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★のんびり生活 ~北の国から~★

★のんびり生活 ~北の国から~★

2005年8月前半

8月1日「脱ドイツ」

『八ロー マイン シャッツ!

 やっと君が起きてシャワーを浴びに行ったから手紙が書けます。
 君がドイツに来てからの2ヶ月は本当に素敵でした。毎日とても楽しかった。
 君も僕と同じくらいに楽しんでいたならいいのだけれども。
 喧嘩も時々したけれどでもそれでも素敵でした。
 君が日本でゆっくり休んでこれますように・・。 時間通りにくる電車やおいしいご飯、
 それからトルコ男のいない空間を満喫してきてください。ご両親と仲良くね。

 もし例の手紙が着たら君に一番に知らせます。 
 君が“あそこ”に受け入れられたことも、すごく嬉しく思っています。
 君になら絶対できるって信じています。
 だからそのためにも絶対にドイツに帰ってきてください。
 君はドイツに帰ってこなきゃだめなんだよ。
 だって僕はもっとたくさんのブタの貯金箱と可愛い羊グッズを    
 君に買ってあげるんだから。

 君と昨日XXXで過ごした時間は本当に楽しかったです。
 君は待ち合わせに遅刻したけれどすごく楽しかったです。

 君が毎日そばにいる生活は本当に楽しい。
 もし君がドイツに帰ってきたら・・  。
 ちょうどこの間二人で京都に行ったみたいに、 
 小旅行をふたりでしよう。約束します。
 
 イッヒ リーベ リーベ リーベ ディッヒ
 ガンツ ガンツ ガンツ フィール!!!!

 2週間後に、またフランクフルトで。
 君の帰りを待っています。

 ルパンより。    

 本当に愛しゅています。絶対帰ってきてください。』



こんな手紙をルパンは私が里帰りする前にくれた。

え、今度は日本?と驚く方もおられると思いますが
フジっ子体調不良のため一時里帰り中です。

ドイツに来てから2~3度熱を出してダウン。
食欲不良で心配していた体重増加どころか体重減少。
ダウンするたびルパンに怒られ・・・。(なんで怒られる?)
とは言ってもやせこけたわけではないので心配無用。

ただ久しぶりに私の姿を見た両親は
今までアメリカへ行き、イタリアへ行き太った私を見てきたので
やや驚くと同時にかなり心配をしている。

母は今朝私の足を見て、

『やせて張りがなくなったね・・・。』

とこぼした。

ま・・・まるで私が重病人みたいではないか!!!!!!
(張りがないのは歳のせいでは・・・。)

今朝私はものすごい尿意を持って目覚めた。
用を足して寝床に戻ってしばらくすると、
ものすごい胸のむかつきでまた目が覚めた。

トイレに行くも何も出ず。
ただただ気持ちが悪くてオエオエ言うだけである。
ものすごい冷や汗をかき、結局ダウンしてしまった。

ドイツに居るとき、いやその前から体調は優れず、
結局予定していなかった短期の里帰り。

大好きなルパンがそばに居て、
一生懸命私と日本食を食べようとしてくれたけれど
私の体調は一向によくならず。

身体の調子が悪いと心も弱くなるもので、

『ルパン、私もうドイツには帰ってこないかもしれません。
 苦しいです。ご飯が食べられません。
 ソーセージのにおいをかぐと気持ち悪くなります。』

とこぼしたりもした。

だからルパンはこんな手紙を書いてよこしたのだ。

私が日本へ発つ前夜も一緒に映画を見終わった後に
テレビを消すと目に涙を浮かべて、

『フジっ子、ドイツへまた帰ってきますか。
 僕は君がドイツへきて、本当に嬉しかったのに。
 お願いです。帰ってきてください。』

と言った。

ルパンの涙を見たのは久しぶりだ。

空港に居るときにSMSが来た。

『フジっ子がいなくって本当に退屈です。』

しばらくすると電話もかかってきた。

『本当に退屈です。何もすることがありません。
 何をしていいかもわかりません。ご飯を作る気もしません。
 君が言っていたように、  
 フジっ子サボテンとルパンサボテンに水をあげました。
 ついでにバジリ子にも水をあげたので安心してください。
 フジっ子、はやく帰ってきてください。 』

両親の家でメールをチェックしたらメールが来ていた。

『君がいなくて本当に退屈です。話し相手が誰も居ません。
 一番悲しいのは夜寝るときに抱きしめる人がいないことです。 
 今日も何もしませんでした。パソコンですら遊びませんでした。 
 映画を何本か見てそれで終わりです。だから特に報告することはありません。
 だって君が居なくなってから新しいことは何も起きていないから。

 君はもちろん日本に居るから退屈していないと思います。
 お風呂には入りましたか?リラックスできましたか?

 君はおいしい日本のご飯が食べられるし、いいなあ。 
 おすしとかおにぎりとか。うらやましいです。
 明日にでも買いに行こうかと思います。
 
 ボクのフジっ子にたくさんのチュウを。
 ボクは(ひとりで)床に入って君の夢を見ます。

 イッヒ・リーベ・ディッヒ!  ルパンより!!』

ルパンごめんね。
ドイツの生活は私の身体を蝕みます。
あとほんの10日ばかり。

***********************************

8月2日「フジっ子ダウン」

健康診断を受けさせられた。これはやばい。
本当にこのままではドイツに帰るどころではないのだ。
しかも見つかってしまった。
私の腎臓には・・・・。かなり大きな・・・・。
本当に大きな・・・・。『腎臓結石』
お医者様が見せてくれた私の腎臓結石の写真は・・・本当にかなりでっかい。
しかもお医者様もかなりでっかいとおっしゃった。

本当にこれはかなりショッキングなほどに大きくて
フジっ子やや動揺してしまった。
どどどどどどどどどうしたらいいのだろう。
こりゃ本当にドイツに帰っている場合じゃない。

しかも血圧を図るとけっこう低くて、
いわゆる低血圧なのだが父に言わせればこれは『ご臨終』の血圧だとか。
(あたしは死ぬのかい!!)

