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2007年10月19日
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カテゴリ:本 レビュー



あらすじ

私に、7年前に別れた恋人・沙也加から突然の電話がある。
父の遺品の「真鍮の鍵」と「手書きの地図」を示して、一緒にこの家を探して欲しいという。 
沙也加には、子供の頃の記憶がないのだ、失われた記憶を求めて「幻の家」での二人の推理が始まる・
11時10分を指したまま止まっている時計、この家に住んでいたと思われる祐介君の日記、編みかけのセ-タ-、23年前に突然時間が止まってしまったように思える家。
23年前この家で何が起こったのか、そして沙也加の失われた記憶との関係は。。


感想

この物語は、私と沙也加の二人が「幻の家」の中で沙也加の過去を探すというものです。
幼児虐待をしている沙也加は、幼児虐待をする母親には、なんらかの形で精神的に寂しい思いをした経験をもっているいうわたしの記事を見て、記憶にない子供の頃の事が知りたくなったのです。
この家の中で示されるいくつかのヒント、少しずつ思い出される沙也加の記憶、最後にわかる驚きの信実。。
はたして、沙也加にとって過去を知った事は良かったのか。あまりに重過ぎる過去に耐え切れるのか、、全体を通して悲しみが溢れています。
読後、とっても辛い気持ちになりました。 







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最終更新日  2007年10月19日 18時44分59秒
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