ちいっの初心に戻って日記

先日『博士の愛した数式』の本を読んで感動したとここに書いた。



こんなに気に入った本はここ１０年ない、っていうくらい私は気に入った。
これと似たような本ってこれまでになかったかなって考えたら古井由吉の『杳子』を思い出した。
『杳子』も好きな本なんだ。

さて私にこの本を薦めてくれたH先生に、お礼のメールを送った。

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先日、先生から『博士の愛した数式』を勧めて頂きました。
早速、読みましたところ、大変気に入りました。
私はあのような雰囲気の本が大好きです。一頁目から気に入りました。
読み進めるのが勿体ないほどでしたが、それでもどんどん読みたくて
一気に読んでしまいました。久々に読書の楽しみを思い出しました。

そして本の内容もさることならが、
うちの息子もルートと同じような年頃で、野球が大好きですし、
なんとルートの誕生日がうちの息子と同じでしたので一層、親近感がわきました。

またオススメの本がありましたら、ご紹介下さい。

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こんなメールを送信した。

すると先生から返信がきた。


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ごていねいなメールありがとうございました。
坊やとルートの誕生日が同じと伺ってびっくり！
何という偶然でしょう。実はお年賀状の写真を見て、
ルートは
こんな感じの子かもしれない、と思い、
それでちいっさんにあの本の
お話しをしたのです。


映画も原作をよく生かしていて、悲しい話ではないのに、じーんと
くる場面が２カ所ありました。いずれもルートが出てくる場面です。
お時間があったら是非ごらんになってみてください。

小川洋子の本は沢山仏訳され、フランスで結構人気があります。
何か現代人にとって普遍的なものを感じさせるのでしょうね

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こんなメールだった。

つまりH先生は、私が正月に送った年賀状の息子の写真を見て、
ルートを思い浮かべ、私に『博士の愛した数式』を勧めたという。

やっぱりうちの息子ってルートと似ているのかしらん。(*^_^*)

ちなみにH先生は、仏文学者。
小川洋子がフランスで人気とは初めて聞いた。きっとこの『博士の愛した数式』もきっとフランスで人気が出るに違いない。

そんなこんなでやっぱり映画も見たいな。映画の公式サイトへ飛んでみた。

『博士の愛した数式』公式サイト

トップ頁から、なんかじ～んときたよ。
テーマ曲も初めて聞いたけど、とっても雰囲気が合っていて涙が出そうになった。
涙が出るような話じゃないけど、涙が出そうになった。

ストーリーを読んだら、球場に行くシーンは、原作とちょっと変えているみたいね。
もしかして映画では阪神の村山の話はカットされているのかな。

う～ん。何が何でも映画見に行かなくちゃ・・・。誰か一緒に行こうよ。(*^_^*)