とりあえず心配してくれている夫もどきにまずメールで報告し、
暇なので電話もかけてみた。

『ちょっとちょっとフジっ子。
 臓器のひとつに石があるってどういう意味?!』

と聞かれた。

『うん、だから臓器の中に石があるんだよ。』

と私。

『どうしてそんなことがわかったのさ?』

とルパンが問うので、

『写真を撮って断面図を見たからだよ。』

と冷静に答える私。

『石ってどういうこと?どこに?胃に?
 君石でも食べちゃったの?』

ば・・・・・・・・ば・・・・・・・・
バカかっ!!!!!!!!!
どこのドイツ人が石を食べるんだッつーの!!!!!!!!!!!!!
・・・・って言ってやりました。

ルパンはようやく私の腎臓結石の話を把握して、
急に心配をし出したと思ったら
電話をしながらその対策をインターネットで調べ始めた。

私が昔不正出血で悩んでいたときにも
すぐにインターネットでいろいろと調べ上げて
症状と対策と危険性をメールで要約して教えてくれた。
(この辺は非常にマメな男である。)

ルパンは本当に真面目と言うか、
私が問題を抱えると私の気持ちをなだめるとかそういうことはそっちのけで
その問題の解決策を何よりも優先する。

それはそれで本当にありがたいことなのだけれども
一方の私はまず気持ちを落ち着かせてからではないと
問題の解決へと前進できないのである。

とは言いつつも。
慣れてしまえば『ああルパンの癖だなぁ』と思えるようにもなるし、
見方を変えれば下手にオロオロしているよりは頼りがいがあるともいえる。

腎臓結石のことだけではないが食欲もすっかり減退して
大好きなうなぎが半分しか食べられずすっかり気落ちしてしまった私は
電話越しでまた弱音を吐いてしまった。

『ルパン、私やっぱりドイツへ帰れないかもしれない。
 ドイツへ帰るとソーセージのにおいがする。
 フライドポテトのにおいがする。 ドゥナーのにおいがする。
 トルコ人のおじさんのにおいがする。(注)』

(注:どうしてトルコ人のおじさんはあんなに沢山香水をぶっ掛けるのですか?
 毎日香水を一本ずつ使っているのですか?素朴な疑問です。)

『フジっ子、
 君はソーセージのにおいがいやだから帰りたくないの?
 それってボクが日本は焼き鳥のにおいがするから行きたくない・・
 って言うのと同じだよね?
 それだけで君はボクと一緒にいられることを放棄するの? 
 もしボクが焼き鳥のにおいがするから日本に行きたくないって言ったら
 君は悲しくならない?』

『・・・それはそれで受け入れるよ・・。』

ああソーセージのにおいが。ああベーカリーのにおいが。
ああフライドポテトのにおいが。ああドゥナーのにおいが。

イタリアにいたときにはこんな思いをしたことがなかったのに。
アメリカにいたときには若かったがゆえどんなにまずいものも
自分のエネルギー源としてガツガツ食べていたのに。
どうしてドイツだとだめなのだろう。

『フジっ子、そんなこと言わないで。
 ボクは絶対にまた君に会いたいんだから。
 まだ君に新しいブタの貯金箱と可愛い羊グッズや
 そのほかの可愛いぬいぐるみを買ってあげたいのに。
 大丈夫。ボクが一緒にレシピを考える。
 できるだけアジアのものを食べられるようにするから。 
 ほら。ボクアジアの料理の本を二冊も持っているじゃないか。』

『でもルパンの持ってるアジアの料理の本には
 私が食べなれないアジアの料理ばかりが出ているの。
 私はきっと新しいものはしばらく食べられない。』

ああどうしてこんな身体になってしまったのだろう。
昔みたいになんでもおいしく食べれるようになりたい。

『そうか、わかった。でも大丈夫。
 君のなじみのある日本料理を一緒に作って食べよう。
 脂っこくないものを一緒に食べよう。』

『でも私はそんなに沢山ドイツで日本食の材料を買えるほどの
 余裕のある学生ではないんだよ、ルパン。』

『ボクはそこまで貧乏じゃないよ。 
 だから一緒に君の食べられるものを作ろう。』

ルパンは本当はとても優しい心の持ち主なのだ。
一生懸命解決策を考えて常に前を向いて進んでいく。
また離れ離れになってしまうと
私にかなりの精神的負担が再びかかってしまい
今以上につらい状況に追いやられることもルパンはわかっているんだ。

私が逆の立場に立たされたらどんな反応をするのだろう。

「それは残念だね。仕方がないけどルパンはドイツにいるべきなんだよ。」

なんて言うのだろうか。

ルパンの一言一言から私と一緒に居たいと言う気持ちは伝わってくるのに
私の身体がドイツを拒否する。

ああソーセージのにおいが。ああベーカリーのにおいが。
ああフライドポテトのにおいが。ああドゥナーのにおいが。

たかが食べ物。されど食べ物。

ルパンに絶対にまた会いたい。一緒の生活に戻りたい。

***********************************

8月3日「トニーローマの教訓」

トニーローマってご存知ですか。

私がまだ小学校の中学年くらいの時に
どういうわけか家族で行ったことがある。
なんだか薄暗い店内で私は落ち着かなかったのだけれども
父が勝手に色々と注文をした。

なんだかでっかい肉のかたまりが出てきたのを覚えている。
そしてその肉の匂いがくさくって(多分スペアリブでしょうかね。)
父と母に食べたくないと訴えた幼い日の私。
でも一口食べたような食べていないような。
この辺の記憶はかなり曖昧で食べたかどうかも覚えていない。
匂いが嫌だったので食べなかったかもしれない。
食べていてもおそらくそれ以上に食べたとはとても思えない。

それじゃあ、と言うことで別の食べ物を差し出された。

それがまずくてまずくて、臭くて、まずくて、本当にまずくて、
幼子心に本当にまずい印象が強くて、今でも忘れられない。
何を食べたのかって?オニオンリングでした。
子供ながらに絶句でもうそれ以上食べることができなかった。

そのとき誓った。

あたしは絶対にアメリカへは行かない。
あたしは絶対に外国では暮らさない。
あたしはずっとずっと日本で生きていく。

と。

でもそんな幼き頃の自分への誓いを忘れ
私は17歳で行かないと誓ったアメリカへ飛んでしまった。
ああ、あの頃のあたし・・・・本当にアホだよ!!!!!!
そして後悔した渡米1週間後。
家族の食べる肉の匂いが臭くて臭くて死にそうになった。
(あたしは匂いに敏感なんだろうか。)

あんなの肉じゃねえ!あんなもん人間の食べるもんじゃねえ!

なんで食べ物が臭いんだ!どっから持ってきた肉なんだ!

と国際電話で母に愚痴った。

しかし空腹に勝てず
いつしかあの臭い肉をうまいと思えるようになってしまった。
そしてコロコロに太ってしまった。
が、帰国して半年もするとまたスリム体型に戻った私。

そしてあの臭かった肉の記憶もまた薄れていった・・・・・。



大学2年の前期。
母親がイタリアに行く!と言い出したので
ヨーロッパに行ったことがないから
大学の授業をサボってまでしてイタリアについて行った。

初めてのヨーロッパは輝いていた。イタリアはすごいきれいだと思った。
同時にご飯は美味しいと思った。でもやっぱり胃が痛くなった。

やたらに男が私を見てベッラベッラと言うので
有頂天になってしまいあのときの胃の痛さも
旅行から帰った後はすっかり忘れてしまった。




大学2年の終わりごろ。


中国人の友達に誘われて中国に一週間ばかり滞在した。
中国で食べる中華料理はとっても美味しかった。
だから絶対に中国はまた行くんだ!と心に誓った。

月日は流れ。



大学4年の前期。



夏からはイタリアへ留学なのだ!と意気込むと同時に
夏まで待てない!と言うことで急遽ルパンに会いに行くことになった。

初めてドイツに行って初めてルパンに会って
到着早々近所のレストランへ行った私たち。
しかもドイツ料理店。(←私のリクエスト)

緊張のせいか疲れのせいか
何を食べたのかは実は記憶にない。

肉があったような。
そしてその横にはイモがあったような。(←間違いない。)
そして赤いキャベツもあったような。

でもそのとき思った。

あたしドイツ料理好きじゃないかも・・・・

・・・・なんてことはない、ことはない!

きっともっと好きになれるものがドイツにあるはず!

って私なりにこの2年努力してきた。(本当に?)




そして2005年・・・・
流れ流れてドイツへ流れてきた私は・・・・
ソーセージの匂いとベーカリーの匂いと
ドゥナーの匂いとトルコ人のおじさんの匂いにやられて
とうとう体重昨夏の帰国直後から-(マイナス)13キロ。
(↑どんだけ太っていたんだ!!)

(注)あたしは昨夏イタリアからコロコロの状態で帰国しました。
   とーってもかわいかったのよっ!(←ちょっと無理がある。)

今の体重は
私がイタリアへ行く前の体重-(マイナス)3キロ。

幼き日の誓い・・・
あたしは絶対にアメリカへは行かない。
あたしは絶対に外国では暮らさない。
あたしはずっとずっと日本で生きていく。

どうして私は忘れてしまったんだ。
どうしてあの誓いを貫き通さなかったのだ。
もしあの誓いを忘れずにいたのなら・・・・・

ソーセージの匂いとベーカリーの匂いと
ドゥナーの匂いとトルコ人のおじさんの匂いで苦しむことはなかったはず。

トニーローマよ・・・。

***********************************

8月4日「お母さんごめんね」


今日母がイタリア語の冠詞がわからない、
と言うのでテキストをつかって説明をしてあげた。
彼女は典型的日本人なので
定冠詞と不定冠詞の概念でつまづいているようだ。

彼女は練習のためにときおりイタリア語で日記もつけて
語学教室の先生に添削してもらっているようなのだが
その日記の添削部分でわからないところがあるというので
日記を見直しながら文法の説明もしてあげた。

母の書いたイタリア語の日記をパラパラ見ていると
ちょうど私が今年の4月に風邪でダウンしたときのことが書いてあった。

『娘のフジっ子が今日電話をしてきました。
 熱があるといいました。
 彼女が病気のとき、私は本当につらいです。
 なぜなら、ここからでは彼女を助けることができないからです。』

おかーさん、心配かけてごめんね。

***********************************

8月5日「羊の肉を堪能する」


サッポロビール園にてジンギスカンをたらふく食った。
羊はうまい!羊はうまい!羊は本当にうまいのだ!
私は本当に羊の肉って大好きなのだ。あの匂いもたまらない。
そしてビール片手にガツガツ行く!(私は体が悪くて飲めませんが。)
やはりうまいもの食べるときには酒が必要だ。
酒を飲むときにはうまいものが必要だ。
(しつこいようですが私は体が悪くて飲めません。トホホ。)

家に帰って何気なくメールなどチェックしてみると
ルパンからまたまた呑気なメールが来ていた。

『フジっ子・シャッツ!

 ボクは昨夜の誕生会から遅くに帰ってきてついさっき目が覚めたところです。
 もちろん雨も降っています。

 ドイツに帰ってくればもう病気はしないと思います。
 だってボクは君がいつも健康的なものを食べられるように
 お世話をしてあげるつもりだしもし万が一また体の調子が悪くなっても
 ボクが絶対に看病するから!!
 そうすれば君の心配事はひとつ減って
 君は安心して君のしたいことに集中できるでしょう!

