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カテゴリ:読書 ノンフィクション
副題が、世界一わかりやすい経済の本というものになります。
基本的には、数学的思考力というものを持つ事によって、物事の本質を考える力をつけておけば、一見複雑に見える事もわかるようになるという事ですね。 数学的思考力とは、大きく2つに分類できて1つは論理的思考、もう1つは情報の本質を見抜く思考力 論理的思考は情報をフローチャートにまとめる思考力。 情報の本質を見抜く思考力は「直観力」によって「仮説」を出し、それを論理的に「検証」していく思考力。 これの使い方の説明から始まり、経済のネタとして、アメリカの金融破綻、日本の年金問題について説明するというものですね。 副題にある通り物凄くわかりやすく話を持っていっていますね。 年金未納問題について、そういやあまりマスメディアが騒がなかったなというのは、未納している人間は年金がもらえなくなるという事でしょうか。 年金を払わなかった人間に金が回らないという確定条件があるのだから、将来年金を払わなくていい相手ができるだけというのは、分かりやすいですかね。 基本的には、表面上の理解だけで思考停止をするのではなく、常に疑問を持ち自らの頭で検証するようにしましょうという中身の本でした。 結局、本質さえわかるように思考できれば、複雑な事も単純に思えるようになるという事ですが、鍛えろという事なんだなぁって。 そして、マスコミの過剰な煽りを丸呑みするような事をしても、果てしなく無意味というか、むしろダメだよというマス批判というか、批判する事で飯食っている人というように、生温かく見守るのも大人の態度としているのもわかりやすいですかね(苦笑) 中身としてはシンプルで分かりやすかったですし、経済と言っても経済学のテクニカルタームが必須条件ではないので誰にでも読めるなぁと思えましたね。 「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月06日 20時49分57秒
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