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カテゴリ:愛読書
幻影の書 46.幻影の書 絶望の危機から救ってくれた、ある映画の一場面、主人公はその監督の消息を追う旅に出る―大胆で意表を突くストーリー、壮絶で感動的。 重厚で濃厚な一冊。 特に映画の描写が凄いと思いました。 本当に自分もその映画を観ているような気分になります。 ある映画の一場面に救われた主人公デイヴィッドはその映画を撮り 出演していたヘクターを探す旅に出かけます。 ある日突然謎の失踪をとげ、その後消息のわからないヘクター。 彼のその後を知るうちに自分の人生とヘクターの人生が交錯していきます。 ヘクターが辿った映画より数奇な運命。 終始静かで抑えられた文体が想像力をかきたてます。 読後の余韻が何とも言えない感じです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月10日 10時20分19秒
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