 君の結石が痛みを伴っていませんように。
 そしてはやく食欲を取り戻して元気になってください。
 これからシャワーを浴びて食料調達に行きます。

 たっくさんのチューをボクのフジっ子に
 
 ルパンより』

私の結石は今のところ痛みがない。
ただ、本当にまじでものすごくでっかいのだ。
だからお腹に爆弾抱えているようなもんである。
ルパンはちょっと勘違いしている。

私がドイツの不健康なものばかりを食べざるを得なかったがゆえに
健康を損ねてここまで体重が落ちてしまったと思っている。
それは大間違いなのだ。
ドイツの不健康なものではなく
ドイツのまずいものばかりに囲まれて
その悪臭に囲まれていたがゆえに体重が落ちたのだ。

不健康でも美味しければ食べて私は今ごろ立派に肥えて
品評会にでも出されているってなもんである。
日本食のすごいところは美味しい上に体にいいところだ。
西洋の食べ物にだって美味しいものが沢山あるけれど
実に体に悪いものが圧倒的に多いと言うのが難点として挙げられる。
でも。
不健康な上にまずいよりは不健康で美味しいほうがいい。

別にいいんだ、ルパンがわかってくれなくたってさ・・・・。

***********************************

8月5日「調味料バトン」


つい先日一緒に回る寿司をサッポロで共に食したriricちゃんから。
ありがとう、riricちゃん!
今日は私は羊をガッツリ食べました@サッポロビール園。万歳!


【Q1】次のメニューにどんな調味料をかけますか?
(薬味は含みません)

・目玉焼き→塩のみ!

・納豆→納豆についてるたれとからし。
    または家で使っているおしょうゆとからし。
    または醤油と混ぜた生卵。(あ、調味料じゃないや。)

・冷奴→醤油!んまい!!しょうがものっけよう。

・餃子→酢醤油+とラー油!酢は多めが好き。

・カレーライス→何もかけません。そのままで美味しい。
        でも北島マヤちゃんはソースをかけるらしいねぇ。

・ナポリタン→そのままかパルメザンかタバスコ。気分しだい。

・ピザ→イタリアにいるとき以外は滅多に食べませんが食べるときはそのままです。

・生キャベツ→世界のブルドックとんかつソース!!

・トマト→生のままかじりつきます。

・サラダ→オリーブオイルとバルサミコ酢または白ワイン酢
     酢は白ワイン酢にしたりりんご酢にしたりコロコロ変わる。
     
     和風サラダならオリーブオイルに酢醤油。
     大根サラダとかたまらないわー。
    
     日本で売っている中華ドレッシングやしそドレッシングも好き。

・カキフライ→タルタルソース!
       んまーーーー!!!!!

・メンチカツ→やっぱり世界のブルドックとんかつソース!
       
・コロッケ→おっと、ここでも世界のブルドックとんかつソース!

・ご飯→そのままのときもあるけれど、
    海外にいるときは醤油をかけて食すことも。
    (それにシーチキンのっけるともっと美味しいよっ!)

【Q2】周囲に意外だと驚かれる好きな組み合わせはありますか?


 お好み焼きはマヨネーズと醤油を混ぜたものを家では使用します。


【Q3】それが一般的なのだとは知っているが、苦手な組み合わせはありますか?

 ご飯に砂糖とかマヨネーズとかをかけて食べる人がいるそうな・・・。

 ○○と××をあわせて食べるとメロン味とかうに味・・ってやつは
 聞くだけで苦しいものがあります。

【Q4】バトンをまわしたい5名は誰ですか?

 どなたかお時間あるかたいらしたらもっていってください☆

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8月5日「Hotel Rwanda ~ホテル・ルワンダ~」

私は映画って決して嫌いではないのだが
自分が大好きと思えたり共感できたり
その世界にどっぷり浸かれる映画に出会うことが少ない。
流行の映画は大概公開されてからずっと後に見る。
(私はいわゆる流行おくれ。)

公開中の映画でわざわざ映画館まで行って見たい!
と私が心から思える映画は残念ながらあまりない。
だからDVDを買うときもよっぽど何度も見たいと思う映画しか買わない。
その結果ミュージカルものばかりがたまっていく。
だって、ミュージカル映画なら何度見ても何度も楽しいし、
見ながら歌えるし踊れるしとにかく一枚でかなりお得!

ミュージカルものでなければかなりシュールな映画とか
ちょっと人がキモいとか怖いとかババ(ジジ)臭い
って思うものが好みのようで・・・。

私のDVDコレクションって例えて言うなら
超熱湯か超冷水のどっちかで中間がないと言ったところ。

例:『サウンド・オブ・ミュージック』の横には『エクソシスト』 とか。
  『マイ・フェア・レディー』の横には『ポルターガイスト』とか。
  『オズの魔法使い』の横には『網走番外地』とか。

(あたしは一体何歳なんだっつーの!)

だから友達も少ない。だからヒッキーっぽい。
だから華やかな20代を送っていない。だから男性にモテない。
だからルパンを振れない。
だって振ったら『そして誰もいなくなった』になってしまうもんっ!
“And Then There Were None” (アガサ・クリスティー)

ルパンと映画を見るのは退屈である。
と言うか『これ、面白いんだよ!』
と言われて本当に面白いと思ったためしがない。
早い話が趣味が合わない。食に対する価値観も好みも合わない。
(てかもう共同生活やめたら?)

