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30日には二件のトップ返り咲きがあった。 先ずは前経団連会長の御手洗氏(76歳)がキヤノンの社長に再度就任す ると発表された。 この誰もが経験したことがない苦難の時期に異例の復帰である。 意図は壮なりと敬意を表したいところだが・・・。 他の一件は相撲界で北の湖の異例とされた理事長復帰だが、相撲に関心 がない当方にとっては何らのコメントはない。 私はもう何年も繰り返して故中内功氏が40年近くも前に言われた「これ からは蓄積された経験と知識がものを言わなくなる時代だ」という卓見 を使って、時代の変化と時の流れの速さを認識せよと主張してきた。 もっと具体的に言えば「高齢者はお辞めになった方が」ということ。 だが、なかなかそうとは行かないのがこの世の常である。 キャノンは「今の困難な状況はベテランに任せるのが一番だ」と説明し たそうだ。 故中内氏とはえらい違いではないかな。 何故、御手洗氏よりも若い社内の世代には任せられないのだろうか。 各社にはそれぞれの社内事情があるだろうから、これ以上言うことはな いが、御手洗氏が未曾有の困難な時代を見事に乗り切って見せて下さる ことに期待しよう。 尤も、54歳の野田総理があの体たらくでは、御手洗氏は「乃公出でずん ば」となったのかも知れない。 以上は、メイル・マガジン「頂門の一針」2507号 2012(平成24)年2月1日(水)に掲載 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |