お便り・ご感想

「老犬ピットのお話」にいただいたご感想を、ご本人の許可の元にご紹介させていただきます。

みゃあさんより

ピットのお話を読ませていただきました。
なんだかちょっぴり悲しくなっちゃったけど、きっと幸せだったろうなと思います。
ピットは声帯手術してたようですが、きっと鳴き声を出すとうるさいからと元の飼い主がやったのではないでしょうか。

保健所の担当（知人）に聞くと、実際「鳴き声がうるさい」という理由で処分を依頼する人が年数件いるそうなんです。
犬が鳴くのは、飼い主が散歩させたり遊んであげないからではないでしょうか。
なのに、自分の非は棚に上げ、犬を処分するのです。
小さい時には、それはそれはかわいがったんだと思います。
なのに、大きくなってかわいくなくなったから、鳴くから、汚くなったからと勝手な理由をつけて殺していいのでしょうか。
そんな人が、自分の子供に、孫に、どうやって命の大切さを教えるんでしょうか。

私の動物好きは相当で前の職場でも有名でしたが、そんな私から見ると処分を依頼した人もピットを捨てた（かもしれない）人も許せないです。
前述の保健所の人は、たいていの捕獲犬は人を見るだけで吼える、噛むと言いました。
子犬の時にかわいがられてたのに、裏切られて人を信じられなくなったんだろうと。
処分まで置かれる犬小屋では、気持ちのすさんだ犬どうしがケンカするんだって。
そこまで追い詰めたのは、勝手な人間だよね。
それに比べて、ピットはとてもとても幸せだったろうなと思います。

あー、なんかとても感情的になってしまいました。
今、私は動物を飼ってないけど、相手が動物でも自分の子供でも、一生懸命に愛情を注いであげたいな。
そうしないと、できないと、自分も相手も不幸になるんじゃないかと思うから・・・。

ココロからみゃあさんへ

メールありがとうございました。
私も小さな頃から動物好きで、結婚前にはピット以外にもたくさんの犬・猫・鳥・カメ・アヒルの子ｅｔｓ・・・を、連れて帰りました。

両親は、子供心を察してか、その度に家族に迎え入れたり、引き取り先を探してくれたり、今思えば大変だったと思います。
（一時、ベランダにインコが数十羽・半坪ほどの庭にカメ一匹・アヒル一羽がいっぺんに住んでいたことも・・・）

生き物を大切にする気持ちは、同じ生き物である私達人間にも絶対必要なものです。
人間の身勝手で酷な運命をたどるはめになった一部の命と、もし会話が出来たなら、どれだけ罵倒されることやら・・・。

我が家にも、今動物はいません。
子供達が小さい間は、いい環境で育ててあげられないので数年間、お預け？です。
でも、二人の子供達は実家の犬４匹とうさぎが、大好きです。

実は主人も小さな頃、犬に噛まれて犬嫌いだったのですが、ピットと生活をして克服しました。(^.^)

犬が老いたらどうなるか知ってほしかったので、ピットのお話を公開しました。
一匹でも不幸な犬がいなくなることを願うばかりです。（2001.8）

あいやいママさんより

もし私がピットと出合っても頭をなでてあげてることはあっても飼ってあげなかったと思うのです.
お尻からサナダムシが出てきても気持ち悪いと思わずにかわいそうと治してあげようとするココロさんの純粋さに今の世の中捨てた物じゃないなあと思いました．（いやまじで）。

声帯の手術をしていたから、吠えさせないためにそうしたとやっぱり普通なら思うのでしょうか?
飼い犬だったから手術を受けれたのは間違いないことでしょうが，捨てられたのかな?
家族の人に犬が鳴くので飼う事を反対されたから手術してでも一緒にいたかった人がいたのかもしれない．
病気ばかりするから身内に保健所に連れていかれそうだから泣く泣く手離した御主人様がいたのかもしれない．
その人に愛されていたからそういう人がかもしだすオーラがピットにはわかったのかもしれない．

だからココロさんの元にやって来たのかもしれない．

ピットはピットなりにのらの時も色々な人に可愛がってもらっていたかもしれない。
人間にいじめられた犬はもっとすさんで狂暴になっていると思う．
えさ欲しさだけに見知らぬ人間に寄ってくるかしら?

ごめんなさい。想像のお話なので犬のことは良く分からないけれど．
でも近所でがっついてゴミをあさっている野良犬は怖くて近寄りがたく自然に生きる動物の本能みたいな物がかもし出ているようにも思えます．
私はピットはとても幸せな人生を全うさせてもらったように思うけれど･･･な．
ピットはココロさんに出会えただけで幸せだったんだよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ココロからあいやいママさんへ

ＨＰ私書箱へのメッセージ、どうもありがとう！
ピットが亡くなって２年半が経ちます。
時々、動物虐待のニュースを耳にしますが、切なくなります。

おしりにさなだ虫を発見した時は、主人に見つからないように隠すのが必死でした。
バレたら追い出されちゃうと思って・・・。
でも、声も出さず、ただ鼻を押し付けてくるピットの目が、たまらなくて、何とかしてあげたい一心でした。

