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四万十川へGO! その6

Travel? Trouble? 四万十川へGO!

   その6  第7日目


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2005年4月26日火曜日 -前編-  徳島県での最後の朝。そして高知県入り! 


素晴らしく空は晴れ渡っている。
空見てニヤケてる事にハッとのも、いい加減慣れちゃった(笑)

しっかし、雨が半日ズレ込まなくて良かったよ。
雨男、脱出か!?・・・いいや、結論はまだ早いな(笑)

本日の予定は、高知の市街地までは辿り着こうというアバウトなもの。
相変わらず、国道55号線にはずっとお付き合いをお願いする。

計画立てたって、その通りにはならないもんだけどさ。
寄り道・路線変更何でもアリ。予定は未定ナリで、結果オーライで御構い無し^^
何やっても、どこに行っても基本的には目の保養、強いては心の保養に繋がってる。

普段だって、チョットした旅行やドライブも方向だけ決めてすっ飛んでく「意味なしドライブ」は得意中の得意。
行った先々で、良いものを見つけ、堪能する。
勿論、何も見つからない場合もあるし。予想してたモノとはギャップが激しい結果に終わる事もある。
運転して、生活圏から離れられれば気分転換になる。
いや、ソレを気分転換だと自分に言い聞かせてるだけなのかも知れないな(笑)

さ、簡単な朝食を済ませて出発の用意は整った。
朝風呂も魅力的だったけど、外の天気を見たらもう動きたくて仕方がない。

文字通り、心が騒ぐ。

それにしても空気が美味い!
強過ぎない潮の香りと、雨上がりの土の匂いが程よくブレンドされ最高に気持ちいい。


◆ 一路、室戸岬へ! 7時 ◆

現在走行中の国道55号線。基本的にとても気持ち良く走る事が出来る。
だらだらと直線ばっかりというワケじゃなく、緩やかなコーナーが左右に続くかと思えば比較的キツイRのコーナーが顔を出す。
左手には海が広がり、嫌が応にもテンションが湧き上がってくるというワケ。

しかも、この辺かどうかは記憶が定かじゃないんだけど、四国で走った道は押しボタン式やら感応式がとにかく目立った。
高知県や愛媛県の郊外が特にそうだったかな?

おかげで、幹線道路は「黄色の点滅」で通過出来る。これはありがたかったデス。


◆ 室戸海洋深層水 AQUA FARM 8時50頃 ◆

綺麗な海と並んで走れるとは素晴らしい。
道の駅宍喰を出立してまもなくだと言うのに、もう高知県入り。
いよいよ四万十川へと近づきつつある。
おっとその前に、室戸岬へ寄ってみねば^^
折角なので、最先端で仁王立ちしなきゃね(笑)
それと、室戸岬の白い灯台もこの目で見なくちゃ^^

おやおや?
いつの間にやら「室戸岬町」に入っているではありませんか。
解り易い地名だねぇ(笑)
あともう少し行けば岬の先かな~。と思っていたら、左手にガソリンスタンドみたいな建物が目に留まった。
大きなタンクローリーが停まってたからそういう印象を受けたんだろう。
しかも、敷地内に結構な人だかりが出来ている。
こんな暖かい季節に灯油を求める長蛇の列???
全く似つかわしくない風景だね。

一時は通過したものの、どうも気になりUターンしてみた。

で、施設内に車を停めて良く見てみる。
AQUA FARM
海洋深層水??? 
お!何か聞いた事あるぞ^^

ここにお集まりの皆さんは、どうやら設置されているセルフ式の給水ノズルから水を汲み取ってるみたい。
有料か無料かは確認しなかったけど、ずいぶんと多くの容器に各々汲み取ってるな。
こういう大掛かりな設備が近場にあるのは、羨ましい限りだな(笑)
水道水を濾過したり、イオン処理した水より美味いだろうしね。

こちとら、ミネラルウォーターをペットボトルで買いに行ってるってのにさ^^

建物はというと、中はコミュニティセンターになっているらしく会議室や研修室なんかがあった。
展示スペースも有り、資料も張り出されてる。
実際、手で深層水に触れられたりもした。
ままま。触れて嬉しいかどうかは別にしてね(笑)

ふむふむ。一角では、商品が並べられており地方発送も承っているらしい。

ん?地方発送??

お!これはイケル^^

地元の友人へのお土産は何にするか、正直悩んでいた。
届いてがっかりするもので、ナオカツ邪魔にならないモノ。ベタな物じゃ芸が無いってモンでしょ?
つまり、開けてびっくり何だコリャ?と、苦笑を誘う物を探していたのだ(笑)

室戸の海洋深層水だったら、まぁまぁ俺の周りでもネームバリューは高い。ハズ。。。
本来、全国区だからね。

早速、係のお姉さんに商品の説明を願った。
と、言うのも種類が結構あったんだよね^^
ミネラルが多く含まれているのから少ないのまで。あと、メーカーも1つじゃないみたいだし。

なんか、ミネラルも1000やら500やら色んな数値がウタワレテイル。
違いは何なのか尋ねてみると、味は違いが解らないレベルらしい。
そして、1000、500、250という数値は水の硬度でもあるらしい。
正直ピン。と来なかったケド、取り合えず「へぇ~」と答えておく。
500と1000の差がどれだけ凄い事なのかとかさ^^

あとはちょっとしたこの周囲のお話しを伺った。
お仕事中、世間話までさせてスイマセンね(笑)

とりあえず、深層水数点と、塩(笑)を詰め合わせで送ってもらう事に。
それとちょっとワガママを言ってこの施設やら深層水やらのパンフレットも一緒にして送ってもらうように頼んだ。

会計を済ませてその場を離れる際に、移動の途中で飲んでくれと海洋深層水500ミリ数本と、それで淹れたジャスミン茶500ミリ数本を
素敵な笑顔と共に手渡してくれた。

こんな朝っぱらからだというのに、なんてよそ者に暖かい土地なんだ(笑)
大切に頂きます。そして、美味しく頂きましたよ^^

お話しに寄ると、目指す室戸岬最先端まではあと少し!


◆ どこが最先端??? 9時20分 ◆

漁港や魚の加工工場を抜けると、ホテルや旅館が見え出した。
海側のガードレールの外側はスグにごつごつした磯辺が見える。
もうこの辺まで来ちゃうと、雰囲気は十二分(笑)
そろそろ車を停めて、周囲の様子を窺ってみたくてタマラナイ。

室戸岬町"岬"
 相棒を駐車したすぐ脇に標識が立っていた。
 室戸岬町 
 なんてイカス住所なのだろう。
 誰が見ても、ここが岬なのだと解る(笑)



AQUA FARMを後にして5km強走ったトコロで、「御厨人窟(みくろど)」と呼ばれる洞窟が現れた。
洞窟の前は砂利が敷き詰められていて、駐車出来そうなスペースも空いている。
目の前には小さな売店があり、お母さんがちょこんと顔を出していた
車を停め、周囲を散策したいので駐車してても良いかを尋ねてみた所、見事快諾して頂いた。
しかも、マイクロバスが入ってくるのでもう少し移動した方がぶつけられる心配はないよとのアドバイス付き
お遍路さんのコースになっているらしい。

マイクロバスが来る程の洞窟なのか??
それもそのハズ。
この2つ並んでいる洞窟の左側が御厨人窟って言って、弘法大師が寝起きした場所。右側が神明窟と言って悟りを開いた場所らしい。
この洞窟から見えるのが空と海ばっかりだったので、「空海」って名前を名乗るようになったというありがたい場所なんだって。

凄い事は凄いんだろうけど。。。
当時の俺にはまったく興味が沸かなかった。。。
良く考えたら、写真ぐらいは撮影しとけきゃ良かったと思うよ(笑)
一応、中に入って(社が奉られている)お参りをさせて貰ったのだが、キイキイと蝙蝠の大群に迎え入れられたモンで慌ててその場を
離れたという前代未聞の罰当たりな行動を取ってしまったのだ(泣)

御厨人窟の前には磯辺に張り出した遊歩道が設けられていた。
どうも最先端では無いらしいが、折角なので歩いてみる事にした。

しかし、最先端を見たいが為に神聖な場所を殆どスルーしちゃうとはね。
冷静に後から考えたら、とんでもないトコに相棒を停めさせて頂いてた事に気が付いちゃった。
御厨人窟に来たくて恋焦がれるヒトだっているだろうにね。俺の四万十川への想いみたいにさ^^

この辺は、そんな空回りのオンパレードだったんだよね。実は。。。
折角、空海縁の地にいるって言うのに勿体無いコトしたなぁ。反省(泣)


◆ エボシとビシャゴ 9時35分 ◆
足元をコンクリートで固められた遊歩道に降り立つ。
所々、細くなっていたが随時手摺が設けられており、歩くのは楽。
そしてこの遊歩道。今考えると、結構侮れません。
真っ先に現れたのが、弘法大使の「行水の池」。例によって写真はナシ(泣)
もう室戸岬にいる事だけで浮かれちゃって、足が地に着いていない。
デジカメ構える前にキョロキョロしちゃってたんだよね(笑)

波が打ち寄せる遊歩道にビビリながら前へ進むと、「エビス岩」なる奇岩が目の前に登場。

エボシ岩。

 確かに帽子の形に見える。
 烏帽子ってコトだね。
 何となく圧倒され、ついシャッターを切る。
 
 ああ。写真撮っておいて良かった(泣)




ビシャゴ岩。
 次にお目見えしたのはビシャゴ岩
 ビシャゴっていう言葉の由来は様々あって、ハッキリとした事は不明。

 魚を捕って生活するタカの仲間のミサゴが訛ったものだとか
 (ミサゴは、山や海の岩礁に巣作りをする)
 魚の石鯛が訛ったものだとか様々な説がある。
 (岩礁の釣場をよくビシャゴと呼ぶ)

