カテゴリ:映画
本命は『アメリカを売った男』だったけどシャンテシネでまとめて見れるならいいかなと思い鑑賞。
『ダージリン急行』 キャスティングは豪華だけど見る前からなぜかB級の匂いがぷんぷんする。 でも実際は本物の列車を借り切ったり、マーク・ジェイコブスに旅行鞄のデザインをさせたりと凄い。 しかもビル・マーレイとかナタリー・ポートマンがあんな端役で出てるなんてちょっと驚き。 ん~でもやっぱりどこかマニアック。 監督が映画作りで遊んでる印象。 その一つに本編が始まる前に『ホテル・シュバリエ』という短編から始まるのだけど、これが秀逸でしかもちゃんと本編に繋がっているのだ。 本編の随所にそういった遊び心が散りばめられて思わずにんまりしてしまう。 またストーリーはいたってシンプル、テーマも家族愛と心の旅、精神的な成長と明確なんだけどなぜか捉えどころがない。 インドというごちゃごちゃしててエネルギッシュなシチュエーションでインドならではのハプニングが起こり、そこに噛み合わない兄弟をうまく配しているからかもしれない。 男三人兄弟という環境も分からないし、家庭環境にもよるだろうけど、ただいつになっても兄弟は兄弟なんだなぁと妙に納得。 ラストシーンはそれを象徴しているかのよう。 線路は続くし、列車も止まることがない。 インドを旅行するちょっと抜けてて子供な三兄弟とゆる~い雰囲気に癒された。 ウェス・アンダーソン監督の作品は未見だったけれど、『ロイヤル・テネンバウムズ』とか『ライフ・アクアティック』の予告編を見た時にも興味はあったから今回はいい機会だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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