今日のゴーオンジャー総括
今日でゴーオンジャーが最終回という事で全体を通しての総括というか感想を。全体的に明るく分かりやすく楽しい1年になりました。ただ、やはり最初はどうしても不安が大きかったですね。炎神という相棒ができると言う事はいいのですが、その後絶対に大人の事情で炎神がたくさん出てくる羽目になり登場キャラクターが多くなりすぎて消化不良を起こす可能性が高いのではないかという事と、あまりにもテンポが早く、もうちょっともったいぶった形にした方がいいんじゃないのと思える事すらあっさりとすませて、次々と消化していったので、ガス欠を起こすのではないかという事があったからですね。結論から言うと、炎神はたくさん出ては来ましたが、基本的に相棒7組、相棒になっていなくて喋る炎神2、しゃべらないのが3という事で会話すると言う事が完全にないがしろにという扱いになるのが出なかったというのは良かったと思っています。危惧した理由の1つが同じような試みをしていたアバレンジャーが後半相棒関係ではない爆竜が単なる合体要員だけになってしまっていたからでしたが、そういう事は回避できたと思っています。不安に思った2つ目は多少の物足りなさというか、あっけなさすぎるのじゃないかと思える事は多々感じましたね。特にガイアーク関係については、ヒラメキメデス離脱、ヨゴシュタイン様離脱と2つの転機とも言える出来事が起こるたびに、追加キャラが登場か?というくらいのキャラクターに思わせてレギュラーに昇格しないというパターンが何度もあり、あっさりしすぎているなと感じざるをえませんでしたからね。その代わりと言ってはなんですが、そのおかげでガイアーク3大臣のキャラはどんどん成長し、愛すべき存在になってしまい、むしろガイアークのシーンの方が面白く作りすぎだろというところにまでなってしまいましたけどもね。後半のキタさんとケガさんは完全に敵ではありませんでしたから(笑)というか、最終回直前でお亡くなりになったのには本気で泣きましたから(涙)キャラクターという事になりますと、3人+2人+2人という形で初めて中盤での追加キャラが一気に2人という形、しかも初の女性キャラもいるという兄妹という試みが行われましたが、よかったですし、誰かキャラを削らなければいけないというつもりは全くないですし、削りたいとは思いませんが、やはり大所帯すぎた感は否めないですね。そのため、特にウイングスの2人が加入直後はゴーオンジャー5人が目立てなくなってしまったりとか、ややバランスを崩しかけたりしましたし(追加メンバー直後は多かれ少なかれ避けられませんが)しかし、その後組み合わせによって違う面をだせるようになったりとか、まさかの範人の女装キャラ化という変なものがついたりと、予想外のものまで出てきましたので、バランスには配慮されているなとは感じましたが。出し惜しみしないマッハで駆け抜けた1年であり、極力余計な伏線めいた事を排除した、ある意味では戦隊らしい分かりやすさがあった作品だと思います。1年というスパンの大河ドラマ的な展開は一切なかったですけどもね。そういったものを排除したからこその自由さがいい方向にいっていたと思います。作品としては文句をつけるつもりはないですが、やはり今後の方向性としてもっと考えてほしいのは、おもちゃのために武器やらロボ(今年はロボではないですが))を乱発するという事はやめてもらえないかなぁという事ですかね。結局活用しきれていないと言う事は明らかですので。細かいところに注文はありますが、そんな事はどうでもいい事と思えるだけの面白さがある作品で本当に1年楽しめたというのは良かったですね。今の時点で、来年のVSシリーズが楽しみだったりします。炎神戦隊ゴーオンジャーキャラクターブック Let’sGO-ON!!!!!!!