タクシー事件

タクシー事件

イギリスにいるときは、よくタクを利用してました。

どうしても旅行帰りで夜が遅かったりすると

辺鄙なとこに住んでいた私は、利用するしかなかったんです。

料金は駅から家まで、約１３００円ぐらい。



あれは、ノルウェーから帰英して

真夜中で、いつもは駅からタクにのるけど

高速バスで帰ったため、バス停に一台もタクがなくって

仕方なくて、歩いて、タク会社までいって、

タク待ちをしていたときのことだった。

ようやく、私の順番になって

やっとの思いで乗り込んだ。

早く、帰りたいなって思ってた矢先だった。



イギリスの交差点は日本と違って

ラウンドアバウトと呼ばれる円状の交差点です。

確か、右からくる車が優先でくるくる回ってます（笑）

そこで、タクは右に曲がらないといけないのに

まっすぐにいってしまったんです！

えーちょっと、間違ってるよ！

行き先を言った時には「オッケー」って言ってたのに！

うちは辺鄙なとこだから、知らない人もいるけど

ここまで間違う人はいなかったわ！とプチギレ状態。

すぐに、「間違えてない？さっきのとこを右にいくのよ！

場所、本当にわかってる？」って聞くと、

「え？間違ってるの？確認するから」と無線で確認してる。

ようやく、ミスに気付いたけど、後のまつり。

「遠回りになるけど、ちゃんと届けるからね」と言われる。

え？遠回り！タク料金はどーしてくれるのよ！

帰ったばっかで、あんま、ないよ、ポンド。

不安になる。

しかも、私が払うの？

暗いから、周りもみえないし、

ぼったくられたらどうしょうっと悩む。

でもタクは進んでるし。

なんとなく見覚えのある景色が見えて

少しホッとした。



そうして、着けば、

普通は、１５分ぐらいで着けるところが

３０分以上かかってしまった。

運転手が「いつもどれぐらいで着くの？」と聞く。

しめた！と、いつもよりちょびっとだけ安くいう。

いつもは￡７－８の間なんだけど

「￡６－７よ」って言った。

そしたら「じゃ、￡７でいいよ」と言ってくれたー！

ラッキー！



でも、やっと帰れたのに

チャイムをならしても、誰も鍵を開けにきてくれず、

その後１５分ほど、３月初旬の寒空のなか

外で待ってました（泣）