スターウオーズを先月一緒に見に行って
私は本当に映画館の中で眠りこけてしまった。
すまん、スターウオーズ製作者およびファン。すまん、ルパン。

私はルパンが好む映画なんて全然好きじゃないけれども
その逆パターンはありえるからまた不思議である。
私が好む映画をルパンと一緒に見ると90%ルパンはその映画を気に入る。

そんな偏屈な私が最近見た映画で
これは!と思ったと同時に涙が止まらなかったものがある。
その名も『ホテル・ルワンダ』
ドイツから日本に帰ってくる飛行機の中で見たのだけれど
名前から勝手にコメディーと判断して見始めたあたし。アハハ!!

(注)おそらく高島政伸が出ていた“HOTEL”と言うドラマのせいだが
   あれはコメディードラマではなかったような・・・。
   「お客様!お客様!」と言う台詞が印象的なドラマだった。

私は今まで本当にのほほんと日本で暮らしてきたので
単純ですが映画を見て本当にショックを受けてしまいました。
コメントはこれ以上特にありません。

私はこの映画を機内で2度も連続して見てしまいました。
これを見た後は他の映画を見る気にならなかったのです。

***********************************

8月6日「ちぇっちぇっ」


なんとなく暇だったので(←夜中の三時に)
ルパンに電話をしてみたらちょうど仕事に行くときで

『ごめんね、ごめんね、今から電車に乗って
 仕事に行かなきゃいけないから明日話せるかな?』

と言われてしまった。

仕事じゃー仕方ないし暇なだけだったから
いいよ別に。と静かに言い放った。
すると、

『もしかして泣いていたの?
 ごめんね、ごめんね。愛しゅてる!』

と心配気にルパンが言った。
ちぇっ。なんか寂しいや。

***********************************

8月6日「ドイツ生活の真実」


ドイツに行く前から謎の体調不良に悩まされていた私。
結果としてドイツでも何度も体調不良を繰り返し
ときには一日家から一歩も出ることができない日もあった。

食欲が減退し食べられるものは梅干や味噌汁。それか果物。

ルパンが差し出してくれる
ドイツのスープすら食べられないほど弱ったこともあった。
イモなんて問題外である。

私はかなりの寒がりでドイツで突然寒くなると
必ずといっていいほどまた寝込む。

まだこの気候の変化に慣れきっていない上に
渡航前からの体調不良が手伝って熱が出てぼーっとする。
食欲が無くて体がだるい。食べないから治りにくい。

それでも毎日行かなければいけない場所がある。

貧困な食生活ともともとの低血圧のせいで朝はかなりつらい。

でも起きる。電車に乗る。
冷え切った電車の中に1時間いる。
どんなに厚着をしていっても私の体はかなり冷える。
駅で降りる。外が暑いので上着を脱ぐ。
天気がずっといいと思うと突然雨に降られる。
体の調子がよくなるはずが無い。

いつしかいかなければならない場所には
時間通りに行くことができなくなってきた。
体がだるい。倦怠感。でも行かなければならない。

何かを食べなければ元気にならないので頑張って料理をしてみる。
餃子を作ろう。
そのためには○○○市へ電車で行って餃子の皮を買う。
そしてその後急いで普通のスーパーに行って餃子の材料を買う。
家で餃子を一人でせっせと作る。でも時間かけて苦労する割には
ルパンが
「実は餃子ってはじめて食べたとき好きじゃなかったんだよね。」
なんてこぼす。
作り終わる頃はなんだか疲れて少ししか食べられない。

豚肉のしょうが焼きを作ろう。
スーパーへ行くがもちろん薄切りの肉は無い。
仕方が無いのでシュニッツェル用の肉を買う。
なんとなく違うものができるけど味は同じだ。
でも他の野菜を作ったり下ごしらえをするほど
私は野暮用から早く帰宅することができない。
作り終わる頃はなんだか疲れて少ししか食べられない。


大好きなスパゲッティを作ろう。
材料はすべて簡単に手に入る。
でもトマトソースとカルボナーラの繰り返しはいやだ。
シューフードは手に入らない。納豆スパゲッティは嫌がるし。
だから他のを作りたい。何ができるかなと検索する。
できれば何かさっぱりしたもの。外は暑いから。
そうだ、サーモン、ケーパー、トマトにバジリコ混ぜて
冷たいサラダスパゲッティをルパンのためにも作ろう。
「冷たいスパゲッティ?」とちょっと疑問気味のルパン。
作り終わる頃はなんだか疲れて少ししか食べられない。


ハンバーグを作ろう。
野菜が足りないからにんじんを摩り下ろして混ぜてみる。
肉料理だからきっとルパンも気に入ってくれるはず。
付け合せに粉ふきイモも作ろう。きっとルパンも喜んでくれるはず。
「うん、おいしい。」
とテレビを見ながら平らげてくれるけれどなんだろう、この寂しさ。
作り終わる頃はなんだか疲れて少ししか食べられない。


カレーライスを作ろう。
ルパンも好きだし、私も大好きだから。
肉を切って、野菜を切って、煮込んで。
ご飯を炊いて、サラダを作って。
「うん、おいしい。」と言って平らげてはくれるのだけれども。
作り終わる頃はなんだか疲れて少ししか食べられない。


ヘルシーサラダを作ろう。

脂っこいものは嫌だからサラダは完璧。
野菜も全部手に入るし。チーズはモツァレラ?フェタ?
あ、でもルパンチーズ嫌いだから私のと別にしてあげないと。
シーチキン?鳥肉?ベーコン?「シーチキンでいいよ。」
そっか。他のものじゃいやなんだ。
作り終わる頃はなんだか疲れて少ししか食べられない。

