中国ではインターネット利用者急増し、昨年末では凡そ1 億800 万人に達している。インターネット普及に伴い様々なビジネスチャンスも生まれている。その中最も注目されているのは「ブログ(中国語では「博客」)」。このブログを通じてのコミュニケーションやビジネスも広がり、大変な人気を呼んでいる。中国のブログは日本と同様、主に個人で運営され、日々頻繁に更新される日記的なWeb サイトであるため、 時事問題、趣味、学習(ダンス、バレエ)など専門的話題に関して独自の情報や見解を掲載するものが主流だ。読者も年齢層や男女関係なく、頻繁にコメントを投稿し、掲示板などの機能や、他のブログの関連記事を相互に引用・リンクし、自動的に通知・掲載する「トラックバック」等、「口コミ」的なコミュニティ形成の機能も充実・備えているのも人気のひとつだ。日本でも、大手メディアでは見られない情報を求めて、ライブドア社長の「社長日記」をはじめ多くのブログが人気を集め、またYahooブログ、ライブドアブログ、楽天ブログ、BIGLOBEブログなど有力なポータルサイトがブログ開設サービスを提供、無料で簡単とあって、中国と同様初心者のブログ開設が急増している。さて、「中国メディア産業発展報告」の中国博客(ブログ)発展分析報告」によると、中国内のブログ開設数は300万を超え(ネット利用者の約3%)、日常的にブログを閲覧しているネット利用者は1000万人以上(全ネット利用者の10.5%)に達していると報告している。ちなみに日本はブログ開設者が延べ335万人で、掛け持ちを考慮して約165万人、ブログ閲覧者は約1651 万人(全ネット利用者の20.6%)と推計されている。既に閲覧・開設とも中国は日本 に劣らぬ規模となっている。中国でブログ人気の背景としては、中国のインターネット利用者は若く、メッセンジャー、BBS掲示板、ネットゲームなど、即時・双方向性の利用が盛んでとなっていて、ブログもこの延長にあるのではなかろうかと推測している。また、ブログ開設サービスは、「博客中国(http://vip.bokee.com/)」「博客網(blogcn.com)」等をはじめ、新浪(Sina.com)捜狐(Sohu.com)Tom.com 等のポータルサイトも参入、中小含め300 も(日本は115)乱立している。中国メディア産業報告は、「ブログは大手メディアの支配を打破し、個人に情報発信の手段を与え、中国を知識・学習型社会に変革する原動力だ」と高く評価している。人民網も、「ネットは中国人の生活の一部 ブログ人気も爆発」と題する記事で「ブログはネット利用者を情報の生産者に変えた」との「)」「博客網(blogcn.com社長コメントも掲載するなど、中国政府は当面、ブログを管理しつつも、活用していく方針とみられる。中国の「ブロガー」は日本の「2ちゃんねらー」の力を超えているかもしれない。ビジネスチャンス、リスク管理と両方の観点から、中国のネチズンの動向に注目を集めそうだ。
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