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パフィン事件

パフィン事件


パフィン。

知らない方のほうが、多いのでしょうね。

パフィンと言って、とーーーーーーってもかわいい鳥がいるのです。

フランスとイギリスの間の海と、スコットランドのエジンバラ付近の海辺の町の

ノース・バーリックってとこにしか生息してない貴重な鳥なのです。

しかも、パフィンは、あまり飛ばないんです。

飛ぶのがあまり好きじゃない鳥なのです。

水遊びが大好きな鳥なのです。



エジンバラに友達が住んでたので

遊びに行った日のことです。

友達が「どこに行きたい?」って言ってきて

どうしようか、どこに行こうか迷ってたとき、

友達がパフィンについて、語ってくれて

今の時期あたりから、飛来してくるみたいとのこと。

そんな貴重な動物見たいではないか!っとそれを見にいくことにした。



そーーーーんな日に限って、雨。

でも頑張って行って見る。

やっぱり、日本海育ちの娘としては、海辺の町ほど落ち着くことはないねぇ

着いてすぐ、ボート乗り場を探す。

そこには、えーっと、名前を忘れてしまいましたが、

なんとかロックっていう、岩島?みたいな島があって、そこには数千羽ものというか

何万羽の鳥が生息してて、パフィンもたまにそこにいるらしくって、

そこを回るボート・ツアーがあるのだ。



ってことで、乗り場を探すが、乗り場は見あたらない。

近くのお店に入って、聞いてみるが、その通りに行ったつもりでもない。

よくよく探していくと、船から降りる人がいる。

船着場?らしきとこにいくと、船員さんに、次はいつかと聞いてみる。

時間を聞いて、安心して、ご飯を食べにいく。

雨は、少し、止みはじめていた。

こんな雨の日にボートに乗るのはうちらだけかと思いきや

けっこう、大勢のお客がいた。

男の人が多かったかな。



で、出発~♪

最初の1,2分はよかったけど、あまりにも海が荒れていて(と感じた)、

だんだん、船酔いが激しさをます。

船員さんに「パフィンは見れる?」と聞くと、

昨日は見たと言ってきて、見つけ次第、教えてくれるって言った。

気をまぎらわしたいのだが、一向にパフィンは見れないし、

進まない。

ロックが遠方に見える。

遠くからみると、キレイな真白の島だなって思った。

だんだん、近くなると、それは島の色じゃなく、鳥たちの糞の白さだった(笑)

近くによると、もう、ものごっつい恐いぐらいの鳥たちがはばたき、

ひしめき、上からは糞が舞い落ちる、

気味の悪い島だった。

その島に船は着く。

たら、何人かが、そこに滞在してたのか、乗ってくる。

よく、何時間もあんな恐いとこに居れたんだろうっと友達と悩みまくる。



そうこうして、ロックを一周してもまだ、パフィンは見れない。

そうなると、どうしても見たくなるのが、人というものだ。

とにかく、鳥さえみれば、キョロキョロ覗きまくりで、

しまいには、船員さんが「あ!パフィン!」っと言ってくるので

バッと、どこやどこ?って振り返る。

どうやら、そんなうちらがおもろくて、うそを言ってる。

くっそ~~~~~~!

って思ってた矢先、

友達が「あれ、パフィンちゃう?」って指差す。

目の悪い私は「パフィン?」って思ったが

カメラをとりまくる。



そして、気分がさらに悪くなる。

波は荒れる一方で。

あまり、海が好きでない私は(見るのはいいの。)、フラフラ状態。

もう、いつ倒れてもいい状態。

早く、陸へ、もう、陸へって意識が遠のきながら、やっと陸につき

フラフラで、ようやく、船を降りた。



少し経つと正気に戻り、パフィンを見れて、少し満足。

後日、写真を現像すると、そこには、まぎれもないパフィンがプカプカ、海に漂ってました。

くぁわいい~~~~~~~~。

ちなみに、顔はペンギンチックで、口ばしは、しゅう色チックで。

ちょっと、ぷくっっとしてて、とーーーーってもキュートなの。




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