千芽々の日記

今日、お向かいのおばあちゃんが庭で草取りをしていたので、

声を掛け、しばし歓談。

ハナミズキや藤棚の藤、牡丹、ツツジが満開で、

季節ごとに花を楽しめる広い庭なのです。

一緒に眺めて歩いていると山椒の木が目に留まったので、

「山椒の葉が好きだ」と話すと、

何故かおばあちゃんは喜んで「好きなだけ持っていって使いなさい」と言い、

大ぶりな枝を2本折ってくれたうえに敷地内に点在する山椒の場所まで教えてくれた。

「使いたい時はどうぞご自由に、」ですって。嬉しいわ

しかも「鉢で育てなさい」と言って小さな山椒を鍬で掘り出し根付で下さいました。

敷地内の山椒は棘があるので大きくならない様にどれも小振りに仕立てられています。

最近稽古場で唄っている『そうだろう節』（兵庫県民謡）に

「裏の山椒の木を三四郎さんかと思てな　チョイと抱えついたらな

アイタタ　棘が挿す」という歌詞がありそそっかしいにも程がある

「そんな事、ありえないわ」と思い乍いつも唄っているのだけれど、

山椒は大抵が大きく育って、人間と見間違う程になるのかもね。

さて、今夜はその頂いた山椒の葉を筍ご飯にのせて頂きました。

今年は実家に筍が次々届いて毎日筍づくしの食卓なのです

やっぱり山椒があると旨さ倍増美味しい～～