テーマ:家を建てたい!(9811)
カテゴリ:おうちのマメ知識
9月20日放送の ためしてガッテン(NHK) をご覧になった方も多いかと思います。 テーマはシックハウス対策で、家庭でできる簡単な方法として、扇風機と自然換気を使った湿気対策が紹介されていました。 番組をご覧になっていない方の中には、「シックハウスは化学物質によって起こるはずなのに、何で湿気対策なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれないので、放送内容を簡単にまとめておきます。 また、関連サイトへのリンクも紹介しておきますので、興味ある方はそちらもご参照くださいね。 ^^ 青字部分はためしてガッテン 2006年9月20日の放送内容 より引用 (一部けもやが編集) ■シックハウス症候群の原因物質(特にホルムアルデヒド)はどこから発生している?■ 壁・床・天井などの建材や接着剤から出るホルムアルデヒドなどの有害な化学物質が原因とされており、国土交通省が2003年にホルムアルデヒドの使用を規制して以降、厚生労働省の室内濃度指針値を超えた新築住宅は急減している。 しかしながら、専門医療機関にかかる患者数は増加傾向にある。 そこで、一般の家屋のホルムアルデヒド濃度を調査してみると、室内濃度は低く安全な数値であっても、押し入れや家具などに使われた合板から大量に発生しているケースがあった。 特に、キッチンの吊り戸棚、食器棚、押し入れの合板がむき出しになっている部分の数値が高かった。 新築、リフォーム、古くからの家にかかわらず、すべての家屋で同様の傾向であった。(番組では6軒の家屋を調査) 最近の家具は、ホルムアルデヒドの使用量の少ないものや、発散量の少ないものもあるので、入手時に問い合わせをするとよい。(低ホル、F☆☆☆☆などと表示) 関連サイト ⇒ 2003年ワークショップ 「室内環境と建築材料」 横浜国立大学 関連サイト ⇒ 接着剤やメラミン樹脂とホルムアルデヒド 住まいの科学情報センター Q&A集 関連サイト ⇒ 合板の接着剤とホルムアルデヒド 株式会社マルヒ 関連サイト ⇒ 低ホルムアルデヒド合板の開発と安全性の評価 独法) 森林総合研究所 ■健康への影響はどれくらい?■ 健康との因果関係は、現在も未解明な部分が多い。 有害な化学物質を吸い込んだからといって、ただちにすべての人の健康に影響が出るとは限らない。 感受性は人によって大きく異なるため、ごく微量で反応する敏感な人もいれば、体質的に大丈夫な人もいる。 ただし、慣れて適応しているようにみえても、健康には影響を及ぼしていることが考えられるので、有害な化学物質を減らすに越したことはない。 関連サイト ⇒ シックハウスの捉え方について 住まいの科学情報センター Q&A集 関連サイト ⇒ 化学物質過敏症とアレルギー症の違い 住まいの科学情報センター Q&A集 関連サイト ⇒ シックハウス対策に関する相談機関 住宅情報提供協議会 ■室内の化学物質を計測するには?■ 室内の空気中の濃度を計測するキットや、モノがどれだけ化学物質を放散しているかを計るキットなど、さまざまな商品が販売されている。 また、地元の市町村など自治体が、ホルムアルデヒドを計測するサービスを行っている場合がある。 関連サイト ⇒ シックハウス対策に関する測定サービス 住宅情報提供協議会 関連サイト ⇒ 環境検査キット・分析サービス AQUA D.RIZE 関連日記 ⇒ 【マメ知識】住宅内の化学物質測定バッジ 関連商品 ⇒ ホルムアルデヒド測定器 ■シックハウス対策と湿気対策の共通点は?■ 合板の接着剤として使用されるホルムアルデヒドは、湿気の多い場所では放散量が増える傾向にあるため、湿度計を使うと化学物質が溜まりやすい場所を見つけることができる。 実際に家屋内の湿度と化学物質濃度(TVOC濃度)を測ってみると、押し入れや戸棚の奥などの湿度が高い場所では、化学物質の濃度も高かった。 扇風機を使い強制的に風を送り、かつ窓を2箇所以上開けて換気することで、湿気と化学物質の濃度を低減させることができる。 関連日記 ⇒ 【マメ知識】家具・家庭用品から発生する化学物質(シックハウス) ■空気清浄機の落とし穴■ 最近の空気清浄機にはホルムアルデヒド除去機能が付いているものもあるが、完璧ではない。 扇風機や換気扇と併用することが必要。 関連サイト ⇒ ホルムアルデヒドのオゾン分解 住まいの科学情報センター Q&A集 関連サイト ⇒ タバコと空気清浄機の真実を暴露するHP 山岡雅顕 医師 ◆シックハウス・化学物質の関連日記はコチラ♪ けもやのおうち・目次 ⇒ 8. マメ知識 ⇒ 【シックハウス・化学物質】の項をご参照ください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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