスマスより一週間も早い日だった。
施設のスタッフの人たちと、ホテルでクリスマス・パーティが計画されていた。
が、運悪く、大雪だった。
心配になったけど、スタッフの一人が車で迎えに来てくれる。
お酒も飲めるし、おいしいご飯も食べれるしって
何にも考えずに行った。
着くと、ひどい降り。
帰りを心配してくれたスタッフの一人がTAXI会社に電話してくれる。
予約して、時間になったら迎えに来てくれる。
そういう予定になっていた。
なるはずだった。
が、が、が、様子がおかしい。
なんと、TAXIがこの大雪のため休業しているというのだ。
え~~~~~~!?
予期してないわ。
日本じゃ考えられない。
大雪でも大雨でも
客がいれば、運転してくれる日本のTAXIが恋しい。
それから、困ったことが起こった。
誰が私たちを施設まで送りとどけるかでもめはじめたのだ。
今年の幹事の人は「私は家と反対だし、スタッフの一人を家に泊めるから
ダメよ」って言い出す。
迎えにきてくれたスタッフは「私は行きを迎えにいったし」って
足早にご飯を食べると、帰る。
お酒やご飯を楽しむどころじゃなくなってきた。
「もめないでよ!」ってあるスタッフは仲裁する。
でも、彼女もこの雪の中、送りたくない感じ。
いったい、私はどうしたらいいのだ~~。
歩いて帰れる距離じゃないし。
あ~最悪。
こんなんだったら、来なければよかったと後悔。
結局、おやさしいスタッフの一人が
「彼に迎えに来てもらうから、通り道だし、丘の下まで送ってあげるよ」
って言ってくれた。
「そこからは、丘は自分たちで上がっていってね」と言われる。
それでも、かまわない!帰れるなら!
が、結局、彼氏さんはいい人で
施設まで送っていただいた。
日本じゃ、考えられないよ!
楽しいパーティになるはずだったのにな・・・