 このビシャゴ岩には、身投げした美女にまつわる昔話があるそうな。



遊歩道はこの先も延々続いてる様な気配だったんだけど、一旦車へと戻る事にした。
どうせなら、最先端に一番近いトコまで相棒と行きたかったからね。

そびえる看板。
 遊歩道の所々に立つ看板。
 もう嫌が応にもココが室戸岬である事を気が付かされる^^
 
 しかしこの辺の景色には圧倒されまくり^^
 学生くらいの若い自分なら、あまり興味は持たなかったんだろうけどね^^
 歳を取っても、風情を感じれる様になるんだから悪い事ばっかじゃないね(笑)



◆ 月見ヶ浜と灌頂ヶ浜 10時00分 ◆
車で1kmも走らない内に右手に大きなお侍さんの像が出現する。
お。高知と言ったら坂本龍馬か???
いや、竜馬の像は桂浜にあったハズ。空海はお坊さんだし。。。

丁度イイ具合に、像の向かい側の海沿いに駐車スペースを発見。
そこへ車を滑り込ませ、辺りを見回した。すると、「月見ヶ浜→」の看板を発見。
こっから海辺に降りられんのか。その時点で詳細地図を持たない俺は、月見ヶ浜が最先端のひとつだとは知る由も無かった(笑)

最先端を窺う!
 おや。この駐車スペースもナカナカの場所だねぇ。
 天候のお陰か、歩いたせいか、ただ単に俺がノボセテいるだけなのかは
 不明だけど、とにかく暑い。
 もちろん朝からTシャツ一枚。。。
 地元でこの時期、こんな格好で外歩いてたら病院に連れて行かれるっちゅうの(笑)



浜に行ってみる前に、まずは先程のお侍さんを確認。
足元まで行くと、名前が刻まれている。
「中岡慎太郎」・・・さん?
どうやら、薩長同盟の影の立役者で、正確に言うとお侍さんでは無いという。坂本龍馬だってサムライじゃないしね^^
土佐湾を挟んで龍馬像の方を向いて立っているとの事。

ふぅん。ナルホドねぇ。。。
ささ。最先端♪最先端♪
失礼極まりない行動でした。。。

中岡像の傍らに喫茶店を発見。
今いる地が最先端なのかを確かめるには、地元の人に聞いてみるのが一番だったし
小腹も空いてきたので、ちょっと寄り道。

ここで使ってる水は深層海洋水である事が判明する。やっぱり売りになるんだね^^
アイスコーヒーも、もちろん海洋水仕立てだった(笑)
情報を得た限りだと、目の前の山の上に灯台が建ってるらしい。
しかも、先程眼にした月見ヶ浦。間違いなく室戸岬の最先端の一角だという。
正確には、最先端の最先端は灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)という場所である事も判明する。
境目はよく解らなかったので、両方行けば攻略した事になるでしょ笑い


◆ 室戸岬の最先端。攻略! 10時30分 ◆
浜へと向かう道は歩道となっていて、砂利や土の未舗装道。
周りも木々に囲まれていて、風も和らぐイイ感じ。
ただ、そのお陰で周囲が見渡せなく、先が見えない(笑)
おまけにあちこち分岐路があるもんだから、無事に戻ってこれるのか心配になって来た。
今日も当然、平日だから他に人影も無し。
ま。なんとかなるでしょの精神で、先を急いだ。

まずは、月見ヶ浜へ到着。
砂浜が広がるという感じではなく、玉砂利が浜を覆っている感じ。
地元もこんな感じの浜は多いので、違和感はない。
が、やはり最先端。感動(笑)

月見ヶ浜周辺。

磯にへばり付きながら波打ち際まで(笑)
左手には海岸が続いている。
その先はやはり、先程の御厨人窟まで続いてるみたい。



案の定、周りには人が居ないので景色は独り占め状態^^
ここでは三脚が大活躍(笑)

そして最先端と思わしき、灌頂ヶ浜へ!
正直、何処までが月見ヶ浜で何処からが灌頂ヶ浜かなんてどうでも良かったんだけどね(笑)


灌頂ヶ浜。

浜の中でも一番の先端部だろうと思われるポイント(笑)
相変わらず他に観光客も居ずに独り占め状態^^
ああ。この開放感が最高♪
しかし、海から吹く風も暖かくて気持ちイイ~!



良し!これで室戸岬の最先端で思い出を残せた^^
たっぷりと優越感に浸った後は、次の目的地である灯台を目指す。

振り向けば、灯台が!

 三脚を使い、独り記念撮影に勤しんでいると
 山頂に白い灯台が覗いているではないか!

 どこまで車で近づけるか不明だけど。。。
 行ってみましょう!



あ。来た道を上手く戻れるだろうか???
という不安に駆られながらも無事、相棒の元へと辿り着く事に成功(笑)

いや~もう暑いのなんのって(笑)
しばしエアコンを掛けて涼んだ後、灯台へ向けて移動開始!

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