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つけられてる?事件


つけられてる?事件


あれは、パリ旅行中のことだった。

パリには見所がたくさんある。

美術館に、ショッピング、ヴェルサイユ宮殿。

外国では、あまり、ブランド品を買って

そのままの包装で歩いていると

狙われたりする。

お金を持っていると勘違いされるからね。

なもんで、私は買ってもすぐに、別の袋に入れ替える。

いつもそうしてる。



パリで、行きたい所が割れたから

友達と皆それぞれ別行動していた。

私も好きなブランドのフルラを見たり

友達に頼まれたプラダの財布を買いに街を散策してた。

晩御飯も別々にってことで

ホテルで食べるように、

スーパーで買い物をして

大きな荷物をかかえ、

ホテルに向かった。

パリの街を一人で歩いて

ちょっぴり、恐かった。



そんなとき、赤信号で交差点で止まった。

そしたら、背後に人の気配。

ふと、見ると、

中年で中肉中背のおじさんが

私のとなりにたち、

「こんばんわ」っとフランス語で言ってくる。

私もおそるおそる、「こんばんわ」という。

青信号になった。

こわいから、ゆっくり歩いてみる。

向こうもゆっくり歩いてる。

つけられてる?と一瞬思った。

今度は足早にいく。

私が止まったホテルは、路地に入るので

人通りもないし

恐い。



急に、曲がろうって思って

しらじらしく、曲がった。

彼は、曲がらず、まっすぐ行ってしまった。

よかった~って思ったけど

確認せねばと

彼が消えるまで

曲がり角から覗く(笑)

見えなくなってから、ホテルに帰った。



ホテルに帰ってごろごろしてると

友達が部屋にやってきて(別々の部屋なのね)、

一緒に晩御飯食べようと言ってきてくれたので

友達の部屋で、ご飯を食べながら

今日の出来事を話したり、

明日、どこにいくか決めたりしてた。

そしたら、友達の一人が、

ホテルのバーでコーヒー頼んでこようよっていう。

部屋に持ち込んでもいいらしいしっていう。

「いいね」と皆賛成して、

ホテルのバーに向かった。



「えーっと、何しようかな?カフェ・オ・レかな?」

と悩みつつ、注文しようと、バーテンダーに話かける。

「いやー、また会ったね」といわれる。

・・・・へ?と顔をよくみると、

夕方のあのおじさんではないか!!

こ、こ、ここの従業員さんだったのね。

気付かなかった・・・。

でも、覚えられてるってすごく恐い。

っていうか、こんなこと、起こっていいわけ???



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