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中国政府奨学金(*1)の第二次選考・面接試験の覚え書きです。今後の方の参考になればと思い、若干詳しく書きました。最終的に合格をいただければ、研究計画書などを含めて、その後の研究内容も公開していきたいと思っています。個別に質問があれば、メール(daren@zak.att.ne.jp)などでお寄せください。(4/11午前加筆)
■~書類選考の結果通知~ 日本の自宅に3月25日、「平成16年度中国政府奨学金留学生の選考結果について(通知)」(発信者:文部科学省高等教育局留学生課長、3月23日付)という書類が届く。 内容は以下の通り: このことについて、あなたは書類選考の結果合格しましたので通知します。ついては、下記のとおり面接試験を行いますので、指定の時間までに面接会場へお越しください。なお、面接時間、提出書類等については、下記事項を参照してください。 1.受験番号 B-○ 2.日時 平成16年4月5日(月) 面接時間 10:14~ 3. (財)日本国際協会 東京国際交流館 プラザ平成4階 東京都江東区青梅2-79 4.面接時持参書類 (1)中国政府奨学金申請書(所定用紙) 1部 (2)外国人体格検査表(所定用紙)正本1部、コピー3部 (平成16年3月15日以降に受診、発行されたもの) 5.面接時間 (1)面接時間は多少前後するので、指定されて時間の10分前までに面接試験会場内の受験者控室前で受付を済ませること。 (2)2~4名程度のグループで面接を行う。 (3)指定の時間に受験しない場合は、不合格とする。 以下、略(本件連絡先など) ■~書類の準備~ (1)中国政府奨学金申請書(所定用紙) 1部 出願時と同じ内容で記入し、同じ写真を添付する。また、申請書の右上に受験番号を記載する。 (2)外国人体格検査表(所定用紙)正本1部、コピー3部 ビザ取得に際して必要な検査内容に準じる。但し、すでに留学中で、9月以降居留証が有効な場合、簡易検査で可。私は人民大内の校医2階で所定用紙の表だけ書いてもらった(血液、X線検査なし)。所要時間30分ほど、15元。 ■~面接試験当日~ ○受付 ゆりかもめの「船の科学館」下車。地図に沿って歩いていくと、「中国政府奨学金等面接会場」の張り紙。矢印に沿って歩く。5分ほど。エレベータで4階へ。降りると廊下に机が置かれており、女性が3名。そこで名前を伝えて、提出書類を渡す。すると、「面接選考会注意事項」というA4紙を一枚渡され、控室に通される。 ○控室 大きな会議室のような部屋。前のホワイトボードには、渡されたのと同内容の注意事項。部屋には4名ほどがいた。大きな部屋にぽつぽつと座っているのでお互いは話にくい雰囲気。 10時14分からの予定だったが10時頃には順番が回ってきた。 3名の名前を呼ばれる。受験番号の若い順に並んで入室し、その順番で奥から着席するよう指示される。わたしは、3番目で一番最後。 ○面接室 ・審査員 計9名 入り口で会釈して、面接室に入ると正面に8名、入り口がわに垂直に置かれた机に1名の審査官。(1名は恐らく文科省の担当者ではないかと思われる。) ・質問内容 まず、中央に座っている審査官が3名の名前確認。その後、「では、まず中国語で質問をしてもらいますので」。 続いて、向かって一番左側の紅一点の女性審査官が日本語で名前を確認後、中国語で質問。「中国語で自己紹介をしてください。1分以内でお願いします」。3人に対して同じ質問。ただ、はじめの人には、続いて「あなたが申請した学部はどこですか?」との追加質問あり。その後の二人に対してはなかった。 私は、事前に「自己紹介を言わされるよ」と以前の受験者から聞いていたにも関わらず、原稿を暗記するなどの準備はしていなかった。自己紹介などいつもしているし、どうにもでもなるかと。それより、専門の内容について突っ込まれた時のために専門用語の中国語をチェック、研究計画書の中国語版が口頭で説明できるように準備していった。 しかし、いざ「自己紹介してください」と言われ、たくさんの審査員を目の前にするといささか緊張するものである。