当時、子供もいなくて共働きだったので、病院代は何とか工面出来たこともあり、最期まで付き合う覚悟で家族に迎え入れました。
と、言うか合ったその瞬間から、きっと、もう手放せない予感は心のどこかにあったと思いますが・・・。

きっと、運命の出会いだったんです(^^ゞ

モレニータさんより

ピット君のお話には大感激。
涙、涙で滲んだ目でウルウルと読ませて頂きました。
早速母にも読ませ、母ももちろん大感激。
「若い人やのに…なかなか出来ん事やで偉いなぁ」とココロさんご夫婦の暖かさに二人して感動させて頂きました。

我が家も今年に入ってからかねてからご近所で虐待を受けていたワンを引き取り、家族が増えました。
HPを読ませて頂くまでは世間のワンコの扱いの酷ささに嘆く事の方が多かったのですが、ココロさんの行動を知り、「世の中ってまだまだ捨てたもんやないなぁ」と偉そうな言い方ですが、思った次第です。
どうしてもこの感動をお伝えしたくて書かせて頂きました。

ココロからモレニータさんへ

ご感想ありがとうございます。
ピットのお話は多くの方から、掲示板にもご感想いただいています。
私も、一匹でも多くのわんこが、不幸な目に合わない事を祈っています。
実は、ピットのお話には載せていませんが、ピットの場合、警察へ届けたとき１～２日以内に同市内で３匹のシュナウザーが保護されていました。
その事を動物病院の先生に言ってみたら、「ピットはドックショーに出ている犬のように耳もカットされているし、スタイルもいい犬だから、ひょっとして、ブリーダーが繁殖機能の無くなった犬や疾患のある犬を捨てたのでは・・・？」と言われました。
ピットが持っていた虫も土の上で生活する犬が感染するものらしく家庭（室内）で生活していた様子ではないらしいことも伝えられました。

あくまで、先生の推測なので、まさか、そんなひどいことが実際にあるとは思いたくありません。
わんこにも大切な命があるのだから、幸せに一生を過ごしてほしいです。

mike-nyanさんより

こんにちは。
ピットのお話読みました。
ピットは本当に幸せな眠りにつけてよかったと思います。
しばらく涙がとまらなかった・・・

初めて飼った犬が亡くなった時の事を思い出しちゃって。
そのコは私が幼稚園の頃から高校３年夏まで、１２年と５ヶ月の時を過ごしました。
もともと捨てられてて、近所の子供によく石を投げつけられたりしたので、人間不信に育ち、飼い主にも平気で牙をむく犬でした。
初めて犬を飼ったので、しつけ方が全くわかっていなかった為に、バカにされていたと思います。
兄は肉がえぐられる程噛まれ、私も二の腕に一生消えない傷ができました。
でも私は全く恨んでいないし、むしろそんな風に育ててしまった事を申し訳ないと思っています。

言い方は悪いですが、犬ほど単純な動物はいません。
人間の接し方ひとつで、良くも悪くもなるんですから。
今　実家には２人目の犬がいます。
（単位が゛人″なのは、家族の一員だから）
このコは絶対に人を噛みません。
きちんと教えたので、じゃれて噛み付いてきてもまったく痛くありません。

愛情をもって、きちんと接すればちゃんと応えてくれるんです。
ピットはスコッチ・テリアに近い犬だと思うんですけど、テリアは大体が室内犬です。
室内犬はほとんど吠えないはずなんです。
声帯手術がしてあった理由が、もし無駄吠えの所為なのだとしたら、それは飼い主の怠慢としか思えないですよね。
もし親に『お前は声が大きすぎるから、声を出せないようにする』と言われたら、素直に従えますか？
犬は声と尾でしか意思表現できないんです。
例えばマンションで内緒で飼っているから、バレないように・・・とかいう理由だったとしたら、それならば最初から飼わなければいいんです。
飼うこと方が犬がかわいそうです。

たった１０数年しか生きられない命を、いったい何だと思っているのでしょう？人間の身勝手で、動物を弄ばないで欲しい。
色んな虐待のニュースを聞くと、私は心の底から人間なんかいなくなれ、と思います。
人間に生まれてきた事が嫌になります。

個人的な意見ですが、私は血統書つきの動物を飼う事には反対です。
それはその人の自己満足にすぎず、本当に動物が好きで、本当に動物と暮らしたいと思っているなら、保健所や捨てられている子達を助けるべきだと思うのです。

実家には現在犬が１人、ネコが４人います。
もちろん、どのコも捨てられていたコです。
ネコは注射器みたいな物でミルクを飲ませて育てました。
そのうちの１人は、私の情が入ってしまって私にしか懐かないコになってしまいました。
今は実家においてきてしまっていますが、もうすぐ迎えにいきます。
責任を持って、最後を見届けてあげるつもりです。

ココロからmike-nyanさんへ

本当にmike-nyanさんのおっしゃる通り、動物も家族なんです。
阪神淡路大震災があった時、実家には生後１５年のヨークシャがいました。
この子も、おむつをしていてヨボヨボでした。
当時、母は余震が続いていたので、家の中でも風呂敷きにヨークシャのチェリーを包んで一ヶ月以上も首からぶら下げていました。
自分では逃げられないほど、足が弱っていたから。

今も実家にはペットショップで商品にならないと言われたヨークシャがいます。
単に、毛が薄く肌が見えているだけで、普通のわんこなのに…。
生後１２年のアフガンもいますが、この子は数年前にお乳のしこりを摘出しました。
わんこも、人間と同じように欠点があったり、病気をしたりします。
そして、人間と同じように生きています。

これから、わんこを迎えようと思っている人にもぜひ、mike-nyanさんのように責任を持って最期まで家族として生活してほしいです。

yuuna01さんより

『老犬ピットのお話』を読ませてもらいました。
私も実家で17年間飼っていた犬が今年の2月に亡くなりました。
ちょうど1年前から妊娠などがあり実家にいて、亡くなるときは子供も生まれてちょうど1ヶ月がたった時でした。
私が10歳の時から飼っていた犬だったので、私の妹のような存在でした。
まだ若い時から『乳腺腫』になっておっぱいを全部とってしまったり、中耳炎が慢性化してしまったりと病気もしましたが、とっても元気は良かったです。
でもだいぶ前から目が見えなくなってきて、1年くらい前からはトイレもちゃんと出来なくなり、歩いても右側にかたよりゴチゴチぶつかりながら歩いていました。
でもちゃんと私が子供を産むまで頑張って生きてくれたんだと思います。
少しは安心して旅立ってくれたのかな？と今は思います。
ささやかだけど家で祭壇をくみました。
一晩は箱にはいったまま家で置いて、次の日には小さな骨壷に入って戻ってきました。
家族揃って泣いてしまいました。
今は祖母の横に写真をおいておがんでいます。
ついピットくんの話を読んで思いだしてこんなに長く書いてしまいました。
読んでくれてありがとうございます。

ココロからyuuna01さんへ

お便りありがとうございます。
わんこって、すごく不思議な力を持っているのでしょうか。
ピットも旅立つ時期を、ちゃんと見計らっていたかのようでした。

yuuna01さんのお家のわんちゃんは、１７年間大切に育てられ、
家族の元で旅立つことができ、幸せだったと思います。

私も９才の時から、家にヨークシャがいました。
そして、２５才の時亡くなりました。
結婚して、家を出ていたので母から職場に電話があり、電話口で涙が溢れ出ました。
職場の仲間達のおかげで、仕事を早退し家族そろって火葬に立ちあうことができました。
当時、５才だった姉の子供は「チェリーが、いなくなっちゃう。」と、泣きじゃくりました。

わんこもちゃんと火葬されます。
骨壷も用意されます。
中には大きなお墓をたてられる方もいらっしゃいます。
大切な家族ですもんね。

「kotarouくん」さんより

ピット君のお話を読んで涙が・・・ふかくにも泣いてしまった。
以前世間を騒がせた悪徳ブリーダーの犬舎の光景が鮮明に蘇って。。。
ウチのバウ君は不衛生なブリーダーさんに育てられ見放され虐待されていました。
縁があってウチの子になりましたが未だに怯えがひどく人を怖がります。
ほとんど声も出さずにジッとしています。
ウチに来た時は全身が疥癬（皮膚病）で爛れ耳ダニでドロドロ・・
信頼のある獣医さんで根気よく治療して現在は完治しました。
もう我が家にとってはかけがえのない家族です♪
ビット君も幸せな老後をきっと過ごせたのでは・・？
幸せだったにちがいないね(@^0^@)

ココロから「kotarouくん」さんへ

お便りありがとうございます。
ピットのように声が出ない犬は、声帯を無くしている場合のほかにも
精神的ショックから、声が出せない状態でいる場合もあるそうです。

心無いブリーダーさんが存在することが残念でたまりません。
ホント、バウ君とkotarouくんのご家族には、縁があったのでしょうね。
皮膚や耳の病気は、慢性化することが多く大変らしいですね。
ピットも毎日耳に薬をすり込んで、麺棒で拭いていました。

バウ君と、出会えて良かったですね。

えくてさんより

ピットちゃんのお話しを拝読し、涙が止まらなくなってしまいました。
元々犬好きではありますが、お話しを読んで、犬の命は軽くて、人間の命は重いって
わけではないんだな、って改めて痛感しました。

実家で飼っていた犬が死んだ時もとっても悲しかったのですが、声帯を取られてしまった
ピットちゃんが、どんな風に扱われていたんだろうと思うと居たたまれなくなりました。
でも、最期をたくさんの愛で見送られたのがせめてもの救いです。

犬ってまっすぐな愛と信頼を向けてくれるから、余計にいとおしいですよね。
どうか、どの動物も人間によって裏切られることがありませんよう・・・。
（もちろん、人間の子供もですが。）

ココロからえくてさんへ

お便りありがとうございます。

そうなんです。
えくてさんのおっしゃる通り犬は一途に向かってきます。
それなのに、そんな想いを裏切ってしまう人がいるんです。
なんて、悲しいことでしょう・・・ね。

私もえくてさんのＨＰで『命の尊さ』を痛感したばかりです。