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ここの所音楽業界はCDが売れないであるとか、配信関係も上手くいかないだとか、景気の悪い話が多く、その大多数を違法配信が問題なんだという事にばかりな感じがあり、音楽が好きなのか儲ける事に音楽を使う事そのものが好きなのかとうがった見方をしてみたりするのですが、音楽で飯を食い大成功するというのは実はものすごく夢のようなものであり、その夢を50歳にもなるオヤジが追い続けているという事実を目の前にすると、文句を言っている奴は少しはこういった作り手の姿を見ろと思ったり。
本作はカナダのヘビーメタルバンドのANVILを追ったドキュメント映画となります。 1984年日本で行われたスーパーロックというイベント、このイベントは非常に豪華でメガヒット連発するようなアーティストがそろい踏みし、それこそここからBONJOVIが大ブレイクをしていったというくらいきらびやかだったのですが、その中で唯一大ブレイクしなかったのが、ANVILだったと。 実力は間違いなくあり、多くの同業者に認められていて、インタビューにはメタリカのラーズ・ウルリッヒやスラッシュの称賛の言葉があったりと、それで何故売れなかったのかというくらいのもので。 50歳という年齢で未だに現役でバンドを続けているのですが、当然それだけでは生活できずに給食を作って運ぶ仕事をしていている姿は、切なくなります。 これからという若手のバンドマンであれば、いい思い出扱いに出来るかもしれないですが、実力も認められ、大ブレイクには至らなくても、一定の知名度を持ちえたおっさんがやるような事ではありません。 それでも、夢を諦めずバンド活動をしていると、一応バンドの仕事も入ってくるのですが、ヨーロッパツアーという名のどさ回りだったりと・・・ なかなか思うようにならず、それでも一縷の望みにかけアルバムをレコーディングし、その中でガキのよなケンカをして・・・やはり50のオヤジが見せる姿ではないと。 そして、続けていれば良い事もあると思わせるのがラスト。 日本でのラウドパークに出演決定。 ヨーロッパどさ回りでは、ギャラの不払い寸前であるとか、客が指折り数えられるような状態でのライブだったのに、日本では・・・という事で幕を下ろします。 ヘビーメタルという音楽のジャンルは好きな人は物凄く好きですが、決して一般性がある音楽ではなく(90年代頭くらいまでは、一般性もあったとは思いますが)興味が無い人には何が良いのかさっぱり分からない音楽ジャンルであると言ってもいいのですが、この映画は私のようにヘビーメタルが好きな人間ではなくても大いに楽しめ、そして泣けるドキュメンタリーになっています。 というか、泣きました。 ドキュメンタリーだというのに、最初から筋書きがあったんじゃないのか?と思えるくらいですね。 というわけで、泣きたい人は見てください。 現実は小説より奇なり何ていう言葉がありますが、ある意味ドラマとしてこんなものを作ったのならば、ベタ過ぎてどうだろうと思うくらいのものです。 とにかく、泣けます! そして、全力で薦めたくなります! 映画本編だけではなくDVD特典映像の方も合わせると、日本という国のキャンペーンになっているんじゃないかと思えて仕方が無いというか、ハードロックやヘビーメタルバンドが日本大好きという理由がいくらでも詰まっているなという観点で見ても面白いのではないかとも思えたり。 特典映像の方が日本盤だけとかだと分からないですけどもね。 10分の約束で40分しゃべり続けたラーズ・ウルリッヒのインタビューは使わないともったいないと思いますけども。 アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~ [音楽]カテゴリの最新記事
ラスト10分を、なんだか切なくなる映画ですよね。
冒頭の「スコーピオンズ、ボンジョヴィ、ホワイトスネイク。どのバンドも何百万枚も売れた・・・彼ら以外は」というテロップが既にものすごく切ないし。 個人的に一番切なかったのは、ドイツかなんかのライヴハウスで、普通のコピー用紙にしか見えない単なる白い紙に手書きの下手糞な字で「ANVIL」と書いてある紙が一枚入口に張ってあるだけで、ツアーマネージャーが「宣伝はどうしたの!」とキレるシーン。オーガナイズの酷さは勿論ですが、あの状態で、一応ワールドワイドにアルバムをリリースしているミュージシャンを呼ぼうという発想も凄いよなぁと(苦笑)(2010年05月17日 19時55分11秒)
ラスト10分以外は切ないというか、諸行無常の響きを感じるしかないというか。
スコーピオンズ、ボンジョビ、ホワイトスネイクと肩を並べてもおかしくない存在だったというのが余計に。 ドイツのライブハウスのコピー用紙の手書きポスターは切ないを通り越して何の悪い冗談なんだろうですからね。 趣味でやっているアマチュアバンドじゃないんだからって。 ワールドワイドにやっていたミュージシャンに対する態度ではないにもほどがある。 本当に奇跡の来日があってよかったなって。(2010年05月17日 20時25分53秒)
コピー用紙の手書きポスターはアマチュアバンド以下でしょ。高校の学園祭ライヴの告知でも色上質紙くらい買うよ(苦笑)
さらに言うと、あのポスターでANVILの下にさらに汚い字で書かれているIRON MASKだって日本版もちゃんと出てるそれなりのバンドですからね。 http://www.youtube.com/watch?v=94DLb5lQAZA 音楽もカッコいいでしょ? 昔から欧州のミュージシャン(メタル系に限らず)がインタビューで「日本ツアーはちゃんとオーガナイズされているから最高。欧州や南米はカオスだから」みたいなこと言ってるの見て、「南米のカオスはなんとなく想像できるけど、欧州って言うほど酷くないんじゃないの?」と懐疑的でしたが、この映画でそんな疑いは吹っ飛びました(笑)(2010年05月18日 19時20分46秒)
IRON MASK何、これ、かっこいい!
手書きのポスターで済ませるようなバンドでもなんもない、っていうかあの手書きが酷過ぎるんだが(苦笑) 日本ツアーを褒めまくっているのは、単なるリップサービスではなかったんだなって。 まぁ遠くて大変という事を除けば、腐っても世界経済2位の国ですから、金銭的なもの込みかなぁという、ややうがった見方もできるかなと思わなくはなかったんですが、手書きポスターなんかやられているのを見ると、ヨーロッパでもあんな事やっているんだと。 南米はいろんな意味でカオスな可能性は想定できますけどもね(笑)(2010年05月18日 20時42分33秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |