カテゴリ:映画
峰不二子のモデルともなった伝説のミューズ、マリアンヌ・フェイスフル。
60年代、歌手としてデビューし、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーの恋人として世界中に知られ、またその美貌で世の男性を虜にしたが、その後酒やドラッグに溺れてずっと表舞台から遠ざかっていた。 自分はそのことを知らなかったけど課長からその話を聞き、渋谷に行くし内容も興味があったのと見た人の評価が高かったから見ることにした。 【あらすじ】 ロンドン郊外の小さな村に住む中年主婦のマギー(マリアンヌ・フェイスフル)は、難病の孫を救う資金を稼ぐために高給の接客業募集の張り紙を見て応募しに行く。 実はそこは日本発の“ラッキーホール”と呼ばれる壁にあいた穴越しに手を使って男性をイカせる風俗店。 もちろん今まで平凡な主婦として過ごしてきたマギーは最初はそんなことも知らず、オーナーにも呆れられるがその手を触ったオーナーがそのなめらかな感触に資質を感じ取り、高額金の提示をする。 驚いたマギーは最初慌てて帰ってしまうが、しかし高齢でもはや他に残された道もないマギーは覚悟を決め勤めはじめると、その手の感触にたちまち行列ができ始める。 オーナーから「イリーナ・パーム(イリーナのてのひら」という若い東欧の女性を想起させる源氏名をもらい、ますます売れっ子になるマギー。 しかし一方で孫の病状は悪化していくばかり。 早く資金を工面したいマギーは焦りがつのる。 思いもよらない仕事を始めたことで今までの世界が変わっていくマギー。 果たして彼女の行く末は? 【感想】 見終わった直後は正直期待が高すぎた分思っていたより普通だったな~と思ったけど、後からその立場になって想像すると結構考えさせられる。 例えば一番思ったことは自分の母親が自分の息子のために風俗で働く羽目になったら? 映画では息子は激怒する。普通そうだろう。 ただその感情はただ風俗で働いている=汚らわしい。 息子ももはや全ての財産もなくどうにもならない状況に疲れ果てているから余裕もなくそういう行動を取ってしまったのだろう。 しかし恐らく自分はそうではなく、そうさせてしまった自分の情けなさに怒りが込み上げると思う。 そしてマギーの身を挺した純粋な愛情に理解してくれるのはやはり同じ母親だからか息子の嫁。 これに関しては同感。 どんな方法であれそこまでしてくれたことには感謝しなければいけないと思った。 しかし日本にあんな形態の風俗店があるなんて全然知らなかった、驚きだ! 今でもあるのかなぁ、行ってみたいとは思わないけれど。 ラストに関してはやっぱりそこに落とすのかっていうのと、それで終わり?っていう感想。 まぁ後は勝手な想像すればいいんだからそれはそれで良かったかな。 (個人評価:6/10点) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 20, 2008 04:30:30 PM
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