安倍政治の扇動とウソ
2012年の衆院選。自民党の政権奪還の選挙となりました。公約は公約でありましたが、スローガンと言いましょうか安倍氏のそもそもの考え方が「戦後レジームからの脱却」であり、それを元に様々な公約(方針)が掲げていたと思います。憲法改正。96条から手始めに行なうといって、早2年。まだ何もされていません。憲法改正が進まぬ中、経済の方に目線を誘導させ、アベノミクスを前面に押し出してきました。※もちろん憲法改正と同時進行だけど。憲法の議論はされていないでしょ?アベノミクスは金融業界や大手事業者の部分の数値で言えば、明らかに効果は出ましたね。これは否定のしようが無いです。戦後レジームに絡む憲法改正と村山河野談話には触れず、いまや、経済最優先だと語るようになってしまいました。もちろん、経済最優先は理解できないわけでは無いです。ただ、欧米型、特にアメリカ型拝金主義に這い寄っているとしか思えません。安倍氏に期待した人たちは裏切られ続けても尚、盲信的に支持しています。今般、「安倍談話」が出される前段において米国からの圧力があった、との報道がなされています。これは、自民党内部からのリークでしょう。もっといえば、安倍氏からの発信でしょう。これまで、あれほど声高々に「戦後レジームからの脱却」と言ってきたのに、村山河野談話の踏襲路線。これはアメリカからの圧力の以前に国内で出ていた話です。おそらく、安倍自民を応援をする自称保守の連中を、うまくなだめすかす為の方法としてのアメリカの圧力という方法でしょう。そしてまた、アメリカから実際に圧力もあるのでしょう。その結果として、「アメリカの圧力によって従わざるを得ないんだよ」ムードの演出。自称保守は親米が多い。故に「アメリカさんが言うんだったら仕方がない」という方向に持って行こうとしているのでしょう。これほどの売国政治家がいるでしょうか?自称保守の皆さんは、シナ朝鮮にばかり注目し、シナ朝鮮からの外圧ばかりに反応します。しかし、アメリカからの圧力にはだんまりなのですか?同じなのですよ。シナ朝鮮とアメリカの内政干渉は。何故同じか?村山河野談話を維持せよ!と言ってきたのはシナ朝鮮です。そして今般のアメリカです。本当の保守であるならば、偏向した思考や目線に囚われず、正当な判断が出来るのではないのでしょうか?いい加減に目を覚ましましょうよ。キレイで耳当たりの良い言葉に酔いしれ、本筋を見失ってはいませんか?それは左右問わずです。サヨクは国民に優しい(甘やかす)キレイ事を言い、ウヨクは愛国を謳い(愛国と言う名の釣り)、国民を誘導してきました。実際、経済最優先というのは紛れもない売国です。国際社会に日本をどうぞ食いつぶしてください。という事なのです。本当は国体(思想)と経済の両輪で進むべき事なのです。しかし、日本は資本主義故にカネ、すなわち経済の事になるとみんな目の色が変わる。もちろんカネは大事な要素でありますが、思想が無き経済推進はカネだけ稼げれば良いという事に究極的に行ってしまうのが現実です。その辺の野良犬と何ら変わりが無い。飯さえ食えれれば良い。という精神性です。アメリカを見れば理解できますよね?アメリカは人工国家ですので、我が国とは成り立ちが違います。我が国は我が国の歴史や伝統に従った国体を護って、野良犬のような野蛮人国家と対峙しなければならないのです。なんでもアメリカに追随して、奪われ、従わされ、しまいには殺されます。というか飼い殺しでしょうか。殺してしまってはアメリカもカネを奪う相手を新たに見つけなければならなくなりますからね。もちろん、グローバル経済となった今となっては、そこから抜け出す事は難しいでしょう。しかし、その中でも日本らしさを保つには何が必要か?という事を今一度改めて考えてみる必要があるのではないのでしょうか?民主党は国民にバラマキ、自民党は企業にバラマキ。そしてすぐ破綻する。どっちにしても、経済偏重主義における拝金主義だからこういうことになるのです。オカシナな客や付き合いの無い客に対し「あんたに売るウチのモノは無いよ」みたいな昔の頑固オヤジ的行動をすればネットで炎上しますよね。でも、それが拝金主義ではないカタチだと僕は思うのです。安倍政治。まだ途中経過であります。憲法改正、戦後レジームからの脱却。この実行を現時点ではほぼ頓挫していますが、今後の行方をしっかりと見て行きたいと思います。