ハードボイルド小説はあまり多く読む習慣はありませんが、ここの所毎週日曜日の影響で、ハードボイルドもたまには読んでおかないといけないなと思ったりはします。
という事で、私が意識してハードボイルドを読んだ初めてのシリーズである新宿鮫シリーズでまだ未読だった狼花を読みました。
新宿鮫シリーズは映像化されたりしているので、読んだ事がない人であっても名前くらいは知られているシリーズだと思います。
現在まではこの作品まで刊行されているわけですが、人気シリーズとして確固たる地位を築いていると言ってもいいでしょう。
ハードボイルド=探偵小説というイメージが結構あったりしますが、この作品は警察でありながら、孤独な戦いを背負い込んでいる主人公を設定する事によって、ハードボイルドという条件と現在の日本という舞台を無理なく融合させています。
今作は、現在日常でも感じざるを得ない外国人犯罪者の増加問題をメインにしています。
外国人の入国が増えた事により、良い外国人ばかりが入国するなんていう、頭のいかれた知識人層のたわごととは程遠い、犯罪目的の入国をしている外国人の増加により、警察が犯罪対策に難儀しているという厳しい現実があるという事。
そして、外国人犯罪者と日本のヤクザの結び付きなど、裏社会の力が強まっている事に対する警察の動きと、主人公である鮫島との考え方立場の違いによる駆け引きが緊張感のある展開を繰り広げます。
今作は独立した話ではありますが、過去にかかわったライバルが非常に大きな意味あいを持ち、1つの区切りを感じさせるものになっているために、過去作を再読しようかなと思わせる作品ですかね。
そして、改めて日本国内に無防備に移民促進なんて言う輩は、頭の中がお花畑になっているとしか思えないという事ですかね(別に排他主義を促進する内容でもなんでもないのですが、私が積極的な移民策に対して、あまりにも無防備である事を危惧しているのが大きいのかもしれないですが)
狼花