よくよく考えてみれば、私の普段の自己紹介は、授業のなかや飲み会の席でのものが多い。こういうときは、「だーれんっていう名前は珍しくてね....ハハハ」で済むが、そうか、審査員は名前なんて興味ないか....と気が付いたのは、審査員に質問をされてから。時すでに遅し。仕方ないので、「尊敬する先生方、こんにちは! わたしは○○と申します。大学を卒業後、商社で仕事をして、辞めてから中国に渡りました。まず語言大学で中国語を勉強した後、人民大学に移り、いまは新聞学部の修士課程に在籍しています。専門は、改革開放後の中国のメディア改革と日中関係に与える影響です」と答えた。ここまで、話したところで、「まだ話しましょうか?」と審査員に目で訴えたところ、「はいっ」と打ち切られた。途中、「えっ~と」を連発。追加質問もなく、「はいっ」の一言だったので、こんなんで良かったのか、悪かったのか分からず、あんまり心地よい終わり方ではなかった。 しかし、面接はまだ続く。 今度は右方向にいる先生からの各受験者への個別質問。これ以降はすべて日本語での質問。すでに提出済みの分厚い資料をパラパラ捲りながら。 私への質問は、「あなたはメディアやインターネットを研究しているが、西欧と中国におけるインターネットを巡る状況の違いはなんですか?」また、「党の機関紙と都市報の違いについて研究するとあるが、それはどういうものか?」 この回答は、研究計画書の内容と併せて書かないと分かりづらいと思うので、ここでは割愛。ただ私にとっては、非常に表面的な質問で、難しいものではなかった。むしろもっと突っ込まれると思っていたし、中国語での質問かと思っていたので、いささか拍子抜けの感があった。他の受験者への質問はここでは詳しく書かない。 これが終わると最後は、また別の審査官からそれぞれに質問。これが事前に「圧迫面接」と聞かされていたもので、「嫌味な」質問をぶつける役割を与えられているようだった。口早に、ちょっとムカッとするような質問が飛ぶ。 ちなみに、私には、「あんたは今までに勝手にいろいろやってきているが、何で今、奨学金を申し込んだの?」私の回答は、「いや、昨年も申し込もうと思ったのですが、研究テーマが定まらなかったのと、書類の準備が整わなかったもので」。 なお、ほかの受験者には、「推薦状にサインが入ってない。あんたが不注意なのか推薦者なのか分からないが言っておくように。」「あんたの書いてあることは、多くの日本人が思っていることなんだが...。研究に関する本で印象深い日本の本を1冊あげて」など。 一通り終わると、「では、結果は追って連絡します」と言われ、終了。面接会場を後にした。最後に時計に目をやるのを忘れてしまったが、10分少々くらいだったのではないかと思う。 ○帰り 面接会場を出ると、受付の方から「おつかれさまでした」と声を掛けられ、エレベータに通された。控室に戻ることは出来ない。 私は、たまたま受験者の一人が、このサイトを通じて事前に連絡を下さっていたので、そこで挨拶をして、東京駅までご一緒させて頂いた。 ○感想など ・書類審査が通ればほぼ合格間違いなしという情報がある一方、採用予定者よりも多くを書類合格させているので、確実に何人かは落ちるとの情報もある。 ・面接は、書類申請書に書いた専門別に順番に行われいるようだ(審査員の後ろに、E政治と書かれた書類の束があったことから、あくまでも推測だが、出願書に書かれた「専攻分野」に従っているものと思われる。A語学 B文学 C教育・哲学・社会学 D歴史 E政治経済・法学 F医学 G工学 H芸術)。審査官は専門別に8人が選ばれ、担当の審査員が2番目の質問をしているものと推測。新聞学は、「文学系」なので、私の審査員は恐らく文学の専門。よって、研究テーマが審査員の守備範囲に入ると、質問内容はより鋭いものになるものと思われる。一方、私の場合には、専門外だったので、あまり突っ込まれなかったのでは? *1詳細はこちらへ。http://www2.jasso.go.jp/study_a/scholarships_foreign06.html │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |