chez maki dans holland

今日もお天気だったので、市場まで歩いて出かけました。

うちの近くには、通りをはさんで運河があります。

運河の側を通ったら、運河から上がってきた鳥（この鳥はなんていう名前なのかわからないのですが、結構大きくて、黒く、額と足が白い鳥です。）が、私の目の前を横切って行きました。
どうやら、通りの向こう側の運河へ行こうとしていたようです。

でも、この通り、かなり交通量が多いし、スピードを出してる車も多いのです。

　　　「えっ？渡る気？危ないよ。。」

でも彼（彼女？）は、どんどん通りへ出て行こうとします。
1歩通りへ下りた瞬間、車がバーンと過ぎて行き、危うく轢かれそうになること2回。。

　　　「危ないよ！止めた方がいいよ！」

私は歩くのも忘れて、本気で鳥に話してました。。

鳥はそれでも通りを渡るつもりです。
鳥だから仕方ないけれど、左右から来る車なんて確認しません。

2回ぶつかりそうになったのに、また通りに出て行きます。
今度はかなりの勢いで、走って行く感じです。

　　　「あ、やめて！！危ないから！！やめて！！」

私が叫んだのも束の間、もう少しで渡り切る所で、車にモロにぶつかってしまいました(>_<)。。
瞬間、どんっと鈍い音がして、鳥は動かなくなってしまいました。

　　　　あぁ。。(/_;)

車の方も、鳥が渡っているを見て少しスピードを落としはしたものの、避けては車の方が危ないので、仕方ありません。。
見ていられなくて、足早にその場を離れました。
できるなら、倒れた鳥を芝の上まで運んであげたかったけれど、動揺してしまって、見ていられませんでした。

あの鳥は、本当に向こう側の運河しか見ていませんでした。

羽があるのに、飛ぼうともしませんでした。

こちらの鳥は、よく走って移動しています。
「何故飛ばないのかな？」と思うことがよくあります。


先の目的ばかりに目が行って、周りを見ようとしないと、大事な物を失うよ。。

そんなことを、鳥に教えてもらった気がします。

今日はちょっとショックでした。。


　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蝶は魂の象徴なんだって。　アウシュヴィッツの壁には
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　囚人の人の描いた　たくさんの蝶の絵があるんだって。