ルパンが時々何かを作ってくれる。
冷凍食品を温めてくれる。味が濃すぎてあまり食べられない。
私のためにって冷凍シャケを買ってきてフライパンで焼いてくれる。

塩辛いのにご飯がないからパンで我慢する。結局あまり食べられない。
食べるときはルパンの食べる量の半分以下。残りは全部ルパンにあげてしまう。

夜に一人のときは昼ごはんを少し多めに。
夜はスープをいっぱい飲む。

時々一緒にレストランへ出かける。

スペイン料理屋へ行った。
タコ飯があるというので張り切って頼んだ。
美味しいけれど味が濃くて食べ切れなかった。
残りはもちろんルパンにあげる。味が濃すぎてしばらく気持ち悪いことも。

朝ごはんはパン。
でももう飽きたからヨーグルト。
お昼ごはんはバナナとりんご。

数回学食へ行ったけれど食べられずに結局果物だけを食べる。

中華を食べに行ったこともある。でももう食べたくない。

お弁当を作るべきだ。でもパンが苦手なので結局果物。

こんなだから力が出るはずも無い。


日本に帰ってきて暖かくてびっくりした。
汗が出てくるのが気持ちよかった。
油の匂いは町の中でしないし
お寿司だってうなぎだって白菜の漬物だって食べられる。

でも私の胃はずいぶん縮んでしまったようで
食べたいと思うほどの量を食べることができない。悔しい。

父がいる。母がいる。祖母がいる。
姉には今回会えないけれど。

友達がいる。
友達の多くは就職活動をしていたりすでに働いていたりで忙しいけれど
ほんの少し足を延ばせば会える。会えなくても気軽に電話ができる。

市内を歩きまわる。
きれいなもの、おもしろいものがいっぱい売ってる。
母と一緒におしゃべりしながらウィンドーショッピング。
疲れたら喫茶店で紅茶を飲む。

家でくつろぐ。テレビをつける。
くだらない番組でも何を言ってるのかわかる。
集中して聞かなくてもすむ。

本屋に行く。漫画がいっぱいある。面白そうな文庫本もある。
コンビ二に行く。なんでもそろっている。


『どうしてドイツに帰りたくないなんて言うの?
 たかが食べ物でしょう?
 ドイツにも健康的なものはあるよ!』

たかが食べ物。でも食べなきゃ生きられないでしょう。
ドイツの健康的なものは美味しく食べられるのかしら。
何がある?教えてくれる?

『そんなのボク知らないよ!
 だってボクは普段から不健康なものばかり食べているもの!
 でもきっとあるはずだからさ、料理の本でも見れば。』

料理の本を私は本屋さんで見たよ。でもよくわからなかったの。
ちゃんと食べられるものがあるって確認できないと
ドイツに帰るのは今の私の健康状態ではつらいんだけどなぁ。

『本にあるってば。大丈夫。イモだけじゃないよ!!』

でもね、今の私あまり味付けが違うものって食べられないの。
元気なときなら新しいものどんどん食べられるけれど。
イタリアでは元気だった。美味しいものいっぱい食べた。新しいものもいっぱい食べた。

『でも君はボクの作ったものを美味しいって言ったよ。
 レストランで食べたものを美味しいって言ったよ。
 あれはうそだったの?』

うそじゃないよ。美味しかったよ。
でも毎日食べられない。美味しいことと毎日食べられるものは違うよ。

『そんなのいいわけだよ。
 君は結局駅で売ってるソーセージの匂いが嫌だから
 ドイツへ帰りたくないなんていうんだ。
 君っておかしいんじゃないか。君は駅の中に住んでいるわけじゃないんだよ。
 ボクは家でソーセージを食べないよ。
 それに油の匂いなんて町中でしてないよ。』

でも・・・匂いを嗅ぐとしばらく食欲がうせるの。昔は気にならなかったのに。
体調を崩して以来食べ物の匂いに敏感になってしまった。
今日もデパートの地下で揚げ物の匂いを嗅いで気持ち悪くなってしまった。

『ようするに君はボクとまた一緒に居たくないんだろう?』

そうじゃなくって・・・。

『中華料理屋だってあるし何が不満なの?
 なんだって買うことができるのに。』

私すっかり疲れてしまったの。

『何にさ?』

プレッシャー、言語、食生活、気候。

『ボクがいるのに。』

ルパンがいるのは本当に嬉しいのだけれども。
仮に今言った全部を我慢するとしたら私にはストレスの発散が必要なんだと思う。
でもどうやってストレスを発散したらいいかわからない。

『美味しいものでも食べればいいじゃないか。
 買い物でもすればいいじゃないか。』

今食欲がないのにそんなすぐに元気になれない。
それにお医者様に動物性油を使ったものは避けるようにといわれている。
買い物を毎回するほどほしいものもお金もない。
私はお酒を飲むのもしばらく避けるようにって。
映画?ドイツ語ででも英語ででも見たくない。イタリア語でも。
好きな本全部持っていくわけにもいかない。

『ボクがいるんだよ。』

知ってる・・・。

『君おかしいよ。
 それってまるでボクが納豆が嫌いだから日本は行きたくない!
 って言うのと同じじゃないか。』

え・・でも健康だったら多少は平気なんだけど・・・。

『いや、そういう問題じゃないよ。』

そうだよ。
もともとイタリアにいたときやアメリカにいたときみたいに
健康な状態だったら多少嫌いなものあっても平気なんだよ。
今ちょっとつらい時期なんだよ。

『どうしてボクのところに帰りたくないって正直に言わないの?』

・・・・。


私ってわがままなんだろうか。わがままなんだな。
自分で決めてドイツに行ったのに体調がすぐれないとか自分に甘えて。
これくらい我慢するべきなんだ。
ああ、でも胃が。涙が止まらない。
なんて自分は弱いんだろう。
たかだがドイツで生活するだけでなんで私はこんなに悩んでいるんだろう。
こんなに弱い自分がきらいだ。

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8月7日「頑張ります」


早く元気になってほしいけど・・・
でももし君がドイツに帰ってこなかったら
今度の休暇の一月にボクが日本に行けるまで待たなきゃいけないなんて・・
考えると悲しくなるんだよ。
この二ヶ月でずっと一緒にいるのに慣れてしまったし
ボク、君と一緒に居るのがすごく好きなんだ。

チュー、愛しゅてる。ルパンより



私だって一緒に居られるのはすごく幸せだ。
イモ、イモって馬鹿にしているけど
イモ以外の食べ物あることだって知ってる。
もうちょっと頑張ってみよう。

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8月8日「札幌→神奈川」

今日札幌を発ち懐かしき関東へ帰ります。
ドイツへ帰るまであと少しだから・・・

いっぱい湘南の空気吸っていっぱい東京の空気吸って
直前に成田の空気吸って帰ろうと思います。

昨日はさすがに頭も体も疲れて
パソコンをつけっぱなしで眠ってしまいました。

今朝起きたらずいぶん頭がすっきりしてドイツへ帰る覚悟ができました。

ルパンからのメールは相変わらずで私がドイツに居ることのメリットは
ルパンと一緒に居られることがメインだとおもいっきり信じています。

実は私がドイツに居る理由はルパンだけではなく
自分の人生賭けてそれなりの覚悟を持って日本を去ったので
そう簡単に戻ってきたくないと言う思いも強いのです。

もう文句を言うのはやめよう・・・・。

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8月9日「夏の関東」

暑い・・・・すごい暑さだ関東地方・・・・

でもいいなぁ、せみの声。
でもいいなぁ、汗が出る。
これが夏だよ、これが夏!

ルパンにはわかんなだろ、この暑さがたまんないなんてさ!

『じゃ、夕方の6時に間に合うように迎えに行くから!!』

って張り切ってるルパンをよそに
あたしはいよいよドイツ帰りが迫ってちょっと切ない。

今日はおかーさんが餃子を作ってくれるって。
ああ、幸せだなぁ。母の手作り餃子。

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8月13日「ドイツのお家へ」

今回の日本滞在中に発見された主な病気. 
(他にもお医者様による注意事項はまだあるけど.とほほ.)

その(1)腎臓結石
その(2)低血圧
その(3)虫歯
その(4)膀胱炎
その(5)極めつけ.

大学時代のドイツ人の友達と新宿御苑にいったとき
短めのGパンをはいていた私の足は蚊のような虫たちにくわれまくり.....
翌日見事にはれあがり,お盆休み前の病院にかけこむ。
ものすごい腫れと痛みで一日あるけなくなった。

てなわけで直前まで病院の世話になり、
さすがに虫さされにはショックを受け、もう私の人生終わりだと思った。

ちょうどルパンが私に電話したのにー
なんてメールを母の携帯に送ってきたので(別に私の母と仲がいいわけではない)
泣きながら電話をかけた。

そしてこうこぼした。

もうこれじゃ無理だ。
ドイツには帰ることができない。
ごめんね、もう本当にドイツに行きたくない。

よーしわかった!
じゃあボクがすぐ日本へ行くさ!
はっはっはっはっは!

なんていう風に行くわけがなし。
当然お叱りの言葉が受話器越しにとんできた。


なんでそんなこというんだよ-!!!
ボクが君の面倒は見るってば-!!!
だってカロリー控えめのりょうりの本だって買ったし
浄水器だって一緒に買いにいくし
虫さされであるけないならボクが何でもするし
君はまったく心配いらないってば!!
そんなに君はボクと一緒にいたくないの????
ボクは君と2ヶ月一緒にくらして本当に幸せで
君が日本にかえったときも2週間後にはあえるっておもってたから
すごく幸せだったの-!!!!
初めてボクたちは本当の普通のカップルだって感じられたのー!
それなのに君はもういいの?
もうボクと一緒にいられなくていいの?
もしまた君が日本にのこって
今度あえるのが数ヶ月後ならボクは自信がないよ!
もうインターネットのさとっきーなじゃ我慢できないの-!
本物じゃなきゃいやなの-!君の夢の協力だってする!
ぜったいにボクは君の世話をするから!!!

で・・でも足にねすごい虫さされの跡がある。
まだ真っ赤だし気持ちわるいよう。
きっときらわれてしまうよう。

と私はなきながらいった。

だってだって足が好きだといわれたのに
こんな虫さされではれあがった足をルパンに見られたくない。


きみバカか-!そんなもんで嫌いにならないよ-!
だってもしボクに同じような問題があったら
君はボクを嫌いになるの?ならないでしょう!!
じゃーなんでそんな心配するんだよ!


私は2年前ホルモンバランスをくずして
あごから首にかけてものすごい発疹のような吹き出物ができたことがある。

ちょうどそのとき羊さんに初めて会いに行く決心をしたのだけれど
そのときにもきらわれたらどうしようと思い悩みルパンに何度も言った。


私ね..すごい発疹の数で本当に尋常じゃない。
そんな姿で初めて会ったらきらわれてしまいそうだ。と。

さすがにあの頃はまだ2人の付き合いも浅いので
今のようにしかられることはなかったけれど
あのときも彼はサラリとそんなのは関係ない、
フジっ子がフジっ子であるかぎりはと言ってくれたのだった。

2年の間に日本とドイツとイタリアをおたがいに行き来して
喧嘩もいっぱいして泣いて笑ってすごしてきて
時々ふと"昔のルパンはやさしかったのに."
なんていうけれどルパンちっともかわってないや.

日本がもちろん大好きだけどふたつめのお家にやっぱり帰ろう、
と、泣きながら思った。

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8月18日「Book Baton」

nekosasoriさんから頂きました.

ちいさい頃は漫画オンリーで
まともな本をよむようになったのは高校を卒業した頃でした.
時間をもてあましていた(?)浪人時代から
大学に入りたてが一番沢山本をよんでいたような気がします.


1 持っている冊数


今ドイツにもってきている本のほとんどは
語学の本と数冊のお気に入りの小説です.
神奈川の私の家には私がそろえたものだけであれば150冊くらいかな.
(漫画の数の方が多いかも...)
姉からのお下がりや色んなところからもらった本をいれると500冊は行くはず. 
大学時代は図書館の本をかりて,毎月最低10冊はよんでいました.


2 読みかけの本


"しっかり学ぶロシア語" --前木祥子 

ロシア語の辺てこな文字が好き.
ドイツにいるロシア人は親切だから好き.
という単純な理由で.
でもアルファベットのところでつまっている.
(それを読みかけというべきか?)

(そんなものよりドイツ語に精を出しなさい!とよく親にいわれる.)


"今すぐはなせるギリシャ語" --木戸雅子 

ギリシャ文字が大好き.
去年の夏にギリシャにいったときの印象がつよく,
ギリシャに憧れがあるから.
これもアルファベットでつまる.
(それを読みかけというべきか?)

(そんなものよりドイツ語に精を出しなさい!とよく親にいわれる.)


"カントの人間学" -- 中島義道"

大学2年生の時の一般教養の哲学で何人かの哲学者について
かるく勉強したのだが特にはまることもなかった.
それなのに何故か今ごろカント.
なぜっていわれると何となくなのだけれども...
なやみはじめると突然哲学軽の本にはしる傾向が私にはあるらしい.


" Il piccolo principe" -- "星の王子様"のイタリア語版 

日本語版が大学生のころから大好きだったので
ほんとうは原書で読みたいとおもっていたけれど
生憎フランス語がわからないのでかわりにイタリア語でよんでみることにした.


"新恋愛講座" -- 三島由紀夫

三島由紀夫のエッセイが大好きで
衝動買いしてドイツにもってきた一冊.



3 最後に買った本

ドイツに帰る時成田空港でこち亀144巻を...
(漫画ですみません.)



4 思い入れのある本


"ことわざ絵本" -- 五味 太郎

"はれときどきぶた" -- 矢玉 四郎

"こころ" -- 夏目漱石

"不道徳教育講座 " -- 三島由紀夫

"人間失格 " -- 太宰 治

"クジラは食べていい!" -- 小松 正之

"免田栄獄中記" --免田栄

"そして、死刑は執行された" -- 合田士郎

"イワンのばか" -- レフ・ニコラーエヴィッチ トルストイ

"岩窟王" -- アレクサンドル デュマ

"神曲〈1〉地獄篇 " -- ダンテ アリギエーリ

"ああ無情" -- ビクトル=ユーゴー

"ドリアン・グレイの肖像 " -- オスカー ワイルド



まだ沢山あるけれどこのくらいかな.
大学時代は刑務所や代用監獄についての本が大好きで
よく図書館でかりてよんでいました.
基本的に暗い話が好きみたいですね.
私の根くらの原因はここにあったのかも....



5 バトンを渡す5人

どなたか興味のある方いらっしゃったら是非もらっていってくださいな!

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8月19日「相棒を待ちながら書くブログ」

沢山の病気(?)抱えてわたしは再びドイツへ帰ってきた.

相変わらず天気はわるいし相変わらず町は油の匂いで溢れているし
いいことは何もない.

またルパンとの平凡な共同生活がはじまった.

ルパンは私が帰ってきたことによろこぶと同時に私の体をひどくきづかってくれて
すぐに浄水器を見につれていってくれたり
何か胃にもたれずに私が食べられるものがみつかるようにって
本屋にも連れていってくれた.

本屋で見つけた低カロリー料理の本の中からなにやらつくってくれた.

これだったらふとる心配もないし油だってない.
だいじょうぶ.きっとだいじょうぶ.

って言いながら
めずらしく一人でだいどろこに立つルパンを見て幸せだとおもった.



でも.



また日本の便利さになれて
不便きわまりないドイツに帰ってきたせいか
些細なことですぐにいらだってしまう.
些細なことで涙が出てきてしまう.


喉がかわいたときに緑茶やウーロン茶が飲めないとか
街中でトイレに行くときたないとか便座が大きすぎるとか.
日本だったら100円で買えるものがここでは倍以上するとか.

文句をいっても仕方がないってあたまではわかっているのに
愚痴ってばかりで自分にいやけがさしてくる.

市販の水は硬度が高いものばかりで
けっきょくみつからなければ私はダイエットコーラをのむ.
せめて水位なんの心配もせずに飲みたい.

少しずつ日本でとりもどした食欲がまた消えうせてしまった.
匂いをかぐと何も食べたくなくなる.
食べられるのは馴染みのあるものだけ.


私のきがえる姿を見てルパンが


フジっ子日本に行って痩せたね. あばら骨がみえる. 


といった.


それはまちがっている.
私は2週間の里帰り中の後半にはかなり食欲をとりもどし
すくないながらもまいしょく食べていた.
がドイツに帰ってくる飛行機の中でふたたびドイツくさいご飯が出てきた瞬間に
また食欲がどこかへ消えてしまった.


低血圧のせいなのか朝は本当につらく
一日体がだるいこともある.
食べないので余計に体のだるさはとれず悪循環だ.


早く元気にならねば.

そんなわけで今日はカレーライス.

早くルパン帰ってこないかなあ.



カレーが大好きなんだ昔から.
次の日の朝に残りもののカレーをたべるのが大好きだった.
お母さんのつくったカレーをたべるのが大好きだった.
今は自分でつくるけどやっぱり大好き.ご飯がすすむから.

今日はポテトサラダもつくったし.

ああ早くルパン帰ってこないかなあ.

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8月22日「今日はこんな気分」

「雨ニモマケズ」

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラツテヰル

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジヨウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ陰ノ

小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ

行ツテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ

行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクワヤソシヨウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒデリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボウトヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハ

ナリタイ


宮沢賢治

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